コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 題名未定。 ( No.4 )
日時: 2013/12/20 17:42
名前: 姫凛 (ID: dyimD9sz)






 




春の月一日目




『チリリリリーン』

春の日の陽気な朝の始まりひよこちゃん目覚ましがわたしを起こそうとする

「ん〜・・・」

『ぺチッ』

「すぅーすぅー」

でもでもまだまだ夢心地でいたいから寝る!
はぁ〜イケメンパラダイス♪おやすみなさぁ〜い…

『ダダダダダダ』

『ドンッ!』

「こらぁぁぁぁぁチヒロぉぉぉぉ起きんかボケぇぇぇ!!」

「ひっ?!」

お母さんの怒鳴り声にビックリして飛び起きた美少女…それは、わたしちひろです♪
みなさまはじめましてっ☆
実は昨日私20歳になりまして〜

「あんたの事なんて誰も知りたくないわよ…」

「なんでわたしの心の声をっ!」

「そんな事してるしてる暇あるんだったらさっさと、着替えて仕度しなさい。
  あんた今日から一人暮らし始めるんでしょ。」

「あ…ああっ!」

そうだった!今日から夢の一人暮らし始めるんだった!
お母さんとくだらない事を話してる暇なんてわたしには一㍉もないんだった!!

「もう!お母さんひど・・・あれ?」

文句いってやろうと思ったらもうすでにお母さんはいなかった
呆れて降りちゃったのかな?
とゆうかお母さんはわたしが今日からこの家に居なくなるのに寂しくないのか?!
まぁいいや、そろそろ着替えよう…

着替え終わってキャリーバックを持ったら準備は終わり!
ははっ、もうほとんどの荷物は新しい家に送ってあるから、自分で持つ者はあんまないんだよね♪
そろそろ朝御飯を食べに行こう〜

☆リビング☆

「ふぁ〜お腹減ったぁ〜」

『ガチャ』

「おや・・・チヒロ今起きたのかい?」

リビングに入るとわたしの大好きなお婆ちゃんが優しく声をかけてきた。
お婆ちゃんは甘々で優しいから大好きなんだ♪

「うん。おはようお婆ちゃん♪」

「おはよう。今日からチヒロはいなんだね…。お婆ちゃん寂しいよ…」

「お、お婆ちゃん……」

そうよ!わたしの待ってた言葉はこれよ!!
やっぱ普通の反応はこうよね〜。お母さんがおかしいんだ
だって、全然さびしそうじゃないし……お母さんを睨みながら椅子に座った

「おばあちゃん、わたし手紙たくさん書くね」

「本当かい?嬉しいよ。ありがとうチヒロ」

「てへへ〜あ、そういえばお父さんはやっぱりいないんだね」

「ええ、そうね。あの人は、忙しいしね」

私のお父さんは警察官。いつも仕事熱心で私の大好きなお父さん
だけど、かなり親バカなところがあって・・・

(父「まだお前に一人暮らしは早い!!どうしても一人暮らしたいというなら、家の近所にしなさい!!」)

って言ってなかなか一人暮らしを許してくれなかったんだよねぇ〜・・・。
だから今日から、一人暮らしをすることは父に言ってませ〜ん!内緒で家を出まーす。
うふふふ・・・お父さんが、帰ってきたらびっくりするぞ。
うふふふ・・・・。

「チヒロそろそろ、バス停に行ったほうがいいんじゃないの?」

お母さんにそう言われて時計を見てみると確かにそんな時間だ。
やべ、お父さんがビックリしてる顔想像してたら、遅くなった・・・。

「そうだね。お婆ちゃん、わたしお母さんとバス停に行ってくるよ。手紙、忘れない限りいっぱい書くからね!!」

「手紙、楽しみにしてるよ。お父さんには、私とお母さんで言っておくから、安心してシアレンス村に行っておいで。」

「うん・・・・・ありがとう・・・・・お婆ちゃん・・・・。
うっ、ううあーん・・・・しくしく・・・・。」

いざ別れようとしたら急に涙があふれ出てきた・・・。

「あらあら、この子は・・・ほらもう子供じゃ無いんだから泣かない。泣かない。」

そう言って、おばあちゃんはハンカチで涙を拭いてくれる。
なんだか恥ずかしくなって、

「お母さん、行くよ!」

家を飛び出でた。

『ガチャ、ギーバッタン』

「あっ、ちょっと!そっ、それじゃぁお母さん、チヒロをバス停まで送ってきますね。」

お母さんはチヒロが忘れたキャリーバッグを持ちすぐに追いかけた。



「実いつまで隠れてるつもりだい。さっさと出てきな」

「あははは…ババァにはばれてたかぁ〜」

「誰が、ババァだい。分かって、あたりまえだよ。なんたってあたしはあんたの母ちゃんなんだから」

「あ〜。だから俺、中学の時ぐれたのかぁ〜。納得、納得。」

「納得するな!それにしても、チヒロに何か言わなくてよかったのかい?」

「別にいいよ。チヒロは俺に似て、優しい子だから手紙を書いてくれようとしてるだろ?だからその時にでも、なんか書けばいいよ。」

「親バカだねぇ〜。」

「いや〜、それほどでもぉ〜///」

「褒めてないよっ!」 

☆バス停☆

「チヒロ……待ちなさい……ハァハァ」

わたしは今バス停にいます。
なんか恥ずかしくって家を飛び出したら、キャリーバックを忘れてどうしようかなぁ〜って思っていたら、お母さんが息を切らせながら持って来てくれたんだ。
それにちょうどノーラッド王国行きのバスが来たところだったからチョ〜ラッキー。
あっちなみに、わたしが住んでる場所は、シンの国の中にあるハモニカタウンという町なのです。
すごいよね!近所どころか外国にお引越しするんだぜっ♪

「あんた何?また、一人でブツブツ言ってるの?バス来たんだから、早く乗りなさい。バス行っちゃうわよ」

「あっ!今、このバスに乗らないと、わたしの努力が無駄になる!!」

「努力って……何したのよ…」

お母さんの言葉を無視して、いそいでバスに乗り込んだ
椅子に座って、バックの中に入れていた本(モンスター大図鑑)を取り出し本を読み始めた

バスの運転手「それでは、発車しまーす。」

「あ〜、ついに出発かぁ〜ん?」

何気なく外を見てみたら、お母さんが何かを叫んでいた

「…モ……ス……には……き………」

でも、何を言ってるのかわからなくて窓を開けようとしたら、バスが発車してしまった・・・
まぁいっか、お母さんのことだからそんなに大層なこと言って無いよね・・・・・?うん、きっとそうだ自分を信じろチヒロ!



      

Re: 題名未定。 ( No.5 )
日時: 2013/12/20 17:46
名前: 姫凛 (ID: dyimD9sz)







数時間後…シアレンス村入口にて

「やっと、着いた〜。シアレンス村!はぁ〜、長かった旅がついに終わりを迎えた!あははは・・・・・着いた、着いたんだ!!うっ」

なんだろ…胸が苦しい……はしゃぎすぎたかな?
…あっ、あそこにベンチがある…あそこべ少し休憩しよう……

「ふぁ〜〜〜なんか眠くなってきた…少し寝よう〜おやすみなさ〜い…」


☆???☆

アレ?ココハドコ? ワタシハダレ?
…いやっわたしはチヒロだ。じゃあ、ここは?
なぜだか真っ暗な空間?部屋?的などこかにワープしていた
居場所説明のアレ↑が???って書いてあるから全然わかんない〜〜〜
何も見えないし、聞こえるのは自分の心臓の音だけ
こ、怖くはあ、ありませぬ…

「どうして、コワレテしまうの?」

「ヒッ!」

突然、悲しげな女の子の声が聞こえてきた!
だれか、いるの?!

「どうして、バラバラになってしまうの?」

脳に直接語り掛けてくるような女の子の声は、わたしの問いに答えてくれなかった…
ま、まさかゆゆゆゆゆゆゆ幽霊!?

「どうして、ニクミあうの?」

よし、まずは冷静になろう…

「ふぅーはぁー」

…貴方は、どうしてわたしにそんなこと聞くの?

