コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: やきそばor焼きうどんだったら、焼きうどんが好き! ( No.122 )
- 日時: 2015/01/25 13:26
- 名前: 栗おこわ (ID: aGK9cZ.N)
第59話 ニュークラス!部
4月7日。朝。
桜はまだ満開には足りないが、まあ咲いていると言っていいのだろう。
風もまだ肌寒く、服1枚じゃ足りない。
「じゃあ悠馬、お母さんお兄ちゃんの高校行くから…。一人で平気よね?あ、戸締り…」
「ああ、分かってるって〜!」
と、やっぱりやる気のない返事。まあ、皆そんなもんだよね?ね?
「帰ってくるのは…そうねえ……お昼までには帰ってくるわね」
と、お母さんが玄関の時計を見ながら言う。
「はーい」
「じゃ、悠馬。行って来るわ」
「悠馬、がんばるんだぞ」
「…あ、父さん居たんだっけ」
「「「お前ひどいな!」」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(戸締りした。テレビ消した)
と、ぶつぶつ「思い」ながら歩く。
2年生。2年生かぁ……
そう思うと、つい顔がにやける。
後輩ができるんだもの
もう見慣れた校門をくぐり、旧クラスでいったんみんな集まる。
「おはよう、悠馬くん♪」
と、まっさきに来てくれたのは美濃さん。
「今日も一段とかわいいですね」と言いそうになった自分を殴りたい。っつーか殴る!
「お、おはようございます」
俺がぺこぺこして言うと
「…悠馬くん、まだ敬語抜けてないよね……」
と、美濃さんの顔が暗くなる。
「う、うわっ!すみません、すみません!」
「ほらあ…」
「すみ…ご、ごめん…」
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10分ほど後、先生がしっかりとしたスーツで現れた。
「はーい。おはようございまーす!全員いますね?」
「「「たぶんいまーす」」」
「では…クラス名簿を配ります」
「うひゃあああああ!」「きたあああ!」「どきどきなんですけど…」
と、みんな大騒ぎだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ついに、俺の手に渡って来た…。。。
(うおおおおおお…緊張…)
ぺら…←表にする音!
東野悠馬…2−3 海藤朝日…2−3 月ヶ崎凌駕…2−1 紺屋美濃…2−3 保谷えりな…2−5 西野莉那…2−3
島咲凛…2−7 泉水千晶…2−5 神埼紅葉…2−1 戸田空愛…2−3 浅原菫…2−4 東未来…2−4
ぺら…←裏に戻す音
「………」
えーっと…
戸田さんと、西野さんと、…あさと……
美濃さん?
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部 ( No.123 )
- 日時: 2014/04/17 20:03
- 名前: オレンジ (ID: .KVwyjA1)
「…あさと……」
↑
この気持ちよくわかります。
うざいけど憎みきれない人っていますよね(^^)
一応カウントしてあげるみたいな気持ち。
では更新頑張ってください。
by オレンジ
- Re: 久しぶりのコメントだ〜♪ ( No.124 )
- 日時: 2014/04/20 10:56
- 名前: 栗おこわ (ID: Cj7K9Tpm)
オレンジさん
コメ、ありがとうございます♪
表現の仕方がいろいろとダメな栗なんで、分かっていただけるなんて…とただいま感激しております……!
栗の変な文→オレンジさん→皆さん
みたいな…(笑
通訳か。
応援に応えられるようにがんばります!
- Re:チュッパチャップス舐めなめ。 ( No.125 )
- 日時: 2015/01/25 13:27
- 名前: 栗おこわ (ID: aGK9cZ.N)
第60話 その紙は部
「うおーっ!」「○○ちゃん、また一緒〜!」「お前かよ…」「やたー!」
と、もう「元」クラスメイト達は十人十色の表情でその紙を見つめていた。
(え?美濃さ…は?)
