コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 題名未定。 ( No.8 )
日時: 2013/12/19 16:16
名前: 姫凛 (ID: f9c/TndF)









「それじゃあ、作物の作り方を簡単に説明するね」

「宜しくお願いします!先生」

「あ、そのまえに……引っ越し祝いですどうぞ♪」

ボロのクワとボロのじょうろを貰った
ナニコレ……?ボロボロ……

「それ僕のお古だからボロくてごめんね?」

「ううん、ありがとうラクス♪」

ほんとは新品のが欲しかったけど、言っちゃだめだよね
頑張ってお金ためて買おう

「まず畑がはれ放題だから、雑草を抜いて綺麗にしよう!」

「ほ〜い」

『ブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッ』

うう……腰が…畑仕事はキツイとテレビでよく言ってたけど、ここまでとは……くっ!
チラッとラクスを見てみると

「〜♪」

なんかぜんぜん辛そうじゃなない。むしろ超楽しそう…
わたしも慣れれば、あんな感じに楽しく出来るのかな?

「よし。じゃあ次はクワで畑を耕そう!」

「はい!先生」

『パサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッ』

このボロのクワ……すげぇ重たっ!一回振るのにすごい体力削られる!

「いいクワほど軽くて振りやすいから、チヒロちゃん頑張って!」

「・・・・・・・・・・」

心をまた読まれた?それとも顔に出てたかな?
でもなんかもうどうでもいいや…さっさとこのつらい作業を終わらせよう…

「畑が耕せたら次は種をまくよ!はい、これどうぞ♪」

カブの種をもらった

「種はたぬきち商店で売ってるから、ぜひ買いに来てね♪」

「商売上手め〜。」

「ふふっ、じゃあ種をまいてみて♪」

もう疲れてなにも言いたくないから、ラクスの言うとおりにやる

『パラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッ』

種をまきおえるとラクスは次の指示をだしてきた

「次が最後だよ。あそこにある川から、じょうろで水を汲んで畑に水をあげて♪」

ラクスが指差す方には緩やかに水が流れている川があった

『スタスタ』

近付いてみると、透明に近い感じのきれいな川で魚が沢山泳いでいた。
釣りとかし放題だ♪したことないけどぉ〜〜

『ジョースタスタ・・・ジャー』

水を汲んで耕した畑の所に行って水を撒く
まきおえるとラクスは、

「はい。これで今日は終わりだよ♪あとは毎日お水をあげてたら4日には収穫できるよ」

ち「へぇ〜」

カブってそんな簡単?に出来るんだ…。ぜんぜん知らなった……

「収穫した野菜はあそこにある、出荷箱に入れてくれたら僕がPM5時に取りに来てAM6時にはチヒロちゃんのお財布に売上金が届くよ」

ち「へぇ〜・・・・ん?」

あれ?お金が私の財布に届く?
どうゆう事なのか聞こうとしたら、「詳しいことは僕もよく分かんないんだ」とラクスは何故か小声で言った

「あ!千尋ちゃんに大事な事言うの忘れてた!」

「大事な事って?」

「さっき水を汲みに行った川の近くにある橋を渡ったら大きな広場があるんだ。」

橋?……ああ!なんか大きな橋があった!木に隠れてて良く見えなかったけど!
広場?故郷…いや実家ではお祭りとかやってたなぁ〜、ここでもそうゆうことやってるのかな?

「広場の真ん中には掲示板があって、そこには村のみんなの頼みごと(クエスト)がいろいろ書いてあるんだ。」

「へぇ〜それをやるとなにかあるの?」

「うん。お手伝いするとお金とかなにか使える物とかが御礼で貰えるんだ♪小遣い稼ぎになるよ。」

「ほほう」

いい小遣い稼ぎとはいい事聞いたのぉ〜〜

「あと毎週の祝日のお昼にはリンさんって言う旅商人さんが来るよ。
  いろいろ売ってるから、なにか掘り出し物があるかもね♪」

「へぇ〜。いろいろ教えてくれてありがとう、ラクス先生」

「いえいえ。明日はあいさつ回りをするの?」

「うん。本当は今日行きたかったんだけど、迷い過ぎてもう夕方だし…明日にする。」

「僕は仕事だから一緒に行けないけど、村のみんなはちょっと個性が強いけどいい人たちだよ」

「早く馴染めるといいなぁ〜〜〜〜」

「チヒロちゃんならすぐだよ。」

え〜そうかな?わたしこう見えて人見知り激しいしなぁ〜会って早々にレンリに嫌われちゃったし〜〜
でも、ラクスがこういってんだし大丈夫だよね!うんっ

「あ、そろそろ帰らないと…じゃあね、チヒロちゃんまた明日♪」

「うん♪今日はいろいろありがとうーまた明日〜♪」

とびっきりの笑顔でラクスを見送った後、「ふぅ〜」と大きく息をはいてクルリと回りマイハウスを眺めて見る

「今この瞬間から!・・・とゆうよりはもう始まってるようなきもするけど。わたしの新しい生活が始まるのだぁぁぁ!!」

『ガチャ』

別に深い意味とかはないけど、なにかのケジメとしてこれを言ってから家に入った。
さっき言ったばかりだけど、マジでもう始まってんだよね。わたしの一人暮らしもとい新しい生活。
うははは…ここはわたしの城じゃ〜〜〜あ、お婆ちゃんに手紙かかないと…なんて書こうかな〜〜♪