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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 捨てられロボットとひねくれ修理屋。 ( No.6 )
- 日時: 2013/11/27 17:19
- 名前: 帝 ◆qZFKl2dobU (ID: 9pFPYMWe)
□第3話■
「……?」
訳が分からずに上を見上げると、そこには人。
「おい、お前寒くねェのか」
その人は、傘を差し出して、私の横に座りました。
どうしたんでしょう……?こんな所に……
「ありがとうございます」
私が言うと、その人は、表情一つ変えずに「…ん」とだけ言いました。
……初めて見る人です。街の中心部の人ではないのでしょうか。
「……お前ロボットか?」
「……え」
「合成音声だろ、”それ“」
私の喉に手を当て、その人は言いました。
私がボーッとしているとその人は
「傷だらけだな……どうしたんだ」
と聞いてきたので、旦那様の事や捨てられた事などを話しました。
「お前……捨てられた……のか」
その人は俯き、寂しげな表情で呟きました。
「そうです」
ギギギ……という効果音を響かせながら横を向くと、その人は言いました。
「俺ァ、修理屋のナギってんだ。お前、直してやるから来い」
随分乱暴な人だな、と思いながらも、直してもらえるなら……と思い、私はついて行きました。
また、人間の役にたてるのです。なんて嬉しい事でしょう。
「私の名前は………」
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