「キズツキたくないよ。」

あ…気づいたかも……あの子声…いつも見る夢の声に似てるかも…

「ずっと、わらっていたいよ……」

わたしも笑っていたかったよ…

「うまれてきてよかったって
  いいたかったよ…」

わたしなんて生まれてこなければ…

「ただ、それだけでよかったのに…
  もう、つかれたよ……
  もう、なにもみたくない……」

あたりがいきなり明るくなる
わたしは直感した、女の子がどこかに行ってしまうと…

「待って!貴方は誰なの?!お願い!!待って、いかないで!!わたしをもう、独りにしないで!!」



☆村入口☆

「あ…」

気がついたら、ベンチの上で涙を流しながら寝ていた
アレ↑もちゃんと書いてあるし…でも

「…あれは……夢?妙にリアリティがあったし…それに」

…まぁでも、そんなこと気にしてもしょうがないかっ!
確かお母さんが村に着いたらまず役場行けって言ってたし、役場をさがそう!うん♪


☆役場前☆

村をさ迷う事2時間…やった…やっと役場と書かれた場所を発見なう。
あれツイッター?
と自分で自分に突っ込みながら
「ちゃわーす。」

『ガチャ』

中に入ったら、メガネをかけた男の人がカワイイ女の子に説教されてた…
なにこの光景……

「お父さん!たまには、役場の仕事をしてよ!!全部、私がしてるじゃん!!」

「分かりました!やりますから。(ボソッ・・・いつかですが」

「いつかって、いつ?いつも、そう言ってやらないんじゃない!」

「うっ……あっ!そうです。この前遺跡を調査したときにアクアマリン見つけたんです。ユリは、宝石が大好きでしょう。これを、あげますので今日は、これくらいで許してください」

「そんなので、許すわけないでしょ!!」

はカンカンに怒っていてなに言っても無理ぽさそうだったのに、青色の綺麗な石を見た瞬間

「八ッ!…しょうがないなぁ〜お父さんがそこまで言うなら、今日はこれぐらいで許してあげる」

「ありがとうございます。ユリ」

「って、結局許すのかよっ!!」

「「え?」」

「あ・・・・・」

思わず、ツッコミを入れてしまった…
二人が私がいることに気がつき

「アナタダレ?」

トゲトゲしい目で女の子はわたしをみる。うう、痛い

「えっとぉ〜〜〜〜わたしは怪しい者ではありません!」

「あっやし〜〜」

あれ?!ボケたら逆効果だった?!
よし次は真面目にやろう!

「えっと・・・チヒロって言います。今日からこの村に住むことになった・・・」

「ああ貴方がチヒロさんでしたか、お待ちしておりました」

メガネをかけた男の人が笑顔で話しかけてくる。
ああ〜この人はいい人だ。直感的にそう思った。

「私はこの村の村長をしております。ゴドウィンと申します。こちらにいるのは、私の娘でして…」

「ユリだよ!よろしくね、チヒロ!」

んな?!いきなり呼びすて?!
でっでも、こんなことで怒っちゃだめだよね。うん、そうだよね。人としてお姉ちゃんとして……

「よろしくお願いします、ゴドウィンさん、ユリちゃん」

「チヒロさんはノーラッド王国に来るのは初めてでしたよね?」

「え?あっはい」

「では、ノーラッド王国について簡単に説明させていただきます。

1、この国にはスピリットと呼ばれる妖精みたいな生き物が居ます。
彼らはこの世界にある命の源「マナ」をほどよく巡回させるためにいます。
なのでスピリットが沢山いる土地はマナが豊富で豊かな土地と考えてください。
逆にスピリットが全くいない土地は「モンスター」でさえ住めない場所と考えてください。

2、そういえばモンスターは知っていますか?
彼らは本来はじまりの森と呼ばれる特別な場所にいる生き物なのですが数千年前からエフィアに出現するようになったのです。
モンスターについてはまだ分からないことだらけですが、危険ですので絶対に近づかないでくださいね。
この村の外に出なければとりあえず安全なので。


・・・一度にたくさんの事を言われても分からないと思いますので今日の所はこの辺にしておきましょうか・・・あれ?」

「きゅーん……」

「お父さんの話が長すぎてチヒロ、混乱してる…」

「あっ……あはは…」


Re: 題名未定。 ( No.6 )
日時: 2013/12/19 15:39
名前: 姫凛 (ID: cdCu00PP)








「あ、ああ…すすすみません!」

「いえいえ、私もチヒロさんが疲れているのに話し込んでしまってすみません・・・。」

キャー来て早々魂どっか行くとかないでしょ〜〜〜〜わたしのバカ〜〜〜!!

「・・・そういえばチヒロの家ってたしかダリアさんが管理してるんだったよね?」

ん?ダリアさん…?ダレソレ?

「あ、そうでしたね!チヒロさん、実はあなたの家はたぬきち商店というお店をされているダリアさん大家さんなんです。」

「は、はぁ〜」

「ダリアさんがまず自分のところに来るように伝えておいてくれと頼まれているのをすっかりわすれてました。度々すみません…」

「これが村の地図だよ♪」

「あ、ありがと・・・ん?」

ユリから貰った地図は想像してたのよりも大きくなんやかんやでビッシリ書いてあった。シアレンス村って結構広いだなぁ〜
ははっこれ絶対、迷子になるね!迷う自信が、あるもん!!
…さかこれって一人で行けフラグか……これ。
そのまさかであった

「じゃあ頑張ってね!チヒロ。」

「すみません。私達は仕事がありますので……」

「はぁ〜い…」

ゴドウィンさんとユリに笑顔で見送られ、わたしはまたさ迷うはめになったのであった
明日筋肉痛になりそう……

☆森?☆


『ガサガサ』

はい!皆さま、もうわかってると思いますがぁ〜只今わたし、森をさまよっております!
てか何処だ此処ーーーー!!
絶対シアレンス村じゃないよね?!魔窟?!ジャングル?!もしかして・・・ラッ

「うるさい!」

「ほえ?」

あれ今人の声が聞こえたような・・・ソラミミ?
それとも獣の鳴き声ーーーーキャー!!

「被害妄想もたいがいにしなさい、人間!」

にっ、人間?!そんな風に呼ばれたのは初めてだ?!
声をした方を振り返るとわたしと同い年くらいかな?綺麗な赤い髪の少女と変な生き物が居た

「変な生き物じゃない!パニールよ、人間」

「レンリ。お客様にそんな言い方失礼よ」

「で、でもパニール…」

「え?えーとぉ〜〜〜〜どちらさま?」

「それはこっちのセリフよ!」

変な生き物…じゃなくてパニールさんか
パニールさんにレンリと呼ばれた少女は私を最初からずっと睨み続けている
なんでこんなに睨み続けられないといけないんだろ

「えーと…わたしは今日からこの村に住むことになったチヒロと言います」

「まぁまぁ貴方が?私はパニール。この子は私の可愛い一人娘、レンリよ。仲よくしてあげてね」

「仲よくしてほしいなんてあたしは思ってない」

「よ、とろしくね…」

なんでここまで嫌われないといけないの?!わたしなんか悪いことでもしましたかっ?!

「(ボソッ・・・貴方が人間だからよ)」

「え?」

今レンリなにか言わなかった?
またソラミミかな?あ、違う今度こそソラミミかな?


『ガサッガサッ』

「ッ?!」

なんか草むらがガサガサ言ったぁぁぁぁ!!
こ、今度こそモンスター?!

「あら?こんなところにいたんですね。レンリお嬢様、パニール様」

ええーーついにモンスター登場かと思ったら可愛いメイドさんだったぁぁぁぁ!!

「いちいちうるさい…」

むむっ?今レンリうるさいって言わなかった?
えっ?なんで??また心の声が表に出てたのかな??うわっ、それ超はずい///

「あの〜ヴィヴィアージュ邸になにかご用ですか?」

「えっ?いやわたしは・・・今日からこの村に住む・・・ん?ヴィヴィアージュ邸??」

「はい。ここは大富豪ヴィヴィアージュ様のお庭でございます。
  そして私はそこにいらっしゃいますレンリお嬢様専属のメイド、タバサです」

ええーレンリってお嬢様だったの?!

「フンッ」

それがなに?とでも言いたげな顔をするレンリお嬢様
すげぇ〜メイドさんなんて初めて見たよぉ〜。これって自慢になるかな??

「えっと、わたしはチヒロです。今日からこの村に……」

「ああ、貴方様が!宜しくお願いしますチヒロ様。」

…チヒロ様。ああ、なんて新鮮で素敵な響き〜

「よろしくねぇ〜チヒロちゃん」

「・・・・・・」

「は、はい!よろしくです」

タバサさんとパニールさんはご丁寧に頭をさげてたけど、レンリはなんであたしがそんな事しないといけないの?って言いたげな顔してた
分かりやすくって案外可愛いかも♪

「お嬢様、私これからたぬきち商店に行きますがなにか買ってきてほしいものなどありますか?」

「え…?それじゃあ…花の種をお願い」

「かしこまりました」

ん?たぬき…商店……?
んんーどこかで聞いたことのあるフレーズ〜〜〜ああ!!

