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　どのくらいの時間が経っただろうか。

晴香はやっと僕から手を放した。

そして何か話そうとしたが、僕はそれを手で制した。

「…屋上で話そう。」

僕が晴香の手を引き、歩き出すといきなり素っ頓狂な叫び声が聞こえた。

「うぉぉぉ〜〜ッ??!!カップル誕生〜〜〜?!?!?!」

その叫び声を合図に*太陽コール*が始まった。

「た〜いよう！た〜いよう！」

延々とコールが続く中やっとの思いで教室のドアまでたどり着いた。

途中で晴香があの人たちはいいの?という目で見つめてきたから

僕は「大丈夫だよ。」といった。

晴香は安心そうに頷くと、僕と握っている手をさらにギュッと握りしめた。

多分、僕は今真っ赤だろう。