コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 題名未定。 ( No.17 )
日時: 2013/12/23 10:30
名前: 姫凛 (ID: 57S6xAsa)










☆ルビア湖☆


キュイキュイ♪




はぁー行けば行くとこ、スピリットだらけ…
まぁ、スピリットがいるってことはこの土地が豊かなの象徴ってこといいことなんだけど、わたし的には今は一人になりたい気分なんだよねー

「アタラセリ…ハメツアウタ……ケモノトナリ……トキリ…ウバイサル……」

ん??どこからか綺麗な歌声が聞こえてきたぞよ
わたしを小バカにからかっていたスピリット達も楽しそうにどこかへ飛んでいく。そして、何匹かがわたしもおいでと手招きしてる。…ものはためし、ということでためしに行ってみようかな?


「ハリノシラベ…リンネノヒト…タリ…」

スピリット達に導かれて歩いていると大きな湖にたどり着いた
えっとえっと〜〜。慌てて地図を開いて居場所確認!
ここは、ルビア湖というらしい。シアレンス村のたぶん目玉的なとこなのかな?大きいし…
湖の真ん中には大きな樹が立っていて反対側にはおいしそうな果物がってる♪
バタフライかクロールで取りに行くのかな?楽しいそぉ〜

「クロイハナ……アノコエガ…コワレタ…」

あ、女の人発見!今、わたしが立っているところから少し離れたところにある船着き場?で、いいんだよね。小さい小舟みたいなの見えるし。
みたいなところで田舎には似合わないパツ金で耳にはピアスそしてヘソ出し衣装で、腕には龍の刺青…

『ブルブルッ!』

一気にさっ、寒気が……
や、やばいよあの人!だって刺青もんだもん!ヤクザどっかの総長だよっ!逃げよう今なら間に合うっ!
抜き足差し足…と総長に気づかれないように、逃げようとしたけど、

『バキッ』

「あっ……」

小枝を踏んでしまい、大きな音を立てちゃった…

「………」

何事もなかったかのようにササッと黒古のように立ち去ろうとしたけども、

「ちょっと、待ちいなアンタ」

「ヒィィィィ!?」

総長に見つかったしまったぁぁぁあぁぁぁわたしの冒険はここで終わるのかぁぁぁぁ




           
      「勇者の冒険はここで終わった」 END






「いや、ENDちゃうし!」

「あれ?死んでない?食われてない?」

「なんでウチが、アンタを食わなアカンねんっ」

「え…だって総長さんだしぃ…」

「ダレが総長やねんっ!ウチは酒場のマスター、リザや」

「はぃ?酒場?マスター?」

キュキュイ

あ、頭が混乱してきた…
え?なにがどうでどうがなになの??

「ふむふむ、ほぉ」

リザさん?はスピリット達となにか、話してるみたい…?とゆうかスピリット語っていうジャンルあるんだ…

「アンタが、最近引っ越してきたちゅーチヒロさんか」

「はっはいぃ!ごあいさつが遅れてしまい申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!」

「いや、ええよそれは。アンタもいろいろあって大変やったみたいやし」

おぉぉぉ、リザさん見た目の割に本当はすごく優しい人なのかも♪
よかったー総長の殺戮マシーンじゃなくてぇ〜

「っと、ゆうよりリザさんスピリット達の言葉がわかるんですか!?」

「ああ、そやで。ウチはスピリットを研究するためにこの村に来たんや」

「へぇー」

研究しに来たって事は学者さんなのかな?
あれっ?でもさっき酒場のマスターって言ってたし…んーー?

「あちゃ〜〜また混乱させてもうたかぁー」

リザさんは頭に手をあててため息をついている。
…見た目は刺青もんで怖いけど、雨の日に子犬を拾う不良くらい優しい人なのかな?

「ごめんなー。ウチ人に説明すんの下手なんよー」

「いっいえ、わたしの理解能力が低いのがいけないんですから!」

「あ、そやったね」

えぇ〜〜〜否定してくれないの〜〜〜〜
と心の中で突っ込んだらリザさんはクスクスと笑い「冗談や」と言っていた

「ウチなここに来る前は、王立魔法研究所の研究員だったんや」

「へぇ………っえええ!?」

「反応…遅いしでかいわ」

お、王立魔法研究所ってたしか各国の超エリートを集めて古代魔法を研究してる超すごいところのことだよねー?すごぉーーー!!

「わぁぁぁ♪」

「急にウチをみる目の色が変わったな…」

キラキラしたまなざしで見ていると、リザさんはちょっと照れくさそうな、困ったような表情をしていた
こんなところでこんなすごい人を知り合いになれるなんて///
おばあちゃんに自慢してあげなきゃっ♪