「たぬきち商店?!」

「キャッ」

わたしが急に大声を上げるもんだからレンリはびっくりしてちぢこまっちゃった…かわいいぃ〜〜♪

「わ、わたしこんなところでのんびりしてる場合じゃなかった!!
  マイハウスに行くためにダリアさんのとこに行かなきゃいけないんだった!
  とゆうことで、タバサさん!」

「は、はい!」

「わたしを甲子園に…じゃなかった、たぬきち商店まで連れててください!」

「え、ああいいですよ。一緒に行きましょう。」

「よっしゃ!じゃ今すぐ行きましょう!レッツゴウー!」

「え?え?ええーーーーーー」

タバサさんの手を掴んでわたしは何処にあるか分かんないたぬきち商店に向かって走り出した
なんかタバサさんの悲鳴が聞こえたような気がしたけど、それはきっとソラミミだ♪
気にせずガツガツ行くぞぉ〜♪おーーー!

レ「・・・バッカみたい。」

ルンルンで暴走するチヒロの背を見ながらレンリはボソッとつぶやいた
…Twitterに(笑

Re: 題名未定。 ( No.7 )
日時: 2013/12/19 16:03
名前: 姫凛 (ID: 51us8LMs)





☆たぬきち商店前☆


数時間後……
わたしの暴走のせいでまた迷ってしまったがタバサさんが、やさしく教えてくれたおかげで何とかたぬきち商店にたどり着くことが出来た♪
小さくもなくだけど大きいわけでもない…なんかふつう?なお店のたぬきち商店…なんかガッカリ〜〜〜ヘンテコなのを期待してたのに〜〜

「それでは、入りましょうか」

「あ、はい!」

『ガラガラ〜』

中に入ってみるとなんか一言では言い表せないほどに沢山の商品が置いてあった
おお…すごいじょ、ジョー

「ん?あ、いっしゃらいタバサちゃん。…と君がチヒロちゃんね♪」

店の奥から耳がピョンと出て長い特徴的な綺麗な女の人が出てきた
タバサさんはぺこりと頭をさげる。
つられて私も頭をさげる。なんかよく分からんけども…てへぺろ♪

「はじめまして、アタシがダリアよ」

「はじめまして」

「村長さんから聞いていると思うけど、アタシはチヒロちゃんの家の大家ね
 それであまり言いにくいんだけど…」

ダリアさんはなにかをもったいぶる
ん?なんだろ?ここに来るまでが大変だったから今さら何を言われても驚かねぇーぞ♪

「実はね、チヒロちゃんの家のローンまだ払われてないのよね」

「ほえ……?」

え?今なにとおっしゃりましたかえ??

「働かぬ者食うべからずってね♪」

「・・・・・・・」

思わず固る

「あとね、チヒロちゃんがこれから住んでもらう家の前には大きな畑があるのよねぇ〜。
  でも今は誰も使って無くて荒地になっててぇ〜勿体なさすぎるでしょ!
  だからあそこで美味しいお野菜を作ってくれるんだったらローンをなしにしてあげてもいいわよ♪」

「えっ、でもわたし畑仕事なんてしたことありませんよ!」

「ああ、それは大丈夫。アタシの息子が優しく教えてくれるから。
  ね、ラクス!」

とダリアさんが言うと奥の方から女の子?それとも男の子?どっちなのかきわどい子が出てきた。
まぁ息子って言ってたから男の子だよね…

「はじめましてチヒロちゃん。僕は、ラクスっていうんだよろしく」

「よろしくね、ラクス」

ラクスの笑顔・・・可愛いな///

「ラクスは農業にとっても詳しいのよ♪」

「へぇ〜」

「そ、そんなことないよ///」

照れたお顔もかわゆいのぉ〜〜〜♪

「もう、照れちゃってぇ〜。チヒロちゃんを宜しくね。」

「照れてないよ!じゃあお家に行こうかチヒロちゃん。」

「うん♪」

おお・・・ついに!お家とのご対面かぁ〜///
楽しみ〜♪

☆家☆

ラスクと二人で楽しくおしゃべりしながら、歩くこと数分…赤い屋根で少しボロイ?くて大きな家と

「な、何この無駄にデカイ畑はーーーーーーーー?!」

目の前には東京ドーム何個分?!(おおげさ)というくらいの畑が見えてきた
マジにデカイ…そして雑草やら木の枝、石とかがゴロゴロ転がってる

ラ「ははっ、ビックリしすぎじゃない?チヒロちゃん?」

ち「え///」

う、うわ〜ラクスに笑われちゃった///
だっだってこんな大きな畑見たことないもん……さすが田舎の村だよね…

「いや〜畑をみるの初めてに近かったから///」

「へぇーそうなんだ。畑仕事って大変だけどなれれば楽しいよ」

ち「ほぉ〜」

ラクスは優しくニコニコしながら話している
やっぱ可愛いなぁ〜いいなぁ〜私もこんなにかわいかったら大モテだったんだろうなぁ〜〜
別になんの他意もないけど〜

Re: 題名未定。 ( No.8 )
日時: 2013/12/19 16:16
名前: 姫凛 (ID: f9c/TndF)









「それじゃあ、作物の作り方を簡単に説明するね」

「宜しくお願いします!先生」

「あ、そのまえに……引っ越し祝いですどうぞ♪」

ボロのクワとボロのじょうろを貰った
ナニコレ……?ボロボロ……

「それ僕のお古だからボロくてごめんね?」

「ううん、ありがとうラクス♪」

ほんとは新品のが欲しかったけど、言っちゃだめだよね
頑張ってお金ためて買おう

「まず畑がはれ放題だから、雑草を抜いて綺麗にしよう!」

「ほ〜い」

『ブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッ』

うう……腰が…畑仕事はキツイとテレビでよく言ってたけど、ここまでとは……くっ!
チラッとラクスを見てみると

「〜♪」

なんかぜんぜん辛そうじゃなない。むしろ超楽しそう…
わたしも慣れれば、あんな感じに楽しく出来るのかな?

「よし。じゃあ次はクワで畑を耕そう!」

「はい!先生」

『パサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッ』

このボロのクワ……すげぇ重たっ!一回振るのにすごい体力削られる!

「いいクワほど軽くて振りやすいから、チヒロちゃん頑張って!」

「・・・・・・・・・・」

心をまた読まれた?それとも顔に出てたかな?
でもなんかもうどうでもいいや…さっさとこのつらい作業を終わらせよう…

「畑が耕せたら次は種をまくよ!はい、これどうぞ♪」

カブの種をもらった

「種はたぬきち商店で売ってるから、ぜひ買いに来てね♪」

「商売上手め〜。」

「ふふっ、じゃあ種をまいてみて♪」

もう疲れてなにも言いたくないから、ラクスの言うとおりにやる

『パラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッ』

種をまきおえるとラクスは次の指示をだしてきた

「次が最後だよ。あそこにある川から、じょうろで水を汲んで畑に水をあげて♪」

ラクスが指差す方には緩やかに水が流れている川があった

『スタスタ』

近付いてみると、透明に近い感じのきれいな川で魚が沢山泳いでいた。
釣りとかし放題だ♪したことないけどぉ〜〜

『ジョースタスタ・・・ジャー』

水を汲んで耕した畑の所に行って水を撒く
まきおえるとラクスは、

「はい。これで今日は終わりだよ♪あとは毎日お水をあげてたら4日には収穫できるよ」

ち「へぇ〜」

カブってそんな簡単?に出来るんだ…。ぜんぜん知らなった……

「収穫した野菜はあそこにある、出荷箱に入れてくれたら僕がPM5時に取りに来てAM6時にはチヒロちゃんのお財布に売上金が届くよ」

ち「へぇ〜・・・・ん?」

あれ?お金が私の財布に届く?
どうゆう事なのか聞こうとしたら、「詳しいことは僕もよく分かんないんだ」とラクスは何故か小声で言った

「あ!千尋ちゃんに大事な事言うの忘れてた!」

「大事な事って?」

「さっき水を汲みに行った川の近くにある橋を渡ったら大きな広場があるんだ。」

橋?……ああ!なんか大きな橋があった!木に隠れてて良く見えなかったけど!
広場?故郷…いや実家ではお祭りとかやってたなぁ〜、ここでもそうゆうことやってるのかな?