その中でおそらくたった一人、一言も言葉を発していなく、混乱している男が一人。
そう、悠馬である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「皆、自分のクラスは分かったな?では、ここでみんなとはお別れだ。解散!」
先生の一声で皆はいっせいに席を立った。
だが、悠馬はまだぼんやりと席に座っていた。
「おーい、ゆーーーまっ!!また同じクラスだなーーーっ!」
と、あさが悠馬に駆け寄るが、「あ、ああ」と言っただけで、またぼんやり。
「…おい悠馬!早く3組行こうぜ?棟もちげーんだし」
と、痺れを切らしてあさが悠馬に言う。
「え!?わっ!やっべ!」
悠馬は大慌てで席を立ち、軽いスクールバッグを持った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「2−3」と書かれたプレートがドアの一番上らへんにくっついているドアを見上げる二人。
「…緊張すんな」
「ああ。クラス替え、もう2回目なのにな」
短い会話を交わした二人は、またドアを見上げた。
「……」
「……」
「………」
「………」
「…悠馬、開けて」
「やだ」
「……」
「……」
「あさ開けろ」
「命令口調!?」
と、つっこんだあさだったが、時間も時間だ、と思いドアの取っ手に手を出した。
ガラガラララッ
と、ドアの開く音。新調したのか、はたまた手入れしたのか、かなりスムーズに開いた。
クラスは騒がしく、そう注目はされなかった。
あさが教室に足を入れる。
ワックスのにおいがぷんぷんする。
このわくわくが、なんともいえないこの気持ちが、悠馬は好きであった。
つづく
- Re: 漫画読み中…早く終わらせたくないからスローに読もう ( No.126 )
- 日時: 2014/04/27 13:46
- 名前: 栗おこわ (ID: Cj7K9Tpm)
第六十一話 知らぬ顔ぶれ部
す…っと、悠馬もあさに続いて、教室に足を踏み入れる。
クラス名簿の紙を見たが、本当に全く知らない人が半数を占めていた。
「あ、悠馬くん、あさくん!やっと来た……」
と、どこからか可愛らしい声が。
「あ…」
「みーちゃん!」
と、あさが声の主、美濃を見つけた瞬間に大声で言う。
そして、ずだだだだと美濃に走り寄る…
「運命…ですかね」
バガッ
「ぎゃーーーーー!?」
「ゆ、悠馬くん…?やりすぎじゃ…」
「いーのいーの。こいつ、こんくれーやんねーと」
「いってえな悠馬ァ!この愛の気持ちを…」
「黙れ」
「出たよその短文攻め!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はあああああああ……
やべえな。このクラス……
悠馬がそう思ったきっかけは、ほんの2分前—
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「悠馬くん、同じクラス…だね」
と、美濃さんが笑顔で俺に言う。
「そ、そうで…そうだな」
敬語が出そうになったのを飲み込み、タメで話した。
「あさくんもいて…なんか、いつものメンバーって感じ」
「月ヶ崎がいないのが残念だよな…」
「うん…。あとは月ヶ崎くんだけなのにぃ…」
美濃さんが「悔しい!」と言ったが、月ヶ崎も「なんで俺だけ…。くっ…美濃さん……」って、めっちゃ悔しがってました。
と、美濃さんと話し込んでいると…
「紺屋さん!」「美濃さん!」「はじめまして、俺…わ、押すなよ!」「お前だけ抜け駆けすんじゃねーぞ!」「美濃さん!」
わらわらと顔の「まあ」いけてる男子らが美濃さんの周りに集まってきた。
「え、ちょ、え?」
美濃さんは困惑した表情で男子らを見た。
そっか。この人、自分がモテるって…
「座れー!!」
「「「!?」」」
先生だ
「お前ら、他のクラスはもう座っていたぞ!3年生だろう、みっともない!」
と、眉間にしわをよせて言った。
も、もしかしてこの先生は…「鬼の蓮杖」とかのあだながつけられてる…?
