コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 世界も涙も帰宅部も<参照数2000突破感謝!!!> ( No.168 )
- 日時: 2014/11/12 15:34
- 名前: 栗おこわ (ID: FLkf3417)
第96話 恐怖!兄!!
夜、悠馬の部屋。
「お止めください姫様危険です私の元から離れないでくださいこやつ等の狙いはあなたですあなたが行ってしまわれたらこの国も…」
「ゆ〜うまくん?」
…お?
「どぅうわぁぁぁぁぁあ!!!!??」
「…そんな驚かなくてもいいじゃねーッスか。ハウリングだよ〜」
「び、びっく、びっくりするわあ、そりゃ!!ハウリングの意味知ってんのか!?」
音も無く部屋に入ってくる兄。
「お兄ちゃんほしい!」と言っている女の子達にこの恐怖を教えてあげたい。
そんな「恐怖!いつの間にか部屋にいる兄!!」は、「ふ〜ん」と呟き、俺の周りをくるくると一通り周り、口を開いた。
「台本?」
「うん」
台本から視線を外さずに俺。
「…へえ」
「…な、何?」
「セリフ覚え?」
「今からか?本番明日じゃないの?なんで棒読みなの?もっと演技とかつけたほうがいいんじゃねーの?シンデレラ誰なの?王子は?公演時間はいつなの?どうしてお付き役なの?その顔でお付きなの???」
「うわあああああああああああああああ!!!」
「うええええええええいw」←わざわざ最後に「わら」と言う奴
「答えてよー」
ねえねえ、とはっきり言ってウザイ兄。あ、言っちゃった☆(心のテヘペロ)
ずーーーーーーーーっと「ねえねえ」とうるさいので、しぶしぶ台本から視線を兄に移し、今までのなりゆきを話してやった。
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「そ、それでその男子の変わりにいきなりやるの!?」
「悠馬きゅんイケメソ〜」と身体をくねらせる様はカンペキに「オネエ」で身の危険を感じさぜるをえなかった。
「お前マジでメンドクサイ事引き受けちゃうタイプだよなあ〜」
くねらせるのをやめ、ピシッと背筋を伸ばして言う兄。
「そうハッキリ言わないでよ…」
台本をパタン、と閉じる。
やる気がある程度出てから開こう。と思う。
つづく