「広場の真ん中には掲示板があって、そこには村のみんなの頼みごと(クエスト)がいろいろ書いてあるんだ。」

「へぇ〜それをやるとなにかあるの?」

「うん。お手伝いするとお金とかなにか使える物とかが御礼で貰えるんだ♪小遣い稼ぎになるよ。」

「ほほう」

いい小遣い稼ぎとはいい事聞いたのぉ〜〜

「あと毎週の祝日のお昼にはリンさんって言う旅商人さんが来るよ。
  いろいろ売ってるから、なにか掘り出し物があるかもね♪」

「へぇ〜。いろいろ教えてくれてありがとう、ラクス先生」

「いえいえ。明日はあいさつ回りをするの?」

「うん。本当は今日行きたかったんだけど、迷い過ぎてもう夕方だし…明日にする。」

「僕は仕事だから一緒に行けないけど、村のみんなはちょっと個性が強いけどいい人たちだよ」

「早く馴染めるといいなぁ〜〜〜〜」

「チヒロちゃんならすぐだよ。」

え〜そうかな?わたしこう見えて人見知り激しいしなぁ〜会って早々にレンリに嫌われちゃったし〜〜
でも、ラクスがこういってんだし大丈夫だよね!うんっ

「あ、そろそろ帰らないと…じゃあね、チヒロちゃんまた明日♪」

「うん♪今日はいろいろありがとうーまた明日〜♪」

とびっきりの笑顔でラクスを見送った後、「ふぅ〜」と大きく息をはいてクルリと回りマイハウスを眺めて見る

「今この瞬間から!・・・とゆうよりはもう始まってるようなきもするけど。わたしの新しい生活が始まるのだぁぁぁ!!」

『ガチャ』

別に深い意味とかはないけど、なにかのケジメとしてこれを言ってから家に入った。
さっき言ったばかりだけど、マジでもう始まってんだよね。わたしの一人暮らしもとい新しい生活。
うははは…ここはわたしの城じゃ〜〜〜あ、お婆ちゃんに手紙かかないと…なんて書こうかな〜〜♪





Re: 題名未定。 ( No.9 )
日時: 2013/12/19 16:26
名前: 姫凛 (ID: 1UTcnBcC)







春の月二日目


『チュンチュン』

外では小鳥たちが可愛くないてる……でもわたしは眠いからお静かに…

『コンコン』

ん…誰か来た?でも眠い…無視しちゃえ…

『コンコン』

「う…うるにゃい……」

眠い目をこすりながらしぶしぶ起きる
誰だーこんな朝早くに私を起こす奴はー?

『ガチャ』

「引っ越したんならちゃんと申請してくれないとこまるじゃない」

ち「す、すみません……」

ドアを開けた途端怒られた
可愛いサンタ?みたいな服を着た三つ編みおさげの小さくて可愛い女の子に怒られた 
あれ?でもこの人、この村の人かな?

「まぁいいわ。はい。あなた宛ての郵便よ」             
女の子から手紙を受け取った

「郵便…?」

「そう。あたしはアネット。このシアレンス村担当の郵便配達人よ。あなたは?」

「あ・・・チヒロと言います」

「そう。よろしくねチヒロ」

それだけ言うとアネットさんは、猛スピードで次の家へと走って行った……

「アネットさん……郵便配達の人なんだ…。あ、手紙だれからだろ?」

【引っ越しおめでとう。
 これからもよろしくね。
 アネットより】

ち「…ありがとう。アネットさん。」

そのあと昨日、頑張って耕した畑に水をあげ
簡単に適当に荒地を掃除して
雑草とか石を出荷箱に入れた
こんなのでもお金になるのかなとかラクスに悪いかなとかいろいろなことは考えなしに要らないものはすべてここに入れておこうと心に決めたんであった
よしっ!あいさつまわりに出かけよう!


Re: 題名未定。 ( No.10 )
日時: 2013/12/19 16:35
名前: 姫凛 (ID: 46h1u6ru)








『グ〜』


「う…腹減った…」


あいさつまわりに出かけてまたもさ迷いもうお昼……
なんかお腹が空き過ぎて、そこらへんにぶっ倒れそう……
やばい・・・なにかなにか食べるものはねぇーか!わたしはなまはげではねぇーぞ・・・。

ち「ん?くんくん・・・。」

なんだこれ?すごく美味しそうな香りが〜。

『テクテク』

香りに誘われて歩いていくと、「アルモニカ」と看板が出ているお店があった
食べ物屋さんってことは分かるけど、どんなの出してる店かは書いてないな〜まぁ、開店してるみたいだし!入ってもいいよね♪
わたしの食欲に勝てる者はいないのよ〜という事で店の中に入る

『ガチャチリチリ〜ン』

「あ、いらっしゃいませ〜」

店に入った途端いい香りが〜…じゃなくて小さくて可愛いウエイトレスさんがいた
お父さんとかお母さんとかのお手伝いかな?えらいなぁ〜

「あー!」

「?」

急に小さくて可愛い女の子が私のかを見て叫んだ。なに?私なにかやらかした??

「今小さいって思ったでしょ!気にしてんだぞ!いくら食べても成長しないのよ」

「え、あ…すみません」

「まったく……。年上に対して失礼だぞ!えっへん!」

え…?この子が私より年上?まっさかー

「わたしこの前20歳になったんだ」

「あれ?じゃあ、あたいと同い年?」

ええーこんな子と同い年なのー?とゆうか同い年の子に下だと思われてたんだー!!

「ところであなた、あまり見ない顔ね…?旅の人?」

「いえ、昨日からこの村に住むことになったチヒロといいます。」

「ふーん、そうなんだ。あたいはショコラ。ここでウエイトレスをやってるの」

「よろしくお願いします。ショコラさん。」

「あ、同い年なんだから敬語じゃなくていいよ。」

「うん。それじゃあそうするね」


村で初めての友達が出来た♪嬉しいな

『グ〜』

「う…お腹が……」

「チヒロお腹空いてるの?しかたない、あたい特性オムライスをつってあげよう!」

「おお!オムライス!!うまそー」

オムライスと聞いてはしゃぐわたしをショコラが宥める
そして「大人しく待ってないとオフライスを作らないっ!」と言い出したから、慌てて椅子に座ってとってもいい子ちゃんで待ってることにした
ショコラが少し笑っていたようないなかったような…ま、気にしないで早くオムライス食べたいなぁ〜///


Re: 題名未定。 ( No.11 )
日時: 2013/12/19 16:42
名前: 姫凛 (ID: 46h1u6ru)







「オムライス♪オムライス♪」

もう変な歌作っちゃうくらい待ち遠しいなぁ〜///
早く来ないかなぁ〜///

『ガチャ』

ほえ?客かな?
こんなお店にも一応お客とか入ってくるんだぁ〜。
とか思いながらどんな人が入って来たのか、チラッとみてみると……

ち「あれ?」




***

エースside

さっきの女は誰だ?
まだ開店時間じゃねーはずだし…ん?ショコラがなにか作ってる?あいつの客か?
見知らぬ女は無視して厨房の中に入る

「うっ」

入った途端、卵やらケチャップなどの匂いがプンプンする
匂いから察するに…オムライス?あいつの得意料理だし

「あ、エースお帰り!よし、完成」

思った通り、ショコラはオムライスを皿に盛りつけていた

「エース、これチヒロに出しておいて」

「は?」

チヒロ?たぶんさっきの女の事だろうがなんで俺が?

「昨日から村に住むことになったんだって」

昨日…ああ、ラクスとおふくろがギャーギァー騒いでたあれか

「なんで俺が。お前が持っていけばいいだろ」

「あたいは忙しいの!ほら、早くもっていかないと冷めちゃうでしょ」

「チッ」

仕方なくショコラの作ったオムライスを運ぶ。なんで俺が……


***

ちひろside


ん〜あれはラクス?
いやそれは無いよね。ラクスは今日お仕事だって言ってたし〜、あれ?でもこれがお仕事?んんー?

ち「あ…」

ラクスっぽい人出てきた。お、美味しそうなオムライス持ってる〜

「お待たせしました。お客様。」

声はラクスと違って低いや。この人ラクスじゃない!ピアスしてるし顔はそっくりだけど

「あ、あの…」

「俺…わたくしめはラクスの双子の兄でございます。……エースと言います」

「ああ!なるほど!」

「それではごゆっくりと…」

「ねぇ、じゃあさ…ってあれ?」

まだ話したいことあったのにさっさと厨房にいっちゃった…
なんなのあれ〜?ひどっラクスは可愛いのに兄貴は可愛くない〜む〜(怒

「まぁいいや。そんなことよりもオムライス〜♪」

エースは最悪だったけどメルのオムライスは最高だった♪
ほっぺがとろけ落ちて、天国に行っちゃうようなぁ〜///
ん〜今日はこのまま夢世界に行っちゃお〜♪続きは明日でいいや〜♪

「おやすみ〜」


Re: 題名未定。 ( No.12 )
日時: 2013/12/20 09:34
名前: 姫凛 (ID: xMxTbxuA)






春の月三日目



「ん〜〜〜〜おはよ!わたし!」

なんでだろ?今日はずっごくいい気分で目覚めたぞ♪
こうゆういい感じで目覚めた時は、その喜びをみんなに良い事をすることでみんなにも分けてあげなさってお婆ちゃんが言ってたっけ…
お婆ちゃん…元気にしてるかな…

「……は!」

いかんいかん、気分がブルーになってた。黄色にもどさないと!