「あのー…先生は?」
と、女子が尋ねる…
「お前らの担任、蓮杖大介(れんじょう だいすけ)だいいからさっさと席に!」
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最恐先生、いけすかねえ男子、ほぼ知らないクラスメイト、あさ……
このクラス、最低最悪かもしんねえ……
つづく
- Re:ノロウイルス。死ぬかと思った ( No.127 )
- 日時: 2014/05/10 22:39
- 名前: 栗おこわ (ID: 9nquTbLL)
第六十二話 わん部
いきなりGW最終日。
「あーあ、ゴールデンなウィークはもう終わりかー……」
と、兄貴。宿題をやりながら。
「ゴールデンってわざわざ言ってんだからよ、普通の日々はグレーウィークだってみんな知ってんだよなー…」
「なんだってんだー」と椅子にもたれかかる兄貴。
「早過ぎるんだよなーー…」
と、兄貴…
「くそが!」
と、あn……
「だーーっ!うるっせえ!!うだうだうだうだよー!」
ぶちぎれ。
「だあって、悠馬はそう思わないの?」
「思うよ!あー思うさ!学校なんてくそくらえだわ!」
「じゃあ一緒にうだろうぜー」
と、手をひらひらさせる良哉。
「あ、いいねそれ。今年の流行語になりそう…ってそうじゃなくって!」
「こっちまでうだっちゃうから、やめろってこと…ってああ!使っちゃった!」
「分かった分かった、もう言わない」
「…しっかりな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……」
「……」
「……」
「……」
「あーーーーーっっ!!アイアムデス!アイアムデス!」
「うるせーんだよ!!」
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も<GW、終わってもーたァァァァ> ( No.128 )
- 日時: 2014/05/10 22:38
- 名前: 栗おこわ (ID: 9nquTbLL)
☆お知らせ☆
人気投票、5月12日に結果を出します!
「やっべ。そんなのあったっけ…」
っていう方(いないと思うが希望をこめて…orz)。
「リク依頼・相談掲示板」を見てください!
あげときましたので、どうぞご投票を!
「めんどい」と言う、そこのあなた!ここでやってもOKです!!
↓本編
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第六十三話 班部
GW明け。
朝の会で、蓮杖先生が、黄色いプリントを配りだした。
見てみると「班の仕事」と大きくプリントされており、その下にずらりと役割が並んでいた。
「えー、今日の1時間目の学活では、班決めと役割決めをする。役割は、ここにあるとうりだ。6人班で、これを生活班とします」
と、蓮杖先生。
あーっと…ここらへんで作るとしたら……げ。ほとんど知らない人…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1時間目
「では、班決めだが…目が悪いから前に移動したいとかいう人、いるか?」
「…いないな。では…—」
その後、班の形を作り「自己紹介タイム」になった。
じゃんけんで、俺は5番目になった。
「ええっと…中谷玲奈(なかたに れな)です。美術部です。よろしく…?」
ぱちぱちぱち。
「新川徹(にいかわ とおる)です。帰宅部です。ばかですが、よろしく!」
ぱちぱちぱち。
「音縁亜美(ねぶち あみ)でーす!女バレです!よろしくー」
ぱちぱちぱち。
「沢代椿(さわしろ つばき)。卓球部。よろしく…」
ぱちぱちぱち。
あ、俺…!
「ああっと、東野悠馬です。帰宅部です。よー…よろsく」
「ぷっ!「よろsく」!?あはははは」
な、何を…?んなこと、俺言ったっけ…←言ったわ
えーっと確か、音縁亜美さん……?
「うるせーなあみ!」
「ばかな徹は黙ってらっしゃい!」
と、音縁さんが新川さんをびしっと指差して言った。
うーん、元気な人だ…。神埼さんみたいだな。
と、そのとき、女の子が手を挙げた。
「自己紹介、していいデスか?」
と、音縁さん達のほうを向いて尋ねた。
「え、あ、ごめん!いいよ、いいよ」
音縁さんが慌てて言う。
「他国から来た、ノメリヤ・アリーメデス。合唱部デス。日本語は、このとーり平気なのデ、気軽に話してくださいネ♪(にこっ)」
か、か、……かわいい…!!
