コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 琥珀ノ末裔 *記憶を失った少女* ( No.145 )
日時: 2014/02/22 13:44
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)

toアサギ

「は…」
思わぬあたしの言葉に、ハルカが絶句した。

「……心配かけたくなかったんだよ」
しばらくして ハルカが口を開いた

「…え?」
嘘つけ。
今更、ごまかしなんていらない。嘘なんて聞いたくもない。

「…だって、アサギにミコトが居なくなったこと教えたら、焦って探そうとするでしょ。また 前みたいなことが起きる。そういうのは、もうやだ」

「前のこと…って」

「・・・・アサギが扉に閉じ込められた時の話」

その言葉を聞いたあと 何かが 頭をよぎった

…「でもほんとよ だって ミコト先輩いなかったもん。にしても ステラ先輩とハルカ先輩は カイ先輩にも相談して ひっしになって 捜索してるのに アサギ先輩さいてーだよね」

「きかされてないんだよ。仕方ない」

「そうだね。ハルカ先輩も アサギには言わない あいつに言うともうやだ。ってこわいかおしてたもんねー」

「ステラ先輩もだよ。アサギは知らないほうが良い 知らなければいいってめっちゃこわいかおしてたもんねー」…

つい、さっきの話。

(もう やだ…って)

この二人の言葉、抜けてたんだと思う。


アサギには言わない あいつに言うと「焦って探そうとする。前みたいなことが起きる」それはもうやだ


そうだったら 良いなあ

———————