コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 世界も涙も帰宅部も ( No.1 )
- 日時: 2015/03/23 16:24
- 名前: 栗おこわ (ID: DM8Mw8p7)
第一部 登校部
「ふん、ふふふん♪」
登校中
「ふふふふふん♪」
ごきげんである。え?なんでかだって?それは、自作の朝ご飯がうまかったからである。
「よー、悠馬」
「ふ、ふんふ…」
ごきげん、地に沈む…
「お、おはよ、あさ」
かったるく手を振りながら言う。
声を掛けてきやがったのは、同じクラスの海藤 朝日。ニックネームは「あさ」だ。
こいつ、バカである。さらにKYなので、側に置き難い…
「何だよー。乗り悪りーな」
「いや、別に。お前こそ、今日は早く家 出たんだな」
「いや〜、母さんにさ、「いつも遅刻しないかこっちがひやひやするから、いつもより早く家出なさい!」…って言われて」
あさは、「いやー、まいったねー」という顔をしてるがまいるのはこっちとお前のお母さんだ。まったく…
「一応聞くけど、今日の宿題、やってきた?」
俺が苦い顔で訪ねると…
「ぷっ。やってねえ」
このざまだ。
一番むかつくのが「ぷっ」だ。笑ってんじゃねーよ!笑って誤魔化すなら分かるが、なぜ笑う!??
「はあ…」
「おい、調子悪いのか?」
「黙れ」
俺、東野 悠馬。主人公だぜ、やったね。
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も ( No.2 )
- 日時: 2014/11/16 23:06
- 名前: 栗おこわ (ID: GedK8Jh6)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
第二部 挨拶部
ガラララッ
扉を開け、「「おはよう」のあいさつを!」という扉の上に貼ってあるポスターをくぐって教室に入る。
「おっはよー!」
バカで、バカな、バカあさは元気よく挨拶する。
が、それはコイツが目立ちたがり屋だからする行為。俺みたいなのは、ポスター無視して入る
「おい悠馬ぁ。あ・い・さ・つは?」
「いーの。協力金貰えるならベツだけど」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺の席は、黒板側から見て、一番右の後ろから二番目にある。サイコーの場所である。(6班)
ガタガタとバッグから教科書などを取り出し、机に入れる。
「おはよう、悠馬くん♪」
「あ…」
同じ班の、紺屋美濃さんだ。学年男子付き合いたい女子ランキング一位をいつも保持している、モテモテかわいい女の子。
何故か同じ班になった途端、すごく話しかけてくるのだ。「積極的」と、いうのもモテる一因なのだろう…
しかも本人はその自覚はまったくない。ぶりっこをしたりしないのも、そういうことであろう
「お、おはようございます…」
「あ!敬語はダメって言ったでしょ?堅苦しいから、美濃、嫌なんだ!」
「ご、ごめん。美濃さん」
「「美濃さん」じゃなくて、呼び捨てでもいいんだよ?」
「み…美濃…サン」
「言ってる!」
そんな俺らの会話をあさがもてはやした
「ひゅーひゅー!朝からおアツイこって!」
「あさてめえコロス」
「あさくん、やめてよ!そんなんじゃありません!」
美濃さんが慌てて否定する。
「ほんとかねえー」
あさはなお言っている。ああ、永遠に黙らせたい……
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も ( No.3 )
- 日時: 2014/01/10 20:39
- 名前: 栗おこわ (ID: h/hwr32G)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
第三部 わお部
「はよーっす!」
「はよー」
「はよよーん」
だんだん挨拶が飛び交い、騒がしくなってきたころ。
「……」
無言で入ってくる、俺のような奴が来た
そいつは俺と同じ班の、月ヶ崎 凌駕くん。クールでかっこいい。眼鏡をかけていて、黒色。
席は、俺のななめ前。
第一印象は「きれーな髪」。絶対!
栗色の、触ったことないけど絶対さらさらの髪は、俺の理想である
「お、おはよ。月ヶ崎くん」
「あ、おはよ」
う……。かるーくあしらわれた…
「おはよー、ツッキー」
「。。。おはよ」
あさもやはり同様の態度を取られていた。しかも軽蔑の目まで向けられていた。うん、分かるよ。うん
「ちぇ、何だよ。つまんねーの」
あさが俺の机に腰を掛けてきたので、机を前に倒して落としてやった
「いってえーーーー!!悠馬、何すんだよー!」
「おめーが汚ねーケツ乗っけるからだ」
フンッと鼻息を出してやった
「くすくす…おもしろいね、悠馬くんたちって」
美濃さんが茶化したら、すぐさまあさが
「あ、いや、そうお?」
キモイ言葉を発した。キモイ
「あ、そうだ!みんな、今度私と本屋さん行ってくれる?」
「「「…は?」」」
俺と、あさと、月ヶ崎くんの声がハモった
「え…いや、ごめんなさい…」
「あ、違う違う!驚いただけ!」
あさが必死に取り繕った。何をそんなに必死になる?