- Re: 世界も涙も帰宅部も<7イレブンのフランク変わりましたねー> ( No.129 )
- 日時: 2014/05/09 21:53
- 名前: 弥佳野 ◆HHr.VjGTLg (ID: qjmjedTD)
栗エちゃん
ノメリアちゃんか……。
会話文での変換、大変そ((ry
イメージイラスト、楽しみにしてます(*´-`*)ノ
あ、そうそう。
人気投票は、月ヶ崎さんで。(漢字、間違っているかも…)
- Re: 世界も涙も帰宅部も<今日、授業参観だったのです> ( No.130 )
- 日時: 2014/05/10 22:38
- 名前: 栗おこわ (ID: 9nquTbLL)
弥佳野さん
コメ、ありがとうございます♪
い、イメイラ……。や、や、やります!
ツッキーですね、分かりました! 漢字合ってますヨ〜
↓本編
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第64話 アリーメさん部
「あ、母がフランス人で、ハーフデス」
と、アリーメさんが付け足すようにそう言った。
かわいい…とんでもなくかわいい…トンデモナクカワイイ…
薄い銀色の、きれいな髪の毛。大きな目。小さな顔。「お人形さんみたい」と言うのは、この人のことであろう……
まるで、美濃さんの海外バージョンみたい……
「?」
「!!」
ぼーっと見つめていると、アリーメさんが気づいたみたいで、こっちを向いて首を傾げてきたので、慌てて視線をそらした。
これって俺、変態なんじゃ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「じゃあ、役割決めな」
切り出したのは、新川さん。
「あるのは「班長・号令・生活・配布2人・給食」だそうでーす。やりたいのある人ー」
「ぷ。徹が仕切ってる…」と、音縁さんが新川さんをからかった。
それに「うるせっ」と言い返し、「いない?」と再び聞いた。
「わ、私、生活やりたいな」
と言ったのは中谷さん…だっけか。
「お、いいよー」
「あ。あみ号令したい」
「おっけ」
「俺、配布でいいよ」
「ほーい。沢代さんな」
と、ばんばん決まっていく。1人でると、出やすいのだろうか?
「俺さ、班長でいいと思う?」
「新川くんが?…別にいいんじゃないかな」
「うんうんー。徹でいい」
「あとは、アリーナさんと…東野さんだっけ」
「アリーメデスヨ?」
と、アリーメさんはくすりと笑った。
「あ、アリーメさん、俺給食でいいですか?」
「え?ああ、いいデスヨ〜」
「決まりな。東野さんが給食、アリーメさんが配布だな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
席説明
4班
音縁│沢代
——│——
東野│中谷
——│——
アリーメ│新川
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10分休み
「悠馬ー!何係になったー?」
「あ、あさ。なんか久しぶりな感じ…」
「は?」
「何言って…………(悠馬の後ろを見る)」
「……」
「かわいっ」
「なに、なに、なんなのあの超絶美少女!!」
あさが俺の襟首を掴んでぐわんぐわん揺らす。
「いた、痛い!あと声でかい!」
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も<新キャラ続々> ( No.131 )
- 日時: 2014/05/12 15:13
- 名前: 栗おこわ (ID: 9nquTbLL)
- 参照: http://www.kakiko.info/upload_bbs/index.php?mode=article&id=2402
アリーメちゃん!!
描きますた!!!
謝っておこう!! すまなかった!!
- Re: 世界も涙も帰宅部も<アリーメちゃんイメイラあり> ( No.132 )
- 日時: 2014/05/12 21:33
- 名前: 栗おこわ (ID: 9nquTbLL)
第65話 あさ他部
「へえ〜…アリーメちゃんて言うんだぁ〜〜♪」
と、あさは「ほえ〜」という表現で分かるくらい、「ほえ〜」になっていた。(どゆこと)
「制服違うのがまた…。つぼです」
「おい、よだれ。キモイから拭け」
と、その時。なんと、アリーメさんがこちらを向いた!!
「「!!」」
「え〜っと、何ですカ?」
と、もっともな質問をあさにした。やめとけ!そいつと関わってはいけない!!
