PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- ▼ ( No.28 )
- 日時: 2014/01/14 19:20
- 名前: 御子柴 ◆InzVIXj7Ds (ID: qNIh9ax1)
放課後、俺はセンコーに呼ばれて学校に残っていた。
外はもう夕日でオレンジ色に染まっている。いつもは直ぐに帰るから、こんな時間まで学校に居たのは初めてだ。
「あ〜、くそだりぃな」
愚痴りながら俺は図書室の前を通った。
ふと図書室の中を見ると、そこには女子生徒が居た。何も考えず、俺は図書室の中へ入っていった。
そこに居たのはクラスメイトの倉地だ。
「って、寝てんじゃんか」
倉地は書きかけのノートの上で寝ていた。その寝顔がとても綺麗で、可愛くて……。
俺は無意識のうちに倉地の頬に触れようと手を伸ばしていた。
「ん……」
触れるか触れないかくらいで倉地が身じろいだ。俺は慌てて伸ばしていた手を引っ込める。
暫く様子を窺っていたが、起きる気配は無かった。
俺はカバンを持って直ぐ様図書室を出た。
早歩きになるにつれて早くなる鼓動。
「くそっ、何だってんだよ……」
顔が赤いのは夕日の所為。
■ 思わず触れてしまいそうになった
——————————————————————
青春。
「センコー」って言う人いるのかな。
TOP>>000
PR