ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

　突然、屋上のドアが開いた。

「お前ら!!」

僕らはびっくりして顔を離した。

——先生だ。

「授業さぼって何してると思ったらこんなところにいたのか!!」

先生にもっと怒られると思って身を固くした。

が………

「仲が良いのはよしとするが、授業中はやめましょうねェ〜?」

先生はニヤニヤしながら言った。

僕と晴香がキスしていたのを見ていたのだろう。

「はぁい…」

晴香はてへっと小さく舌を出した。

「青春だなぁ〜…」

先生はぶつぶつ言いながら先に行った。


僕らが教室に戻るとみんな興味津々の眼差しでこちらを見ていた。

ボーー…っとしてると後ろから小さな紙が回ってきた。

先生の目を盗みながら開けるとこう書いてあった。

『　オレ、

　晴香ちゃんの事好きになっちゃった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　隆介』

ギョッとして後ろを振り返ると隆介が苦笑いをした。

うそだろ———……。