「いや、その…見とれて、しまって……」
「は、はぁ?」
…はあ〜〜〜……始まったよ。。。
「ゆあーいずきゅーと。あいらぶゆー」
「えぇ!?」
つ、伝わってる!!? あんなくそ英語で!?
「ごめんなさイ…。イキナリすぎテ、…その、お互い、よく相手のことも知らないデスシ…」
ふつーに断られた!!ww
「いいや、これから、みーたちのひすとりーを作っていこうよ」
ヒストリーって…歴史だぞ、歴史!間違ってる!しかも「みー」て…
アリーメさんは、少し黙って、にこっと笑い…
「I’m sorry」
ぶっ。
「だっはははははははは!!!」
今年、間違いなく一番笑った。
つづく
- Re: まとめサイトさいこー ( No.133 )
- 日時: 2014/05/14 21:37
- 名前: 栗おこわ (ID: 9nquTbLL)
人気投票結果!!
2位…あさ「個人的に一番好き♪」
悠馬「腹黒いい!」
おおうっと、まさかの同位! だが、作者の票を入れると悠馬2位?
1位…月ヶ崎「つっこみ最高」
まじかよ。クラス違くしちゃったよ。
…というわけで、ツッキー見事に1位!! オメデトウ〜♪
記念して、番外編を書きます!!
まあ、ご察しのつくように、ツッキー主ですね。
神目線かツッキー目線か悩んでます…。ツッキー主人公とか、難しそう><
明日ごろにスタート予定!
- Re: 番外編 ( No.134 )
- 日時: 2014/05/16 07:46
- 名前: 栗おこわ (ID: 9nquTbLL)
番外編
ツッキーの苦労な日々〜ネタくれ〜
時はさかのぼって中学2年の頃。
ツッキー…もとい、月ヶ崎凌駕は悩んでいた。
「俺って最近、キャラが薄いんじゃないのか…?」
と、いうことで。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家
「あ、おにいちゃ!」
「おー」
月ヶ崎には、4歳の弟がいる。あと、3つ上の姉。
部屋は、一階の一番奥。和室である。
バッグをどさっとそのへんに落として、「あー」と横になる。
ああ、疲れた疲れた…
と、その時。リビングから、バラエティ番組の音が聞こえてきた。
もそもそと四つんばいで移動して、テレビを観に行く。
テーマは「人気者になれ!!」で、今人気のお笑い芸人とモデルが司会の番組だった。
(まあ、モデルと言っても美濃さんのが断然かわいいんだケド)
が、それよりも大切なのはテーマのほうだ。「人気者になれ」か…。キャラを濃くする方法も教えてくれるのかな…?
と思いながら、テレビにかじりついていると、あっという間に8時になっていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日。
「あ、おはよー」
朝、登校していると悠馬に会った。よく会う、交差点でだ。
「おh…!」
いつもの「おはよ」というクールな挨拶を、はっとして押し込めた。
そうだ、昨日のテレビを思い出して、実践して見ようって決めたんだ…!
「お、おっはよー!」
「!!?」
ポイントその1【挨拶も、笑顔で明るく!】
「あ、う、うん…?」
ふふふ、東野。俺の変貌に驚いていることであろう…。ふふふふふ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
教室。
「おっはよー、悠馬、ツッキー!!」
と、あさが駆け寄ってきた。
よし、ここでも実践…!
「おう!おはよ!!」
「!!?」
ポイントその2【応答も嫌な奴でも笑顔で、明るく!】
ふふふ…。どんどん攻略できてるぜ…
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「…なあ悠馬。ツッキー、今日なんか変じゃね?」
「ああ、俺もそう思ってたとこ」
月ヶ崎の後ろで、悠馬とあさが話し合っていた。
「明るいっていうか…。あ、いや、笑ってる?」
「キャラがちがうよな」
「うん」
「お、俺ら、何もしてないよな?」
と、あさが悠馬に恐る恐る聞く。
「恨みの笑いとか…」と、つけたして。
「な………あ!」
「え!?何!!」
「もしかしてだけど…」
「うん…」
「俺らが、美濃さんと宿泊体験学習、同じ班になったからじゃあ……」
「そ、そ、そ、それだぁ!!」
何か勘違いされてるツッキーの番外編、つづく!
