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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- ロリポップ-ドルチェ ( No.74 )
- 日時: 2014/02/27 23:45
- 名前: 御子柴 ◆InzVIXj7Ds (ID: qNIh9ax1)
「なんつー顔してんだ」
トイレから帰って来た堂本は、柊を見て一言。
「耳掻きしてるんだから話し掛けないでー」
「お前、お客さんが居なかったから良いけど、絶対見せられん様な顔してっぞ今」
柊はお客さんを居ない隙をみて、さっきからムズムズしていた耳を綿棒で掻いていた。
堂本曰くその顔があまりにも酷かったらしい。
「えーマジでー? それは失敬」
「とぼけた顔して。口開いてんぞ」
「まぁ、開いちゃうよね。不思議不思議」
柊は耳掻きを止め、「何でかねぇ〜」と言いながら綿棒をゴミ箱に捨てる。
「澪さあ、もう少し恥じらいってもんねえの?」
「あーん? 何が? 今昂一しか居ないんだから良いじゃん」
「……はぁ」
「気にしないわぁー」と言う柊にため息を吐く堂本。するとカランとベルが鳴り、お客さんが入って来た。
柊は「いらっしゃいませー」とコップに水を入れ、お客さんを案内しに行った。
「……喜んで良いのか、悪いのか…………」
■ 耳掻きと恥じらい
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複雑な男心。
耳掻きする時、口開いちゃうよねって話。
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