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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 琥珀ノ末裔 *時を刻む結界* ( No.67 )
- 日時: 2014/01/04 21:22
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
toミコト
「そうなんだ。カイのことも気がかりだが…。なにせ私はギルド長。 問題山積み。これだけに時間を尽くしては要られない」
「そうですか…」
その通りだ。
クララギのやること。沢山有りすぎて。
ギルド長は ひとりの犠牲も強く考えないのか。
——クララギは そんな人なのか?
ミコトは 最近 薄々思っていたことがあった。
上の存在は 誰もが できる人間ばかり気に居るのだと。何もができる者を気に入り 贔屓するのだろうと。
自分は、何にも 霊力が莫大だから何にも ちゃんと受け応えてもらえるけれど——…。。
前から思っていた。
ハルカが自分の位と言うものを気にしていることに。
カイと私という存在に挟まれて クララギに見離されないよう、に。
なんか——…。そういう姿の人の方が 羨ましい カッコよく感じる。
「…今すぐにでも出発します!」
サギリが失礼しますといまにも出ていきそうで、ミコトがとめようと振り返った時…
キッ——————ン!!
「?!」
ミコトが後ろの気配に気づき 飛びのいたとき、クララギの目が青白く光った。
「っ…!」
サギリが苦しそうに胸を押さえて倒れた。
「えっ?!…」
ミコトがおそるおそる振り向いて、白い目でクララギを見た時、クララギが笑った。
「君の力は悍ましい。だからいま倒すのはあまりに無帽すぎるかもしれない。でも…君はうすうす感じてるんじゃないか…。」
クララギが、嘲笑うかのように冷笑を浮かべる
———薄々感じている?
何を。
「……本当にクララギ様なのですか?」
なんかい聞いても嫌になる 口をついて出た言葉。
「———やっぱり気づかれていた。か」
クララギが ふっと笑うと
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