- Re: 世界も涙も帰宅部も<番外編なう!> ( No.135 )
- 日時: 2014/05/26 19:58
- 名前: 栗おこわ (ID: Am5TIDZx)
番外編 後編
「つ、月ヶ崎くん?」「ツッキー」
「え?」
「ご、ご、ご、ご機嫌麗しゅう?」「ばっか!!」
? よく分かんないが、あさと東野が、恐る恐るといったかんじに話しかけてきた。コント見せにきたのか?
おおっとそうだ…。フレンドリー、フレンドリー!
「なんなんだよ、もー!(笑み」
「「!!(冷や汗」」
ポイントその3【とにかくフレンドリーに、大らかにいこう!】
「あ、あは、あははははは(顔面蒼白」「hahahahaha(無」
「。。。?」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「おい、ちょっと!」「hahahahaha…」「戻って来い、あさーー!!」
「…え?」
「…月ヶ崎くんの怒りよう、ハンパじゃないみたいだな…」
「だな…思わず無に入っちまった」
「思わず」無には入れるのかは分からないが、尋常じゃあない。
「もういい。謝っとこう」
「…ですね……」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「月ヶ崎くん」「ツッキー」
「ん?」
「まず、謝っとく。スマン」「だがなあツッキー、これは運命と言うもので、仕方が無いものでなあ…」
「はあああ?なに言ってんだよ〜!月ヶ崎パーンチ!!」
「「!!!?」」
ポイント4【ユニークな言動で周囲を和ませよう!】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「……え?美濃さん?なそれ」
「「違うの!?」」
おわり
- Re: 世界も涙も帰宅部も<番外編エンド!> ( No.136 )
- 日時: 2014/05/26 21:08
- 名前: 栗おこわ (ID: Am5TIDZx)
第66話 美濃さん部
「は、はっ、はは、…ケコッ」
「悠馬ーーーー!!!」「東野さん!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はあ…ひい…死にかけた」
「しっつれーな奴だな」
と、あさが悠馬のしゃがみこむ正面で仁王立ちをする。
「…ちっこいね」「黙れっ!」
「あ、あさくん、悠馬くん!」
「「「?」」」
俺、あさ、アリーメさんの振り返る先には…
天使、美濃降臨!!
「係、何になった?」
「お、俺は集配!!」
あさがとちりながらも応える。この二股め。
「俺、給食」
「あ、私、あさくんと一緒!」
「ま、マジで!」
「マジマジ♪」
と、美濃さんがにこにこしながら少し頭を横に傾けた。
すると、美濃さんが「!」といった顔をして、あさに近づいていって、
「あのこ、誰?」
と尋ねた。
「ああ、……………」
沈黙。
その後、俺のほうに首をひねって
「名前は?」
…………くるぅ〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「へえ、ノメリヤ・アリーメさん…。かわいい〜」
「そうd……いや、あなた以外にかわいい者などおりませぬ…」
この二股(省略)。
その後、美濃さんはとことことアリーメさんに近づいていき
「ナイストゥーミーチュー.I am mino,konya.えーっと…」
と、たどたどしい英語で挨拶?をしだした。
それをみて、アリーメさんは申し訳なさそうに
「あの〜。日本語、ヘイキですヨ」
「え!!」
美濃さんはそれを聞いて、よく聞こえなかったが、とてもあわあわしていて、かわゆかったです。
あれ?作文?←
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も<美濃&アリーメ初対談(大げさ)> ( No.137 )
- 日時: 2014/05/30 18:58
- 名前: 栗おこわ (ID: Am5TIDZx)
第67話 English部
いきなりの アリーメside(日本語に変換。だって英語無理でありますし。)
かわいい人…
それが、みのサンの第一印象でした。
「アリーメちゃん…で、いい?私のことは、何とでも呼んでいいからね」
みのサン、ぜーったいモテてます。私男の子だったら惚れますもん。
「じゃあ、みのちゃんでいいデスカ?」
「もちろん!…そういえばアリーメちゃん、日本語上手だね」
「そ、そうデスカ?」
「うんうん♪かわいい!!」
「か、かわいい?」
かわいいって、どういう意味デショウカ…
ああ「日本語ってかわいいよね」って意味デスネ!!
