コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 番外編 ( No.134 )
日時: 2014/05/16 07:46
名前: 栗おこわ (ID: 9nquTbLL)

番外編

  ツッキーの苦労な日々〜ネタくれ〜


時はさかのぼって中学2年の頃。
ツッキー…もとい、月ヶ崎凌駕は悩んでいた。

「俺って最近、キャラが薄いんじゃないのか…?」

と、いうことで。
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「あ、おにいちゃ!」
「おー」
月ヶ崎には、4歳の弟がいる。あと、3つ上の姉。

部屋は、一階の一番奥。和室である。
バッグをどさっとそのへんに落として、「あー」と横になる。
ああ、疲れた疲れた…

と、その時。リビングから、バラエティ番組の音が聞こえてきた。
もそもそと四つんばいで移動して、テレビを観に行く。

テーマは「人気者になれ!!」で、今人気のお笑い芸人とモデルが司会の番組だった。
(まあ、モデルと言っても美濃さんのが断然かわいいんだケド)

が、それよりも大切なのはテーマのほうだ。「人気者になれ」か…。キャラを濃くする方法も教えてくれるのかな…?

と思いながら、テレビにかじりついていると、あっという間に8時になっていた

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次の日。

「あ、おはよー」
朝、登校していると悠馬に会った。よく会う、交差点でだ。
「おh…!」
いつもの「おはよ」というクールな挨拶を、はっとして押し込めた。

そうだ、昨日のテレビを思い出して、実践して見ようって決めたんだ…!

「お、おっはよー!」
「!!?」

ポイントその1【挨拶も、笑顔で明るく!】


「あ、う、うん…?」
ふふふ、東野。俺の変貌に驚いていることであろう…。ふふふふふ…
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教室。

「おっはよー、悠馬、ツッキー!!」
と、あさが駆け寄ってきた。

よし、ここでも実践…!

「おう!おはよ!!」
「!!?」

ポイントその2【応答も嫌な奴でも笑顔で、明るく!】

ふふふ…。どんどん攻略できてるぜ…


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「…なあ悠馬。ツッキー、今日なんか変じゃね?」
「ああ、俺もそう思ってたとこ」

月ヶ崎の後ろで、悠馬とあさが話し合っていた。

「明るいっていうか…。あ、いや、笑ってる?」
「キャラがちがうよな」
「うん」

「お、俺ら、何もしてないよな?」
と、あさが悠馬に恐る恐る聞く。
「恨みの笑いとか…」と、つけたして。
「な………あ!」
「え!?何!!」
「もしかしてだけど…」
「うん…」

「俺らが、美濃さんと宿泊体験学習、同じ班になったからじゃあ……」
「そ、そ、そ、それだぁ!!」

     何か勘違いされてるツッキーの番外編、つづく!

Re: 世界も涙も帰宅部も<番外編なう!> ( No.135 )
日時: 2014/05/26 19:58
名前: 栗おこわ (ID: Am5TIDZx)

番外編 後編

「つ、月ヶ崎くん?」「ツッキー」
「え?」

「ご、ご、ご、ご機嫌麗しゅう?」「ばっか!!」

? よく分かんないが、あさと東野が、恐る恐るといったかんじに話しかけてきた。コント見せにきたのか?

おおっとそうだ…。フレンドリー、フレンドリー!

「なんなんだよ、もー!(笑み」
「「!!(冷や汗」」

ポイントその3【とにかくフレンドリーに、大らかにいこう!】

「あ、あは、あははははは(顔面蒼白」「hahahahaha(無」

「。。。?」

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「おい、ちょっと!」「hahahahaha…」「戻って来い、あさーー!!」

「…え?」
「…月ヶ崎くんの怒りよう、ハンパじゃないみたいだな…」
「だな…思わず無に入っちまった」
「思わず」無には入れるのかは分からないが、尋常じゃあない。

「もういい。謝っとこう」
「…ですね……」
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「月ヶ崎くん」「ツッキー」
「ん?」

「まず、謝っとく。スマン」「だがなあツッキー、これは運命と言うもので、仕方が無いものでなあ…」

「はあああ?なに言ってんだよ〜!月ヶ崎パーンチ!!」

「「!!!?」」

ポイント4【ユニークな言動で周囲を和ませよう!】

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「……え?美濃さん?なそれ」

「「違うの!?」」

          おわり