コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 善良な悪の組織の一員 ( No.12 )
- 日時: 2013/11/28 07:00
- 名前: 夕陽 (ID: eZfg1dnB)
四話 あやめ、里奈と出かける!2
「で、何頼む?」
カフェについてからすぐに里奈は言った。メニューを見て見ると、紅茶(ストレート・ミルクティー)、コーヒー(砂糖・ミルクはお好み)などの飲み物から、サンドイッチ、各種デザートなどの食べ物まで取り揃えてあるらしい。
「私はストレートの紅茶」
とあやめ。
「じゃあ、私はコーヒーゼリーかなっ」
と里奈。
「私は、ミルクティーと、サンドイッチとモーニングセットがいいです」
となずな。
「ねぇなずな、モーニングセットは朝限定なんだよ? 今は午後だから頼めないよっ」
「あ、そうでした。ではかわりにトーストとティラミスで」
「なずなは相変わらずたくさん食べるね」
「そうですか? それより早く注文しましょう」
里奈が代表で注文した後、ついに二人の関係を教えてくれた。
「じつはさ、私達の関係は幼稚園のときからあって……」
そういいながら話した事は、とても興味深い話だった。
昔、大体里奈が幼稚園くらいの頃里奈は“正義の味方”と呼ばれていた。その名の通り里奈は困っている人を助けたり、掃除などを進んでやったりしていた。そんな彼女はある日、なずなに“ホワイトクロス”という困っている人を助ける会に入らないかと誘われた。興味を持って詳しく聞いて見ると、困っている事がある人の依頼を受け、それを解決するという事だった。自分にぴったりだと思った里奈は親に頼み込んで入会させてもらった。それ以来かけがえのない友人である。
「へぇー、結構興味深いね」
「では、あやめも入ってくださいますか?」
「でも、“ブラックロード”も裏切れないから……」
「でもさっ、なんであやめはそんな組織に入っているの? こっちのほうが似合うと思うけどなっ。ねっなずな」
「はい、私もそう思います。なぜ、あやめは“ブラックロード”にそこまで執着するのですか?」
「まあ、せっかく里奈も話してくれたんだし私も話すよ」
そういってあやめは話し始めた。