「そうですヨネ〜。私も日本語、かわいいと思いマス!」
「え!?日本語かわいい?」
「え?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
戻って通常どうり悠馬。
「なあ悠馬ー」
「んだよ、あさ」
「俺もあの会話んなかに入りてー」
と、あさ。
「入れば?」
「入れば?」と思ったから、「入れば?」と言った。
「ガールズトークに混じれねえよー」
………漂う今更感………
「…お前さあ。今まで…」
「あー、それ、別人、別人。こんなシャイボーイにそんな事できるわきゃねーって」
と、手をひらひらさせて言う。
あー、むかつく。
「…hey,syaiboy.」
「heee−−−−−y!!!」
「you are don`t syaiboy.」
英文、間違ってると思われ。 つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も<事実。作者は英語ができない。> ( No.138 )
- 日時: 2014/06/02 16:50
- 名前: 栗おこわ (ID: Am5TIDZx)
第68話 良不部
休み時間。
俺はぼけーっと机に座っていた…
すると、真っ向から男子生徒が向かってきて…
バンッ!!
「!?」
いきなり、俺の机を叩いた。
「な、何だよ!」
驚いて、反射的にそう言ってしまった。
「お前が…東野悠馬か?」
「あ、ああ…?」
男子生徒は「不良」な格好をしていた。
キラキラのベルト・腰パン・第二ボタンまで開いたシャツ…。
「お前かぁ」
男子生徒は、やたら嬉しそうな顔を作って見せた。なんだ、こいつ…
周りには、他の生徒が一歩引いて俺らを見ている。
「ほ、細田!やめろよ!」
「!?」
後ろを振り返ると、クラスメイトが叫んでいた。
細田… ! うちのクラスに、いた!!
「うっせーよ! 俺は、こいつに話しかけてるだけっ」
どこからどう見てもそうは思えんぞ…
「東野、こっち来い!」
細田が俺の腕をぐいっと引っ張る。
「分かったって…」
俺は、良い予感0で細田について言った……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
廊下の一番奥。
「東野。単刀直入に言う」
と、細田が意気込んで言う。
「お前…紺屋の何なんだ?」
「へ?」
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も<事実。作者は英語ができない。> ( No.139 )
- 日時: 2014/06/03 20:20
- 名前: 栗おこわ (ID: Am5TIDZx)
第69話 お気に入り…部
美濃さんの「何」?
「と、友達…」
「はああああ?んなことで騙されるとでも思ってんのかよ、ターコ!」
「…はあ…?」
「クラスメート?」
「とぼけんじゃねえってんだろ!!」
「はあ?お前、何言ってんだよ」
「だーら…」
「お前、紺屋の「お気に入り」なんだろ?」
「お、お気に入り…?」
なんだよ…それ…。なんだよ…その言い方…
「そーゆー噂だぜぃ」
細田が、いやみな顔を近づけてくる。
「違う。ただの友達」
と、俺がきっぱり言い返すと、細田は不愉快そうな顔をして「おい」と言った。
「お前、紺屋にあんまし近寄らないほうがいいぜ」
「え……」
「人気があるってのは、普通の奴等にだけじゃねえしよ」
「くひひひ」と細田が下品に笑う。
「あ、これ、紺屋には内緒な。イメージダウンだろ?」
「お前…」
ふつふつと怒りが湧き上がってくる。拳をぎゅっと握り、細田を睨む。
「おー、こわ」
肩をすくめて見せる細田。
「美濃さんは、お前達みたいなのには絶対見向きもしねえし、相手にもしねえかんな!」
「はっ。なんの根拠があって?」
「そーゆー人ってしってるからだ!」
「へえー?一体何があったのかなぁ。ただの友達だなんて、ありえないなぁ」
「お前いつまで…」
細田は「ふっ」と笑って
「ま、ここまでにしてやんよ。でもまあ、気をつけるんだな。俺とかに」