「いいよ、紺屋さん。話して」
月ヶ崎くんもクールに言った
「あ、あのですね、本が買いたいのですが、なかなか良い本が見つからなくて…。そこで、みんなについてきてもらって、一緒に選んでもらおうと思って」
…わーお
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も ( No.4 )
- 日時: 2014/01/11 12:11
- 名前: 栗おこわ (ID: h/hwr32G)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
第四部 萌え部
「…え?何で俺たちなの?」
「ん?…もっと仲良くなりたいから…じゃ、だめかな?」
無意識なのだろうが、彼女は上目づかいでこちらを見る。
(くっ…かわいい……!)
さすが、付き合いたいランキング一位…萌えだぜ
「あっ、そーいうことなら全然オッケーです!」
「おまっ…」
あさがその顔にやられ、キモイ顔でOKしてしまった
「つ、月ヶ崎くんは、どうする?」
俺が「行くな!」オーラをビンビンに出しながら聞くが…
「いいんじゃないでしょうか」
(おいィィィィィィ!)
何だアイツ!真顔で顔赤らめながら言ったぞ!おい、まさか…
「で、いつ行きましょう」
「え?ほんとにいいの?」
「いーんです!」
「俺は何も…」「「いーんです!」」「何で二人で!?」「おもしろいね、みんな♪」
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結局、明後日の三時に学校に集合、と言うことになってしまった。
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も ( No.5 )
- 日時: 2014/01/11 14:57
- 名前: 弥佳野 (ID: cO8l6SCU)
何かあさが、クラスメイトを思い出させたり
月ヶ崎が、私の好きなキャラを思い出させたりして、
笑えますね、はい。←
更新頑張って下さい\(__)
- Re: 世界も涙も帰宅部も ( No.6 )
- 日時: 2014/01/11 15:11
- 名前: 栗おこわ (ID: h/hwr32G)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
弥佳野さん
コメ、ありがとう♪
え、誰でしょ?全く意識してないんですが…
- Re: 世界も涙も帰宅部も ( No.7 )
- 日時: 2014/11/16 23:09
- 名前: 栗おこわ (ID: GedK8Jh6)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
第五部 萌え部②
「くふふふふ。おい、悠馬ぁ〜ラッキーだったな」
あさが俺の肩に肘をちょんちょんしてくる。かなりウザい
「…え?ラッキーどころじゃないって?奇跡?そーだよなー♪」
「…俺、何も言ってないんだけど」
「くふふふふふ」
「…殴っていいか?」
「え?」
「っていうか、いいよなっ!」
「え?え?…ぎゃあああああああ」
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同日、数学の時間
「…〜によって、xを二乗して…」
カリカリ…
黒板に書かれたことを俺が一生懸命に写していると、前の席の月ヶ崎くんから、小さなメモを渡された。
(紺屋さんから)←小声で
美濃さんから?
カサカサ、なるべく音が出ない様に開く
悠馬くんへ
あさっての事ですが、これ、持ち物です。
・バス代(各自違うから気をつけて!)
・ご飯代(千円あれば確実にたりますが、いっぱい食べるよ!という方はもっと持ってきてね)
・暇つぶしができるもの
他にあったらどうぞご自由に♪
美濃
…かな〜り断りづらくなってる
まあ、断る理由もないんだけどな。目立ちたくないし…
んにしても、かわいい字だな〜。
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数学授業後…
「悠馬くん!メモ、見てくれた?」
美濃さんが俺の机に寄って言った
「あ、うん」
「みんなにももう伝えてあるから。楽しみだね♪」
美濃さんがピョンっと小さく跳んだ
「あ、ああ…」
「?どうしたの」
「い、いや…」
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下校時
「うおおおおおお!楽しみすぎるっ!!」
あさがピョンピョンと跳ぶ
「ふ…同じ跳ぶでもやる人が違うと別物だな」
「え?」
「なんでも」
「いや〜それよりも、明後日楽しみっ」
「月ヶ崎くんさ」
「あ?ツッキー?」
「何か、性格…よめねえよな」
「あー。確かに」
あさがあからさまにどーでもいいわと言うような態度をとった
「はあ…そんなに美濃さんが好きか?」
「好き好き!めっさ好き!かわいすぎ!萌え萌え!」
「はは…」
……やだコイツ、変態〜
つづく