「解けた。」暗闇の中で 少年が にっこりと笑った。影に騙されていると知らずに———————その少年が、地面から金色の羽の型をしたペンダントを優しく 持ち上げ 軽く後ろに放り投げた「…よくやったわ」夕闇の中でまた、同じような顔をした少女が、そのペンダントを優しく受け止め…「さあ 待ちましょう。あと残り3人の。魔術師最大の力を手にしたもののお帰りを」「ああ…」二人は 顔を見合わせると、またにっこりと笑った