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Re: 琥珀ノ末裔 【なんとなく でも ポチッと押してね】 ( No.124 )
日時: 2014/02/01 20:31
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
参照: http://るるな・ゆずな ありがとう。これからは私が更新します

toミコト

「ミコトさん、お疲れ様でーす」
ユメがミコトの目の前を横切る

「お疲れ様です」
部屋に帰ってきたときには もうクタクタだった。
ステラにお茶を渡されて がぶ飲みする

「…え。なんで せられている というので、今日は真夜中も起きているのだろう

まず、新入りする・・・・どこかから来たじゃなく、初めてギルドに入る人たちの手続きや、ハルカたちの見送り準備 大変だった。

ユメとステラが此処に…?」
わたしが戸惑うと、ステラがニッと笑った

「忘れたんですか?部屋割り。わたし、今日から瓶覗の間ですよ。これ、お荷物ですから。瓶覗の間からすぐ右の突き当りに、文目の間がありますよ」
と 丁重に説明され、ありがと。と荷物を受け取り、忘れ物をしていないか念のため確認して、文目の間へ向かう。

ハルカとは全く別行動だったので 分からないが、ハルカは帰ってきているだろうか?カイは夜作業を任せられているという

「失礼します」
ガチャリ。

ノックは…したほうが良いの?

「あ、ミコト様!」
アサギがタンスに瑠璃色の正装を詰め込んでいた

「ハルカ様もいらっしゃらないし、なんか疲れたし、独りで寂しかったですよ!」
とアサギが笑う

「そっか。でも、これからも…こうなる…かも」
わたしがいたずらっぽく言うと、アサギがえーっとなった

「そんなぁ…。でも、仕方ないですよね」
としょげ返る

けど アサギは活発で元気で切り替えが早いのも長所だ。

「で、タンスは ハルカ様が一番上の段、つぎがミコト様、その次があたしで3段使いましょうね!」
と、タンスを指差す

「分かった!」
どさっと荷物を降ろす

「お湯沸いてます。ミコト様から どうぞ」
アサギ…凄い!

「良いの?お言葉に甘えます。ありがとう」
小学…一飛び三年生…本当に?

お屋敷には、ちゃんとした試験を受けなくては入れなくて、 小学一年生や二年生の人なんて本当に極まれ。

親も、物心ついて少ししてから とか、危険だからもう少し後で と躊躇しているから、結構はいっていないひとも多いのだ。

いまひとつ、温もりをもらった

真っ白な白紙に ひとつだけ花が咲く。

「ゆっくり休まないと」
身体が持たなくなる。
——————
「あったか〜♪ヒノキのお風呂は何回入ってもいいですね。しかも今日は柚子湯でしたし♪」
と、アサギが頬を紅色に染めながら、布団に転がる私の横に座った

「どうしたんですか?疲れたんですか?」
ぼけーっとしていたわたしに、アサギが顔を突き詰める

「…あ、ゴメン・・ぼーっとしてた。そういえば、ハルカ様、遅いな」
と、明後日の方向を見る

「—そうですね。どうしたんでしょう」
と、アサギも言う。

「なんか疲れた…」
わたしが思わず言うと、アサギが 言った

「ほーら やっぱり疲れてるんですよ。ハルカ先輩のことがお気になるのはわかりますが、もう寝ないと 身体が持たないでしょう?」
その通りだ。

「そうだけど なんか 疲れたんだけど 寝たくは…ない」
悪夢を見るから

このまま目を閉じてしまうと、見たくもない記憶を見てしまうから

ぐーーっ!

つぎの瞬間、ミコトのお腹が音を鳴らす

「え お腹すいたのですかぁ?夕食、食べてないんですか?」
アサギに問われて、わたしは薄々思った

「そういえば…。食べて、ない」
そう言うとアサギが すくっと立ち上がった が、えへへ とまた同じ場所に座り込む

「あたし、ミコト様の役に立ちたかったんですけど、料理は作れません…すみません」

「ありがとう。気持ちだけでも…嬉しい」
うー。

なんか最近 陰陽道用語が使えなくなってきた汗

「わたし、料理は得意」
鞄からエプロンを取り出す

「それ、なんですか?」
割烹着しかしらないアサギは、エプロンを見て 可愛い〜と見回す

「これ、エプロンっていうのよ。妹にもらっ……妹?」
突然口から出た言葉に、自分自身が戸惑う

「…妹、居たんですか?」
アサギが言う

「…わからない…。なんか 思い出しそうで……」

「えっ?!」
アサギはある意味同様した

(toアサギ)

止めなきゃ…

このまえ教えてもらった、記憶の甦りを 止める 陰陽術

…私には できない…。この年でやるのは 難しいって言われたから…。

じゃあ 今どうすればいいの…?

「ハルカとカイは 急急如律令 耳 を唱えればいい。アサギたちは、ハルカたちを呼ぶ術を教えてやろう・・・ 急急如律令 呼 辞典を開いて、唱え方は覚えればいい。でも、アサギ達の術は、成功率が低い。」


(助けて…!!)

「急急如律令 呼!! ハルカ!!」