コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

▼ ( No.47 )
日時: 2014/02/04 23:21
名前: 御子柴 ◆InzVIXj7Ds (ID: qNIh9ax1)





 日曜日の午後。直也に呼ばれて直也の家に来たのに、呼んだ本人がソファの上でずっと読書をしている。読み耽っているのか私の方をチラリとも見ない。

「そっちが呼んだくせに……」

 私はボソッと呟いた。その言葉が聞こえていたのか、直也が読書を止め「どうした?」と訊いてきた。

「別に……」

 愛想悪く言ってしまった。気まずく思って俯いていると、直也は読んでいた本を自分の隣に置き、困ったように笑いながら自分が座っている隣をぽんぽんと叩いて言った。

「こっちおいで」

 私は恥ずかしくなりながらも直也の隣に座った。すると直也は行き成り私を抱き締める。

「ごめんな。寂しかっただろ?」

 意地悪な顔をして言う。

「……馬鹿じゃないの」

 私はそう言い、力一杯抱き締め返した。



■ おいで





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この小説、約五年前のモノです 笑
“……”が一つしか使ってなかったりと、書き方がてんで駄目々でした。書き直しましたが。
にしても短い。今だとネタメモと同じ位の短さですね。

因みにですが『おいで』は私の言われたい言葉です。
五年前から変わっていません 笑




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