「良い事かぁ〜…う〜む」

良い事しなさいって言われても何をすれば…

「あ。」

そういえば前ラクスが広場におこずかい…じゃなくて///
みんなが頼みごとを書いた掲示板があって言ってたような…
よし、今日はそれで良い事をして1日を過ごそう!

「おー!なんか忘れてるような気もするけどおー!!」

『ガチャ』

『ダダダダダダ』


☆広場☆


おぉ〜〜〜ひろ〜〜い♪
故郷の広場なんかよりもはるかに広く円形でなんか滝みたいなのが周りにいくつもある
ん?おやおやおや〜〜〜?
広場に見惚れてて気づかなかったけど、広場の真ん中に小さな芝生があってそこに大きな掲示板が建てられていた
そこに大きな白い犬?と一緒にいるレンリの姿が!

「…犬じゃない!どちらかというと狼よ!
 あ、じゃなくてシルバーウルフよ!人間」

ん〜〜前々から気になっていたんだけどレンリってわたしの心を読んでる?
レンリのアホー

「な、だっだれがアホよ!あなたのほうが阿呆だわ」

「おぉう」

「な、なにニヤニヤして…気持ちの悪い…」

「やっぱり、レンリ。わたしの心が読めるんだね!」

「………」

すごいすごい!こんなところに邪気眼仲間がいたとは♪

「あたしは忠ニ病ではないわ。貴女と一緒にしないで! (ボソッ…それに好きで心を読んでるんじゃないわ…)」

「え?」

今、すごく悲しそうな顔してなかった?
ごめん、有頂天で全然聞いてなかった……

「べつに、いいわよ。貴女に言ったんじゃないから。それじゃ」

レンリはギロッとわたしを睨みつけたあとシルバーウルフの背中に乗ってスタスタと帰って行った…
うぐ、レンリフラグを逃したかっ!

「…まぁ、それはそれで流して掲示板〜と」

掲示板にはみんなのいろんなお願い事が書かれていた
ユリちゃんの宝石をとってきてとか
ショコラのケーキ試食会とか
ゴドウィンさんの仕事のお手伝いとか

「あ、これレンリのだ…」

かわいらしい字で書かれたレンリの頼み事を発見♪
そっか〜ここに頼み事書くために来てたのか、納得納得

「え〜〜〜なになに〜?」

〔高額!簡単!なお仕事 詳しくはヴィヴィアージュ邸にて話します〕

「じゅるり……」

こ、これはっ!受けるしかないだろバッキャロー
なにこの誘い上手!お姉さんまんまと乗せられちゃったわ♪

「おーしこれに決定ーーー☆
 あっいやでも待てよ?これ…どうやって受ければいいんだろう…」

ノーーーン!!わたしとしたことがーーー聞くの忘れてたーーー!!

「おい、メス豚邪魔だどけ」

「あっおまえは!」

「なんだ?」

「ラクスのそっくりさん!」

「ぐっ。そっくりさんじゃねぇーーー!双子の兄のエースだ!!」

ぐふふふこれは、そうとうダメージくらっておるぞ
わたしをメス豚呼ばわりした罰じゃ〜〜!

「チッ。ん?高額、簡単?ああ、レンリのか」

「ああーーーそれはわたしが最初に目につけたんだぞ」

「はぁ?早い者勝ちだボケ」

そおいうとエースは紙に自分の名前を書いて受理と書かれたところに張り付けた。
なんと!そうゆうシステムだったのか!
って感心してる場合じゃねーわたしの金銀財宝がぁ〜〜〜

「わかった!わかったぞワトシン君」

「あ?(誰だワトシン君って…)」

「ここは平和的に山分けにしよう」

「は??」

「わたしはまだこの村に来て浅いからこのクエは二人で協力してやろう」

「なんでお前なんかと一緒にやんないといけないんだよ!」

「うるにゃーーーーい!わたしがやると言ったらやるんだ〜〜!!」

わーわーと駄々をこねこね作戦に観念したのかエースは

「チッ、しゃーねぇーなー。レンリが良いって言ったらついてこさせてやるよ」

ちょい上から目線なのがものすごく腹が立つがここは贅沢も言ってられん
ぐぐっと我慢して……

「やったーーー♪えりがと、エース」

「ふんっ」

不機嫌そうなエースは無視無視とゆうことでヴィヴィアージュ邸にゴーゴーゴー♪




Re: 題名未定。 ( No.13 )
日時: 2013/12/19 18:11
名前: 姫凛 (ID: ZsN0i3fl)







☆ヴィヴィアージュ邸☆



「はぁ…はぁ…」

や、やってきましたヴィヴィアージュ邸…はぁ…
エースあるくの早すぎ…迷わないのはいいけど、結局筋肉痛なるんじゃおなじじゃん…

「おい、何してるメス豚ー早くこいっ」

うっ、またわたしのことをメス豚とぉ〜〜〜

「わたしにはチヒロっていうかわいい名前があるんじゃ〜〜!!」

「あっそう」

くぅ〜〜〜〜〜こんにゃろ〜〜〜!!!

『ギィィィィィ』

お屋敷の大きな扉が開かれる

「いらっしゃいませ、エース様チヒロ様」

タバサさんが優しい笑顔でわたしを癒し出迎えてくれた
はぁ〜〜〜癒されるわ〜〜

「レンリはどこにいる?」

「お嬢様ならラクス様と花壇のほうへと出かけになられましたよ」

「そうか。ほら、いつまでもぐでっとしてないでいくぞ」

「ふぁ〜い…」

「クスクス」

重たい足しに鞭を打ち…あれわたしの前世って馬?
ダラダラとエースの後を歩いていると、お花のいい香りがしてきた…
ん〜〜〜癒されるパートツー!

「あ、兄さん!」

「よ、ラクス。今日も不機嫌そうな顔だなレンリ」

「あなたもね」

んんーお三人は仲良しさんなのかな〜〜?
なんだかレンリがわたしに…よりも優しく話しているようないないような〜〜

「………」

あ、また睨まれちゃった

「依頼の件できたのでしょう」

「ああ」

「べ、べつに高額収入につられたわけじゃないぞ!」

「チヒロちゃん……」

うっラクスに憐みの目でみられた〜〜

「用件は、エリエステの森に行きリンゴを五つ取ってくること。それだけよ」

「おぉ、本当に簡単そうなお仕事」

「そうでもないよ」

なぜだかラクスは心配そうな顔で言う

「エリエステの森ではモンスターがでるし…女の子には危険だよ」

「げ、モンスター!?」

「そうだな、危険だな。だからお前は家に帰っていい子にしてな」

うぐぐ…だがここで引き下がるわけには…

「必要な装備は武器庫から適当に持ち出していいわ。
 あと必要ならエールとラクスも貸し出すわ」

「はぁ!?」

「あはは…貸し出されちゃった」

「おぉ〜〜〜椀飯振舞ってやつだね。やった〜」

「喜んでんじゃねぇ。俺はこんなお荷物と一緒だなんてお断りだ」

ムッカ〜〜〜〜
なんだよこいつーラクスは超〜〜〜かわいいのに兄貴は全然〜〜〜〜かわいくない!むしろチョーはらだたしいぃーー

「あなたの意見なんて聞いていないわ。文句言う暇があるのなら早くリンゴをとってきて」

「チッ」

不機嫌そうに舌打ちするとまた一人さっさと出て行ってしまった
あいつ団体行動不向きだな…

「じゃ、僕たちも行こうか。チヒロちゃん」

「うん」

レンリに「がんばるおー」とガッツポーズでつげ無視され、タバサさんに見送られていざ天竺へ!じゃなかったいざっエリエステの森へーーー!!
あ、ちなみに数多くある武器の中からわたしが選んだのは片手剣
だって軽いし〜とりあえず振り回せば大丈夫かな〜って♪
エリエステの森ってどんなとこなんだろ〜〜楽しやな〜

