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Re: 琥珀ノ末裔 *闇を詠う刻印*【闇術の刻印更新中】 ( No.91 )
日時: 2014/01/22 20:25
名前: 瑠々奈 (ID: qdhAso1A)
参照: http://瑠環璃奈

えっと 皆様にお知らせです。

第三話【望み無き日】の一話>>37からお伝えしていた、ハルカたちの昔のお話。
ハルカ視点で書いていた話から、一騎に逆戻り〜!

第二話の終末からお伝えすることになります。

つまりは、今まで書いていたノドカ&ソノカ&サヤカ&シュンの話に、ハルカから助言を得ようとするウララノ&ルリナ&ユキヤに、閉じ込められたサギリ&ユメ&コースケに、黒い沼地にさらわれたアサギ&ミコトに 偽物かもしれない カイ&クララギ

の話を放り投げるということになってしまいます泣

ですが、ミコトが 夢&ハルカの話 の混合で いままでの話の一部を覚えている と言う展開に当たります。なので いままで書いた文はパーにはなりませんよ。

分かりにくいですが それを説明する文がここから始まります。どうぞ!
——
toミコト

「…!」
息が荒い

なんだか いろいろ怖かった。

よくわからないけれど この立場の私が ハルカを助ける話に、闇に飲まれた自分に、あとひとりの末裔…

意味が解らない。

でも 怖いことがあったのに 何か 怖いことがあったのに

忘れてしまった……。

アサギが聞きたい そう言った ハルカたちの昔のコト…

「……ハルカ、どういうこと…」
そう言うと、カイが目を見開いた。

「ミコト……記憶が、戻ったのか?!!」

「記憶…?わからない。…でも、記憶がないなんてところはない…」
でも一つだけ思い当たることがあって

「…だけど…つい、さっきのことを忘れてしまった」

「ついさっき?」
アサギが顔を突っ込んだ。

「…ティンク。ティンクは…魔術師側のスパイ…。私の秘密……そのへんがわからない。知ってちゃいけないから なのかな。それに…、さっき話した、前の私たちのこと……なんか……わかんない。サギリも、知ってるようで知らない」
寂しかった。

この三人は知っている。

全てを。

「…待て 俺らはサギリのことは話したつもりはないぞ。」
カイが目を見開いた。

「え」
私は絶句した。

「そこまでの話になる前に、ミコト様が疲れて眠ってしまったんです。なので、こちらはお布団ですよ」
と、アサギが 笑みを浮かべた。


「…じゃあ これは私の記憶だった…ということか」

自分が見た記憶と夢の混合。

「でもその夢が正しいということになるのか。戸の向こうでしゃべっていたし、聞こえるはずもないのに」
ハルカが呟いた。

「・・色々、途中がけだ」
大理石に潰された少女たちが救助され、でもひとりの少女は何かしら黒のルートに踏み込んでしまう。

扉が開かなくなって、サギリという者が2回立て続けに同じ技で倒されて、また新たな者が入ってきて

黒い沼に混沌した自分が居た

カイが、あと一人を求める言葉

もうワケがわからない

夢なのか 聞いていた話なのか。

「あたしが、ミコトが魔物を倒してしまい、あたしが助けてもらったってカッコ悪かったから言わないつもりだった っていうところで話題が盛上がっちゃって、もう日が暮れてたし…ねえ」
と ハルカがカイに話を振る。

「とにかく ミコトが目覚めたんだ。古話に花を咲かせているヒマではない」

——
夜になった。

私は夕食を断った。

そして眠る。


何処か隠された 陰謀。

その陰謀を破ることは出来なくて。


「…ティンクを追放してほしいんです。」
目を閉じると浮かび上がるムービー

それは、何度か同じものが繰り返され、また新しく飛ぶ

「呪文が…呪文がわからない」
困惑するアサギ

「あと ひとり」
カイが呟く

もうワケがわからない