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- Re: 琥珀ノ末裔 *時を刻む結界* ( No.62 )
- 日時: 2013/12/30 16:24
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
その瞬間にサギリとハルカ←なんで。
は、空中から一回転し、5メートルほどブッ飛んだ。
「ぎゃああ」
叫んでもわめいてもここは空。
落ちたらおしまいなのだ。
全てはミコトの力で飛んでいる。このままではサギリとハルカの命はない。
「どうして…このバカサギリめ!!」
ハルカは巻き込まれ、サギリに対しての怒りが有頂天に立った。
「大丈夫ですよ。ハルカ様。いま助けますから」
言い切ると、ミコトが摩訶不思議な呪文を唱えた。
「!」
ハルカが、ミコトの方から伸びてきた変な物体を見てわめくが、一瞬で捕まえられ、ミコトの方へ移動される。
「サギリさん、今すぐ謝ってください。そうじゃないと、霊力を抜いて、一瞬であなたを空から突き落とします。命はありませんよ。」
ミコト…怖いんだけど。
と——
「嘘です♪そんなことするわけないじゃないですか。では、サギリさんもコチラヘ。」
ミコトがニッコリ笑った。
「はあ」
「はあ?」
ついにハルカとサギリも怒りが有頂天に達した。
「ミコト…ッ!」
「おまえって奴は…」
「ハルカ様、サギリさん。明日から陰陽道の言葉辞典を読む時間を作りましょう。朝修行が終わったら2時間わたしと陰陽師の使い語に詳しいミズホ先生に教えてもらいましょう」
ミコトがまたにっこり笑った。
ハルカとサギリをまったく気にした様子もなく。
その様子こそが二人の怒りをもっと沸々とさせた。
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「…うん、分かっています ごめんなさい。」
ハルカが正座をし、クララギの目の前で叱責されていた。
「…うん ? そんな言葉厳禁だ!! うん、じゃない。はいだ。 分かっていますよりは 承知しております、存じております。 ごめんなさい。は厳禁!!すみませんと言いなさい!!!おまえは人間か!!」
はい、人間ですが。
「明日の朝修行後2時間、陰陽道の使い語辞典を読みながらミズホ先生に教えて頂きなさい!!」
「ふあい!!」
ハルカは返事だけ大きな声で言ったが…
「ふあい?そんな言葉ない!!ちゃんとはい と言いなさい!!」
とほほ…せっかくお屋敷に空飛んで戻ってきてハッピーな気持ちだったのに。
いままでの経緯話したら無茶苦茶怒られた…
その上ハルカは最高学年&リーダーだからって人一倍怒られてしまった。
「返事は?」
またクララギが睨み
「はい」
落ち込みつつあるハルカである。
「ハルカは下がって反省してなさい…。そうだな、あと3時間は此処でひとりで考えなさい!」
「はい」
「ミコト・サギリ。おまえたちも重大な罪を起しているのだぞ。私がハルカだけを怒るとでも思ったか」
『はい!』
あまりのクララギの怒りっぷりに、ハルカの一つ後ろで正座をして向き合っていたミコトとサギリが震えあがって前に出た。
(ここから真面目に読まなくてOK)
「だからだな、まずお前が結界師の姿に気付かなければよかったんだ!わかっているかサギリ。しかもソレで近寄ろうなどというアホ・バカな考えを下したハルカを止めなさい。それでも聞かないようならさらに注意させますからね。まずお前 サギリは目の前のハルカに迫られていると思ったら声を上げる!後ろが田んぼだということに気付く!それだからお前の正装が真っ茶色に染まっているじゃないか!せっかくの綺麗な瑠璃色が…!!そのうえ、結界師のお屋敷に泊まること自体が悪い!どうしてミコトおまえがそんな凄い霊力があるというのにそれで帰ってこない!修行の見せあいや、結界師のことを知る機会もいいとは思うがな、今やることはない!サギリ、おまえは泡吹いたんだと?ミコト、おまえは彗星8級陰陽師ではない!今は覚醒8級だ・・。使う陰陽道の実技を心得ること、」
(・・・汗)
真面目に読まなくて大丈夫だからね。byハルカ