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兄弟編



とある日記にて——。



○月△日 『姉』


今日は、１日ひまでした。
お母さんとお父さんは、今日も仕事でした。だから、家には、ぼくと姉だけでした。

昼は、焼きそばパンでした。
姉が、１口よこせ、と言ってきて、でかい１口で、焼きそばをいっぱい取っていきました。

友達の家にあそびにいこうと思ってでん話をかけようとしたら、姉が大きな声でさけびはじめて、じゃまをしてきました。
友達は、おこってしまいました。

姉は１日じゅうしゃべっていました。
なまずはなますのなかまだ、インド人はハヤシを食べない、とか、言っていました。

夕方、テレビを見ていたら、いきなり、あいらぶゆぅー、と言って、ぼくをぶっとばしました。
えいごは、よくわかりませんでした。
だから、ぼくは、さい近おぼえたえいごで、言いかえしました。
しゃらっぷ、と言いました。

姉は、しずかになりました。





○月×日 『かみのけ』


今日は、姉が、かみのけを切りました。
せなかにつかなくなりました。

姉は、きみにふられたから、切ったんだ。と、言っていました。
しつれんしたらしいです。

ぼくは、姉のことはふつうです。





でも、姉は、へんです。