☆エリエステの森☆

おぉ〜〜ポカポカ陽気ですな〜〜眠くなってきた…

「ふぁ〜」

「おい、油断するなメス豚」

「だってぇ〜」

「あはは。ここは別名春の森とも呼ばれているからね。ポカポカで眠くなっちゃうよね」

「うんうん」

ここでピクニックとかしたら楽しそ〜
エースは一人過敏にあたりを警戒している
そんな、警戒してなくても大丈夫だって〜〜

「そういえば、ラクスの武器は?」

なにも持っていないように見えるけど…

「え?ああ、僕の武器は魔法だよ」

「まほう〜〜?」

「うん。スピリット達の力を借りて起こす不思議現象的な?僕ができるのは炎の魔法だけだけど…」

「へぇ〜〜〜すごい!みせてみせて」

「うるさい!黙れバカ共!」

シュン…

「怒られちゃったね…」

「うん…」

も〜〜〜エースのバカバカ
せっかくの楽しい雰囲気がだいなしじゃん!
あれ?あんなとこに綺麗なお花が…お見上げに一つ摘んでいこうかな

「ッ!バカ」

「チヒロちゃん危ない!」

「へ?……キャー」

わたしが摘もうとしたお花はじつはモンスターが擬態したものだった
手を伸ばした瞬間、モンスターの目が光り手をかみ砕こうと…エースが間一髪で助けてくれたからセーフだったけど……

「大丈夫!?」

「う、うん…ありがとエース…」

「油断するな!ぞろぞろ出てくるぞ!」

「え?」

エースが言ったとうり周りからゾロゾロと気味が悪い程にモンスターが現れる
エールとラクスは三手に分かれてモンスター撒こうと言い出した
ま、まってわたしこしが抜けて…
「待って」という暇もなく二人は別々の方向に走り出した
モンスター達は二人を追いかけてゾロゾロわたしから遠のいていく…
わたしは独りポツンと座っている…

Re: 題名未定。 ( No.14 )
日時: 2013/12/19 18:33
名前: 姫凛 (ID: cdCu00PP)






『ぐおおおおおーーーーー』

「ひっ!」

ラクスの逃げた方向から大きなモンスターの唸り声が聞こえた

「うわーーーー」

「ラクスーーーー」

二人の声が意外と近くから聞こえた…
助けに行かないと…と思うが体が思うように動かない…
エースがわたしのもとに駆け寄ってきて、力強く肩を握りしめてこう言い放った

「メス豚、いいかお前は逃げろーー足手まといだ!」

「で、でもっ」

「ラクスは無事だから心配するな!」

でも…でも…
わたしが迷っている間に大きなバケモノはやってきた…

『ぐるるるる…』

角が生えた熊型のモンスター
遠い昔の記憶がよみがえる…燃える炎の中で……

(逃げて……チヒロ……)

「逃げろ!」

「いやだ……母さ……

いやだ……エース……

もう独りになるのはイヤだ……

悲しいのは——

もうたくさんだ!!」


——————

「!?」

急にあたりが青白い光に包まれ世界の時が止まったようだった…

[私のこえが聞こえますね……]

「なに……これ……」

目の前にはさっきまではなかった光り輝く女神の像があった
そして聞きなれない女の人の声が脳に直接語り掛けてきた

「誰!?誰の声なの!?」

[あなたは私と 同じ心を持っている……
 悲しみと……寂しさが……溢れている]

「誰なの?貴方は!?……うわ!?」

急に光が強く光り輝き、青白い光がわたしの体をまとわり右手の甲に集まりだしなにか強いエネルギーが注ぎ込まれるような感覚が走った
とてもあつく痛い

「ううううううううう………あああああああああああ……ぐぐぐぐぐぐぐ………あうはぁはぁあーーーーーーーーーーー」

そして意識が飛んでいく世界が真っ白に染まる

[大切なものを守りたい
その願いを強く祈りなさい]



Re: 題名未定。 ( No.15 )
日時: 2013/12/26 16:26
名前: 姫凛 (ID: jmxtpCAp)






春の月八日目




☆ヴィヴィアージュ邸☆



「うう…ああ…! …ここは?」

目が覚めるとそこは森じゃなくて、お屋敷?どこかのお城の中みたいな豪華な部屋だった。

「おぉ」

しかもわたしが今、寝ているベットは、天窓付きピンクのレースカーテンのお姫様ベットやんけ〜〜〜〜キャーーー♪
なに!?ここは天国!?わたしマジでゲームオーバーしちゃった?選択ミスった?
でもかまわんかまわん!だってお姫様ベットだもの!


「ガチャ」「パタパタ」

ん?羽ばたき音と共に誰か来た?はっ、まさか白馬に乗った王子様!?

「あら〜、チヒロちゃんやっとお目覚め?おはよう」

「……なんだパニールさんか…」

白馬の王子様かと思ったらピンクの天使だった…。ガックシ…

「あらあら〜なんだか残念そうね」

「い、いえっそんなことは…」

「やっぱり、エース君の方がよかったかしら〜?」

「いえいえ…そんな…え?エース??」

なんでここでエースの名前が…?

「ええ。だってここまで貴方を運んできてくれたのはエース君だもの」

「え…ええーーー!?」

あ、あのクソはがいいエースが!?あいつジャイアンだったの!?
不良が子猫拾う的なあれなの!?

「彼もいいとこあるのね〜。おばさん感心しちゃったわ」

「いいいいや、わたしとエースはなんでもないですから!それよりラクスは!?あとリンゴは!?報酬は!!」

「ふふっ、落ち着いて。ラクス君は、少し擦り傷を負ったみたいだけど大丈夫みたいよ」

「そ、そうですか…よかった」

ふぅ〜〜と胸をなで落とす。よかったラクス無事で…

「それからレンリからこれを預かってるわ」

「へ?」

「今回の御礼。みんなが頑張って取ってきてくれたリンゴで作ったアップルパイよ。召し上がれ♪」

ふおおおおーーーーいい香り〜〜〜うまそ〜〜

「いただきます!はむはむっもぐもぐ」

「ふふふ、そんな急いで食べなくてもおかわりあるわよ」

「もぐもぐ」

うまい!うまい!なにこれ!?こんなおいしいアップルパイ初めてだよ!

「やっぱり、相当おなかすいてたのね…」

「?」

「チヒロちゃん五日も寝てたのよ」

「!!」

あっぶねーー危うくパイが喉に詰まるとこだった、ぜぇ〜〜ふぅー
っとゆうか五日も寝てたって…

「ホントに?」

「ええ。だから目覚めてくれてよかったぁ〜」

パニールさんは本当にうれしそうな顔をして言っている。
…わたし冗談抜きで生死を彷徨ってたんだ……ブルブル!こわっ

「これからどうするの?よかったら、まだ泊まっていても…」

「いえ、もう大丈夫です!元気パワー充電完了です!」

「そ、そう?それならよかったわ」

「……それじゃあ、そろそろお暇しますね」

「ええ。またなにかあったらいつでも頼りにして頂戴ね」

「はい♪」

笑顔でパニールさんと別れるとすぐに近くにあった茂みに隠れた
べつに隠れる必要性はないんだけど、なんとなく一人になりたい気分だったから……
あの時、わたしの身に起きたことを振り返る必要性があると思ったから…
わたしは茂みをかき分けながらどこか静かで落ち着けそうで、一人になれそうな場所を探すことにした。




☆ルビア山山道☆


「………」

ピュ〜〜〜ン

あ、あれ〜〜〜?わたしたしか一人になれる場所を探してたんだよねー?
なんでかな行くとこ行くとこ、スピリットだらけなんですけどーーー!!
スピリット達はおもしろおかしそうにこっち見てくるし。完全になめられてるよね…。遊び相手だと思われてるよね…

Re: 題名未定。 ( No.16 )
日時: 2013/12/21 10:43
名前: 姫凛 (ID: rMENFEPd)








☆ルビア湖☆


キュイキュイ♪




はぁー行けば行くとこ、スピリットだらけ…
まぁ、スピリットがいるってことはこの土地が豊かなの象徴なんだろうけどさぁ〜〜今は一人になりたい気分なんだよねー

「アタラセリ…ハメツアウタ……ケモノトナリ……トキリ…ウバイサル……」

ん??どこからか綺麗な歌声が聞こえてきた
周りにいたスピリット達も楽しそうにどこかへ飛んでいく。そしてわたしもおいでと手招きしてる子もいる
ためしに行ってみようかな


「ハリノシラベ…リンネノヒト…タリ…」

スピリット達に導かれて歩いていると大きな湖にたどり着いた
えっとえっと〜〜、慌てて地図を開いて居場所確認。ここは、ルビア湖というらしい。シアレンス村でたぶん目玉的なとこなのかな?大きいし…

「クロイハナ……アノコエガ…コワレタ…」

あ、女の人発見!
田舎には似合わないパツ金で耳にはピアスそしてヘソ出し衣装で、腕には龍の刺青

『ブルブルッ!』

一気にさっ、寒気が……
や、やばいよあの人!刺青もんだもん!ヤクザどっかの総長だよっ!逃げよう今なら間に合うっ!
抜き足差し足…と総長に気づかれないように、逃げようとしたけど、

『バキッ』

「あっ……」

小枝を踏んでしまい、大きな音を立てちゃった…

「………」

何事もなかったかのようにササッと黒古のように立ち去ろうとしたけど、

「ちょっと、待ちいなアンタ」

「ヒィィィィ!?」

総長に見つかったしまったぁぁぁあぁぁぁわたしの冒険はここで終わるのかぁぁぁぁ




           
            END






「いや、ENDちゃうし!」

「あれ?死んでない?食われてない?」

「なんでウチが、アンタを食わなアカンねんっ」

「え…だって総長さんだしぃ…」

「ダレが総長やねんっ!ウチは酒場のマスター、リザや」

「はぃ?酒場?マスター?」

キュキュイ

あ、頭が混乱してきた…
え?なにがどうでどうがなになの??