と、言い残して教室へ向かって言った……
……美濃さん…
俺には、やっぱり、遠い存在だったのかな—
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も<不良—学年に数人はいる人—> ( No.140 )
- 日時: 2014/11/13 23:46
- 名前: 栗おこわ (ID: FLkf3417)
第70話 安否
その後、俺が教室に戻ると、クラスメートが群がってきた。
「東野さん、平気だった!?」
「東野さん、殴られたりしてない?」
「平気か?」
「先生、呼びますか?」
「ううん…平気です」
「そう…」「マジで?」「つらくない?」
意外と優しかったクラスメートに「ありがと」と返し、自分の席に座ると…
「ああ、東野サン! 大丈夫でしたカ…?美濃サンも、とても心配、してましタヨ」
アリーメさんが後ろから話しかけてきてくれた。
「ああ、ごめん、心配かけて……美濃さんは?」
「え?…あそこに、いますヨ?」
と、アリーメさんが指差した方向には…
「あさ…と、美濃さん?」
「デスネ」
「なぜにあさが…。あいつまた、イミフなこと言ってるんじゃ…」
俺が行こうとして、椅子から腰を上げた。
「ああ、違いマス!美濃サンを、引き止めてるんデス!」
慌ててそう言うアリーメさん。
…引き止めてる?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「みーちゃん、絶対へーきだから…」
「でも…」
「あの…」
「「!!」」
「悠馬!」「悠馬くん!」
美濃さんは、驚いた表情をした後、すぐに安堵の顔になった。
あさも、同様だ。
…と思ったのだが、美濃さんの様子がおかしい。
唇をぎゅっと結び、眉はずるずると下がっていく。
「え、あ、えっと、その…?」
「…悠馬くん…。平気…なの?」
美濃さんはその表情を何とか直そうとしながらも言う。
「え…は、はい」
一体どうしたものかと、困りながらも聞く。
「ホント?」
「ほ、ホント!」
美濃さんはそれを聞いた後、肩の力をふっと抜いて、顔をくしゃっとさせて
「よかったぁ…」
「あ……」
次の瞬間、美濃さんの瞳から、光る…涙が零れた。
「うふ、ふふふ…ごめん、ごめんね…」
そう言いながら、人差し指で涙を拭った。
ほらみろ
美濃さんは…
そんな人じゃない。
とっても、優しいんだ。
つづく
- Re: 世界も涙も帰宅部も<美しき少女の涙> ( No.141 )
- 日時: 2014/06/12 17:26
- 名前: 栗おこわ (ID: Am5TIDZx)
第71話 爽…いや、走
その後、細田が教室に入ってくることはなかった。
先生によると、なんと帰ったらしい。
「許せねー。やるせねー」
当たり前だが、さっぱりしない。あー。ムカつく…
「まあまあ、明日も来るだろーから」
と、なだめるあさ。
「…休むかもしんねーじゃんよ」
「悠馬って、意外とバカだよな」
「な!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
体育、ハードル走。
「…では、各自練習初め」
と、優しそうな顔して鬼畜な(運動神経よくない奴にとって)発言をする体育教師の指示の後、生徒たちは一斉に散らばる。
…ハードルか。全部倒していくか
とか、絶対みんな一度は考えたことのあるであろうことを考える、俺の横で…
「うおおおおおお!!!」
ガッシャーン!ガッシャーン!ガッシャーン!
すべてを倒し走り去っていくあさ……
「バカなのか? マジなのか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「いや〜、ノータイムww」
「当ったり前。わざとじゃん」
はあはあと息を切らしながら言うあさ。
「あれ、悠馬やんないの?」
「……やるよ」
口ごもりながら言う。
後ろをちらりと見ると、運動の苦手な(主に女の子)人達がたむろっている。
「やってみねーとダメだってぇ!どーせやるんだしっ!!」
「うぐ…わあってるよ…」
つづく