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Re: 琥珀ノ末裔 *泣きたくない*【参照400】 ( No.122 )
日時: 2014/02/01 12:03
名前: 瑠々奈 (ID: qdhAso1A)

toミコト

あまりに突然すぎる。

「仲間ギルドだし、一緒に活動する日があってもいい。おまえ三チームとも元帥になれはしないが」
・・なんか嫌だなあ

「今は、元帥なのは ハルカ・カイ・ミコトの三人だけだが、活躍次第で、この優秀な三人の中に入れてやる」
と、クララギが言う。

やっぱりやだよ…と言えるわけでもなく。

理由をちゃんときかせてほしい。
もらった温もりを忘れた私はともかく、カイとハルカはどうなんだろう

「でだ。ギルドの名を三つともどれにするか決めなくてはならぬ。ひとつは紫咲ノ幻影ギルドでもいいだろうが、他はどうなるか。それに、紫咲ノ幻影ギルドの名で呼ばれるからな」
ハルカと離れたくないな。カイとも離れたくない

なんとなく ね。

誰とも離れたくない

「…じゃんけんで決めますか」
ハルカが暗い顔で言った。
紫咲ノ幻影ギルドの名を維持できるものは 誰か。

「そうですね それでいいと思います」
カイも頷く

リーダー三人でじゃんけんする

「じゃんけん ぽい!!」

*ハルカ パー
*カイ  パー
*ミコト グー

「えーーーーー!!!」
思わず叫ぶ

泣泣

紫咲ノ幻影ギルドの名は維持できなかった。


「よっしゃ!」
カイが喜んで腕まくりする

「あいこでしょ!」

*ハルカ チョキ
*カイ  チョキ

「…あいこでしょ!」
「あいこでしょ!」

「気が合うなあ……」
マガナがのんびり呟いた

「あいこでしょ!」
*ハルカ グー
*カイ  グー

「あいこでしょ!」
*ハルカ パー
*カイ  チョキ

「よし 俺だ」
カイが勝ったのだ

「いいなー」
ハルカも落胆する。

「じゃあチーム2が 紫咲ノ幻影ギルドだな。マガナ 良いか?」
この場に、コースケは居ない

「良いです」
と頷く
飲み込みが早い

「チーム1とチーム3は考えておくように」

「はーい」
「はい」

「解散!!
——
「ハルカ様 どうします?」
瓶覗の間。

一応いまは、マガナとハルカと私だけの部屋になっている。

翡翠の間は、横の大きな 結晶の間とくっつけて、全員の集まり場=紫咲ノ幻影ギルド一行の部屋になっていた


だけど 部屋の割り当ても、クララギから表を貰っていた

アサギたちが使っていた 扇の間などは、翡翠の間から離れているためほかのギルドに譲った
——————————————
翡翠の間・結晶の間 *全員*

瓶覗の間 *女子* ユメ・マガナ・ステラ (小部屋)
文目の間 *女子* ハルカ・ミコト・アサギ (小部屋)
空木・紫苑の間 *男子* カイ・マコト・ハルキ・トキ(極小部屋2こ)
——————————————

「…むう。あやめの間か…」
ミコトは声を出す。

「今日でこの部屋も最後かあ」
と ハルカが布団に転がり、落胆した

「わたしは引っ越しせずに済んだわ」
と、マガナが ここにきたばかりだし と笑う

文目の間は ここから少し離れたところにある。

「この部屋割りおかしくないですか。だって瓶覗の間にもとから居るわたしたちが移動させられる故、最近入ってきた人や、低学年だけで心配です」
ミコトが言う。

「もう権力ってすごいの。クララギ様に反発は無理なの」
とハルカはあきらめると言う。

「男子部屋は 極小部屋2つですか。少し小さ目ですね 人数も少ないから…?」
と、マガナが言った。

「で、ハルカ様、わたし、瑠璃ノ樹ギルドの名がいいです」
ミコトがハルカに向き直る

「分かった。じゃあ あたしのところは、紫咲ノ樹ギルドにするよ。皆に話しとく」
あっさりギルド名も決まってしまう

瑠璃ノ樹ギルド

前のこのギルドの名前

「さあ クララギ様に報告しに行かないと」
マガナに言われ、ふたりはあっとなりつつも 瓶覗の間から退散するのであった。