「ふむふむ、ほぉ」

リザさん?はスピリット達となにか、話してるみたい…?とゆうかスピリット語っていうジャンルあるんだ…

「アンタが、最近引っ越してきたちゅーチヒロさんか」

「はっはいぃ!ごあいさつが遅れてしまい申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ‼!」

「いや、ええよそれは。アンタもいろいろあって大変やったみたいやし」

おぉぉぉ、リザさん見た目の割に本当はすごく優しい人なのかも♪
よかったー総長の殺戮マシーンじゃなくてぇ〜

「なぁ、アンタ。なんか悩み事があるんやって?」

「ほえ?」

な、なぜそれを…?

「スピリット達が教えてくれたんや。アンタが一人寂しく考え込むためにウロウロしとるって」

お、おしゃべりめぇ〜〜〜
……でも、わたし一人じゃどうにもできないことって沢山あるし…ここはスピット達のご厚意に甘えさせてもらおうかな…


「はい…」

「そなかしこまらんでええで。そしゃ、ウチの見た目は褒められたもんやないけど、これでも王立魔法研究所で働いとったすごい先生なんやで」

「えぇぇぇぇ!?」

「君、いちいちリアクション大きいね…」

王立魔法研究所っていったら、ノーラッドがほこる超超チョーすごいトコじゃん!具体的にどうすごいのかは知らないけど!


Re: 題名未定。 ( No.17 )
日時: 2013/12/23 10:30
名前: 姫凛 (ID: 57S6xAsa)










☆ルビア湖☆


キュイキュイ♪




はぁー行けば行くとこ、スピリットだらけ…
まぁ、スピリットがいるってことはこの土地が豊かなの象徴ってこといいことなんだけど、わたし的には今は一人になりたい気分なんだよねー

「アタラセリ…ハメツアウタ……ケモノトナリ……トキリ…ウバイサル……」

ん??どこからか綺麗な歌声が聞こえてきたぞよ
わたしを小バカにからかっていたスピリット達も楽しそうにどこかへ飛んでいく。そして、何匹かがわたしもおいでと手招きしてる。…ものはためし、ということでためしに行ってみようかな?


「ハリノシラベ…リンネノヒト…タリ…」

スピリット達に導かれて歩いていると大きな湖にたどり着いた
えっとえっと〜〜。慌てて地図を開いて居場所確認!
ここは、ルビア湖というらしい。シアレンス村のたぶん目玉的なとこなのかな?大きいし…
湖の真ん中には大きな樹が立っていて反対側にはおいしそうな果物がってる♪
バタフライかクロールで取りに行くのかな?楽しいそぉ〜

「クロイハナ……アノコエガ…コワレタ…」

あ、女の人発見!今、わたしが立っているところから少し離れたところにある船着き場?で、いいんだよね。小さい小舟みたいなの見えるし。
みたいなところで田舎には似合わないパツ金で耳にはピアスそしてヘソ出し衣装で、腕には龍の刺青…

『ブルブルッ!』

一気にさっ、寒気が……
や、やばいよあの人!だって刺青もんだもん!ヤクザどっかの総長だよっ!逃げよう今なら間に合うっ!
抜き足差し足…と総長に気づかれないように、逃げようとしたけど、

『バキッ』

「あっ……」

小枝を踏んでしまい、大きな音を立てちゃった…

「………」

何事もなかったかのようにササッと黒古のように立ち去ろうとしたけども、

「ちょっと、待ちいなアンタ」

「ヒィィィィ!?」

総長に見つかったしまったぁぁぁあぁぁぁわたしの冒険はここで終わるのかぁぁぁぁ




           
      「勇者の冒険はここで終わった」 END






「いや、ENDちゃうし!」

「あれ?死んでない?食われてない?」

「なんでウチが、アンタを食わなアカンねんっ」

「え…だって総長さんだしぃ…」

「ダレが総長やねんっ!ウチは酒場のマスター、リザや」

「はぃ?酒場?マスター?」

キュキュイ

あ、頭が混乱してきた…
え?なにがどうでどうがなになの??

「ふむふむ、ほぉ」

リザさん?はスピリット達となにか、話してるみたい…?とゆうかスピリット語っていうジャンルあるんだ…

「アンタが、最近引っ越してきたちゅーチヒロさんか」

「はっはいぃ!ごあいさつが遅れてしまい申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!」

「いや、ええよそれは。アンタもいろいろあって大変やったみたいやし」

おぉぉぉ、リザさん見た目の割に本当はすごく優しい人なのかも♪
よかったー総長の殺戮マシーンじゃなくてぇ〜

「っと、ゆうよりリザさんスピリット達の言葉がわかるんですか!?」

「ああ、そやで。ウチはスピリットを研究するためにこの村に来たんや」

「へぇー」

研究しに来たって事は学者さんなのかな?
あれっ?でもさっき酒場のマスターって言ってたし…んーー?

「あちゃ〜〜また混乱させてもうたかぁー」

リザさんは頭に手をあててため息をついている。
…見た目は刺青もんで怖いけど、雨の日に子犬を拾う不良くらい優しい人なのかな?

「ごめんなー。ウチ人に説明すんの下手なんよー」

「いっいえ、わたしの理解能力が低いのがいけないんですから!」

「あ、そやったね」

えぇ〜〜〜否定してくれないの〜〜〜〜
と心の中で突っ込んだらリザさんはクスクスと笑い「冗談や」と言っていた

「ウチなここに来る前は、王立魔法研究所の研究員だったんや」

「へぇ………っえええ!?」

「反応…遅いしでかいわ」

お、王立魔法研究所ってたしか各国の超エリートを集めて古代魔法を研究してる超すごいところのことだよねー?すごぉーーー!!

「わぁぁぁ♪」

「急にウチをみる目の色が変わったな…」

キラキラしたまなざしで見ていると、リザさんはちょっと照れくさそうな、困ったような表情をしていた
こんなところでこんなすごい人を知り合いになれるなんて///
おばあちゃんに自慢してあげなきゃっ♪








Re: 題名未定。 ( No.18 )
日時: 2013/12/23 14:51
名前: 栗おこわ (ID: klNaObGQ)

栗おこわです。リザさん、かっちょいいですね♪

ところで、親記事のとこにある目次ってどうやって作りました?
私も小説、やってるんで…

Re: 題名未定。 ( No.19 )
日時: 2013/12/25 13:14
名前: 姫凛 (ID: zEDABVSv)





栗おこわさんへ


初めまして。コメありがとうございます♪
目次は、>> ←をコピー(文字をぐぐ〜と押しながら引っ張って青い線?で囲って左クリックしたら出てくる項目の中のコピーってとこをクリック)して張り付け(左クリックで項目の中にある奴)て半文字で数字をいれたらできますよ^^
(カキコの書き方・ルールの目次テンプレってとこに見本みたいのありますよ)

Re: 題名未定。 ( No.20 )
日時: 2013/12/25 13:37
名前: 栗おこわ (ID: klNaObGQ)

姫凛さん

ありがとうございます♪

Re: 題名未定。 ( No.21 )
日時: 2013/12/25 13:45
名前: 姫凛 (ID: zEDABVSv)







栗おこわさんへ


いえいえ。どういたしまして(*^^)v
お互い頑張りましょうね♪

Re: 題名未定。 ( No.22 )
日時: 2013/12/25 14:53
名前: 姫凛 (ID: zEDABVSv)






「あれでもさっきは、酒場のマスターだって…」

「あぁ〜それな〜」

リザさんは気まずそうに、

「ほらあれやよくゆうやろ。働からざるもの食うべからずって」

あぁ〜と思わず口にする。うん。だってわたしもどこかで聞いたことあるし…。あんまり思い出したくないけど…
要するにリザさんは、スピリット達のことを研究しに来たけど、でも働かざる者食うべからずってことで酒場のマスターさんをやってるのかぁ〜偉いな〜すごいな〜

「ウチがやっとる酒場は“アルモニカ”ちゅーんや。夜六時から夜中の十一時までやっとるからよろしくな」

酒場アルモニカ…?あっれ〜〜?どこかで見たことあるようなないような…

「酒が飲めへんでも自慢の料理があるから大丈夫やで!」

「むっ。失礼な、こうみえてもわたし成人してます!お酒くらい飲めますよ」

「ん?そやったんか?いや〜すまんすまん」

たしかに…あまり強いほうではないけども。でもっ、まったく飲めないわけではないのだ!

