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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 琥珀ノ末裔 *時を刻む結界* ( No.63 )
- 日時: 2013/12/30 17:32
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
ホコリが積った暗い座敷に3時間閉じ込められたハルカは、夜の修行を済ませた後すぐに眠った。
———というより転寝というか。
ミズホ先生の陰陽道使い語授業が、夜にもあったらしく、修行の後10分もたたないうちに、ミズホ先生の目の前で熟睡したらしい。
ミコトはそんな部屋から出て、サギリと落ち合った。
「ハルカさん、忘れてますけれど…」
サギリが気まずそうに言った。
それももちろん、あれだけ怒られハルカは落ち込みまくった挙句、夜カイについてクララギから報告があると連絡を受けており、必ず来いと言われていたのに熟睡しては来られない。
「…私も起こしたんですけれどね…。あまりの熟睡ぶりに、もう起きることはない。と理解しました。」
と、はにかみ笑いを浮かべたミコト。
- Re: 琥珀ノ末裔 *時を刻む結界* ( No.64 )
- 日時: 2013/12/31 12:04
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
「おまえたち…。」
クララギっが、ハルカが来なかったことについてカンカンにおこった後、言った。
「カイは、魔術師の国 漆黒国に囚われている…。もう、私にもどうにもできない…」
「え」
あまりの話に驚くばかりだった。
「いや、クララギさま、まだ決まったわけではありません、やってみなければわからな「だまらっしゃい」
サギリの言い分を遮って、クララギが睨みつけた。
「それでだ——…。あまりに無帽な話なんだが…」
と、クララギが言いかけて…。
「———漆黒国へ、行けと?」
ミコトがうかがうように言った。
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