「あっそや。これあげるわ」

そういうとリザさんはポケットの中からしわくちゃの紙切れを一枚取り出しくれた
なにこのしわしわの紙切れ…?

「ポッケに突っ込んどったから、しわくちゃや」

「あははー」と笑いながらリザさんは言う

「それ、ウチの店の割引券や。三十パーセントオフでなんでも一個食えるで♪」

「おぉー、なんでも?やったー♪」

いいものもらっちゃったかも♪ラッキー☆

「うん。なんでもや。明後日までやけど」

「へ?」

イマオヌシナントオッシャリマシタ?

「うん。明後日までやで。それ使えるの」

「えぇーーーー!?」

「いや〜〜、昨日気が付いてビックリやったわ〜」

「ビックリしたのはこっちです!!」

はっ、はめられた…。ぬか喜びして大損だよ!
ううっリザさんって優しくていい人っぽいけど、ちょっと要注意人物だな…

「なぁ」

「はい?」

さっきまでケラケラ笑っていたのに急に真面目な顔をしてジローとわたしを見つめるリザさん…
そっ、そんなに見つめられると照れちゃうよ///
と心の中でボケてみたけど、リザさんの目はわたしの体のあるとこ一点をジーと見つめている事に気が付いた

「なに…これ……」

リザさんが見ていたのは、わたしの右手の甲…
あの日…軽い気持ちでエースとラクスとエリエステの森に行って、不思議な体験をしたときに、何かが入ってくるような痛みを感じたあの右手の甲…
に見たこともない紋様が浮き出ていた…

「なにって、アンタもウチと同じで刺青で入れたんとちゃうん?まぁ、お世辞にもいい趣味とは言えへんけど…」

「ち、違います!わたしこんなの知らないっ」

「もしかして、今気づいたんか?」

「はい。この間までこんなのなかったですよ!」

困惑するわたしをリザさんは優しくなだめ、状態確認をする
わたしはこの間、あった事を包み隠さずリザさんに相談してみた

「……」

リザさんはハッ!とりたりどこか物憂げな顔をしたりして黙り込んでいる
わたしがリザさんが発する言葉を今か今かと待つ

「心当たりがあるっちゃある」

「それはっ!」

「まぁ、待ち。ウチもちょっと混乱しててな、少し調べものしながら頭を整理したい。少し時間くれるか?」

「はっ、はい……」

「そがあな、顔すんなや。そこそこ可愛い顔が台無しやで」

「そこそこじゃないです。超可愛いです」

と言うとリザさんは少し驚いた顔をし「そんなに元気なら大丈夫や」とクスクスと笑っていた

「なにか解ったら、手紙出すから安心し」

「忘れないでくださいよー」

「はいはい」

と言いながらリザさんは山を下りて行った。
一人…いやスピリット達と残されたわたしは、一面に広がる大空を見上げ誰にも聞こえないようにひっそりと

『わたしって一体、……【何者】なんだろうね』

とつぶやいた

「さ〜〜て、もうカラスが鳴く時間だしマイハウスに帰ろっと♪」

パンパンッと頬を叩いて気分一新!
落ち込んでる暇なんてないよね。やらないといけないこと沢山あるしっ
さーて明日は何をしようかな〜〜?


Re: 題名未定。 ( No.23 )
日時: 2013/12/25 19:29
名前: 朱雀@ (ID: Mj3lSPuT)





姫凛〜〜♪見に来てやったぞー!w
おぉ、生意気に中々おもしろなww
まぁガンバw

Re: 題名未定。 ( No.24 )
日時: 2013/12/26 12:33
名前: ゆい (ID: FpNTyiBw)





初めてましてゆいです☆
チヒロちゃん天然でかわいい〜♪
私もルーファクトリー大好きです!
これってフロンティアが舞台ですか?w

Re: 題名未定。 ( No.25 )
日時: 2013/12/26 14:51
名前: 姫凛 (ID: niONRc09)






朱雀@へ

おおー見に来てくれてサンキュ♪
生意気にってwwまぁ、おもしろいならいいっかww
おう、頑張って書くから応援よろしくなww


ゆいさんへ

チヒロが可愛い!?
あははwありがとうございます^^
あっはい!村の名前が3のになってるけど舞台はフロンティアなんです♪
よくわかりましたねw(←ファンなら当たり前かw

コメありがとうございました^^


Re: 題名未定。 ( No.26 )
日時: 2013/12/26 15:19
名前: 姫凛 (ID: jmxtpCAp)







春の月九日目




朝、起きて顔を洗って着替えて朝食を食べて家を出て畑の前、さーて今日は何をしようかな〜と考えていたらわたしはあることを思い出してしまいました…。
畑=野菜=カブ=四日目=収穫=今日九日目……

「うにゃ〝−−−−−−−!?」

枯れて…いや奇跡的に生存してるであろうカブが何処にもないのです!
あるのはまた生え始めたムカつく雑草ばかり…。また抜かないといけないのか…めんどい〜〜〜…
ってそうじゃなくて!私の大切な?カブちゃんを盗みやがった泥棒さんを取っちめてやらないと!!

「これは…チヒロ名探偵の出番ですな。フフッ」

ジャジャーン ピューン

頭脳は子供、見た目も子供…の名も〜〜〜

「迷探偵 チヒロ!」

ババーン

「ふっ、決まったぜっ」

『クスクス』

……何人か旅人さんとかに笑われたような気がしたけどそんなものわたしは気にしないのだ!
天才はみんなから疎まれる存在だと昔から相場が決まっているからな!ぐはははーーと笑いながらわたしは無駄にだたっぴろい畑をくまなく見回りしてみる。

「むむっ。これは……!」

チヒロは綺麗な石を手に入れた
…なんだただの石ころか。まぁ、一応事件現場に落ちてたもんだし証拠品としてもって行くか…

「おーし。現場の調査が終わったら、次は聞き込み調査だーー」

ビューイーンという感じが頭の中で連想しながら、あるというていでマントをなびかせながら、聞き込み調査へと向かう…。
まさかまた迷子になるとは思わなくて……。わたし、自分が情けないっす!


☆牧場地区☆

えーと…今の現在位置確認…。地図を広げるけど、あーーー地図ウザい!アレ↑見たほうが早いよっ!えっとなになに牧場地区…?
はい?牧場?わたし以外に農業やっている人いたっけ?あ、まだあいさつ回り済んでないからまだ見ぬ村人さんかな?ワクワク♪

「おぉ…この懐かしく田舎くさいこの匂いは……畑の匂いだ〜」

ってことは歩いていける範囲に牧場があるのか!おーし、聞き込み調査かねての隣のお昼ご飯だ〜〜〜ヨネスケさーん♪

☆牧場☆

『パサパサッ』

「ふぅ〜、このぐらい耕せばいいかな?」

『ダダダダダダダダーーーー…』

「?」

「隣のお昼ご飯〜〜〜!!」

「うわぁ!?チヒロちゃん!?」

「ほえ?あっラクス!?」

何も考えずに、ただお昼ご飯欲しさに…じゃなかった新たな住人さん会いに突っ走ってたら少し顔とかに泥がついて汗まみれのラクスがクワ片手に立っていた。

「どうしたの?急に…」

「え?え?いや…わたしはただ…その……」

お昼ご飯もらいに来ましたなんて言えないから口ごもってしまう。あっ、間違えたえーとえーとなんだったけ?
あ〜〜忘れちゃったー。ヤバイ…ラクスめっちゃ困った顔してる…ごまかさなきゃ…なんか適当な事言って誤魔化してお昼ご飯もらわなきゃ…。

Re: 題名未定。 ( No.27 )
日時: 2013/12/26 21:40
名前: 朱雀@ (ID: f..WtEHf)






カブ水やり忘れてたくせに泥棒とっちめるってww
しかも昼飯たかるのかよww

Re: 題名未定。 ( No.28 )
日時: 2013/12/27 13:03
名前: 姫凛 (ID: Om7nks4C)






朱雀@へ

あはwごめんねーアホな子でーww