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第十七部　明日の食パン部

月曜。学校である。

７：００　起床

ドンドンドン
「悠馬！」「すみまっせーん」

７：１０


「よし、確認オッケー」


７：２５　朝ごはん

「うめー！」
「父さんいるの？」「寝とる」

７：４５　トイレ・歯磨き・髪とき

８：００　家を出る

「行ってきまーす」
「いってらっしゃーい」

…とまあ、俺の朝はこんな感じだ。部活？行ってない。


８：１０　あさと会うかどうかの信号を通る
８：２０　学校に着く

「おはよー！悠馬くん、一昨日はありがとう♪」
「え？いやあ…」
すると…
「何だ？東野、お前美濃さんと、何があったんだよ！」
「ほ、本を選んであげただけ！ね、ねえ月ヶ崎くん！」
「あ？」
月ヶ崎くんが読んでいた本から顔を上げ、「ああ、うん」と言った
「ほんとかぁ？」
「ほんとっ！」
こいつら、キライ…

　　　　　　　　　　つづく

第十八部　バカ→無理部

朝の会

「はい、今日は転入生がいます」
「ええ〜？」
「誰？」「男子？女子？」「女子女子女子女子女子」←あさ
「平気よ朝日くん。女の子です」
「いやったあああああああ」
「黙れ」
ふう、と先生が一息ついた
「はい、東野くんありがとう。静かになった所で、入ってきてもらいましょう！」

シーン…

ガラララッ…

コツコツコツコツ…

「はい、転入生の保谷えりなさんです」
「保谷えりなです。保健の保に谷で保谷です。母がアメリカ人とフランス人のハーフです」
「あっ！…あの人！」
「「「か、かわいいいいいいいいいいいいいいい♪」」」

ザワザワワイワイ…

「ハイハイ、みなさん質問タイム！」

「はいっ！好きな科目は？」
元気よく手を挙げたのは、神埼　紅葉さん。
「好きな科目…は、家庭科です」
「そーなんだ！料理が好きなの？」
「ええ…」
えりなさんが遠慮がちに答える。紅葉さんの明るさにおされ気味の様だ。

「ほいっ！好きな男のタイプは？」
あさがマジメな顔で聞く。なぜ？
「特にありません」
「そこを何とか！」
「ありませんったら…」
えりなさんが少々疎ましそうに言った。見る目が冷たい…

「ハイ、もうないですね？ではえりなさんは…西野さんのお隣に」
「はい」
西野とは、西野莉那さんのこと。おとなしい。だが、なぜかいつも俺にくっついている気がするのだ。
えりなさんはストンと音も無く、椅子に座った

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莉那side

「えーっと…私、西野莉那。分からない事があったら気軽に聞いてね」
えりなさんは「ん？」と言う顔をしてこちらを向いた
「ああ…どうもありがとう」
う〜…会話が続かないよぉ……
「あのー…」
「あ、はい？」
「あそこにいる、ひがしさん？って、一昨日どこかに出かけたかしら」
「あ、うん。東野くん、ね。出かけたみたいだよ。あそこにいる…美濃ちゃんと、あっちの眼鏡くんと、さっき変な質問した朝日くんとで」
私が指を指しながら教えると、「あ　やっぱり」という顔をした。
「ど、どうして？」
「…一昨日、会ったんです」
「へえー！いいな…」
「え？」
「え…えへへ。私も行きたかったもんで…」
悠馬くんがいるんだもん…美濃ちゃんもいたそうだし…
私が微笑していると、えりなさんはそれ以上聞かないで、前を向いた。
(ほ…)

うー…それにしても美人さんだなぁ……

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朝の会後

次は、数学…か
そういえば、テストを返すとか言ってたな…
などと1人思いにふけっていると、えりなさんがこちらに近づいて来た。後ろに西野さんも…
「な、何？」
俺が目をパチパチさせながら焦りとかの色んな感情で変な顔になりながらも尋ねた
「一昨日…謝っていませんでした」
「あ？」
「ぶつかってごめんなさい」
軽くペコリと礼。
「うわっ！いえ、いいです！全然！」
手をぶんぶん横に振って言う
「まあ、これからよろしくお願いします」
「あ、よろしくです…」

　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

初めまして

この作品、すごく面白いです!

オリキャラ投稿します!


名前＜戸田　空愛(とだ　くうあ)＞

性別＜女＞


容姿

・髪の色、髪型、長さ＜赤みがかかったブラウン、少しカールした肩甲骨くらいの髪ふわふわの髪＞

・身長＜小さくて、リスみたい＞

・ふいんき＜小動物みたいな感じで好かれる＞



性格＜天然で、可愛い妹的性格＞


です!

変なキャラかもしれません…すいません!

まじですか！？栗おこわさん
心理描写なんてしてもらって超うれしいです(^▽^)

実は相談が……
今、【生徒会の美女】と言うのを書いてるんですけど、
文才分けてくださいっ！m(_ _)m
半端なく難しい(ξ^ξ)
お互い頑張りましょう！"＠\(^_^)-＠"
更新待ってます！

オリキャラ応募します。

名前
浅原 菫（あさはら すみれ）

性別
女

容姿
灰色の髪が肘あたりまである。肌は白く透き通るように綺麗。

性格
普段無表情、幼馴染か心を開いた人にのみすごくかわいい笑顔を見せる。

雰囲気
男子の間では密かに人気

オリキャラ

名前
東　未来　　（ひがし　みく）

性別
もちろん女
容姿

目はくりくりで、
髪はふわふわ茶髪で
ショート。
かわええ。

性格
ドS。
口癖は、死ね

雰囲気は、
スッゴい優しそう。

チョコ★さん・オレンジさん・龍端さん・ナッチイさん

みなさん、コメありがとうございます！

オレンジさん

はい、おたがいがんばりましょうね♪


チョコ★さん・龍端さん・ナッチイさん

みなさまのオリキャラは承認されました！
みなさまの協力のおかげで、オリキャラはいっぱい集まりました♪本当にありがとうございました*。(*´Д`)。*°

第十九部　惚れ部

給食。
「…」
「ん？どうしたの悠馬くん」
「美濃さん…あの、ほっぺにお米が…」
「え！？…」
美濃さんが急いで自分のほっぺに手をあてて確かめる
「…えへへ…班員以外には内緒だよ♪」
美濃さんが照れくさそうに頬を隠しながら言った
(どっきーーーん)
うん…かわいい。あさがいなくてよかったぜ…

同じ班の、いつも冷静な島咲凛くんもこればかりには頬を赤らめている(月ヶ崎くんは当たり前だが真っ赤である)
同じ班の、浅原菫さん・泉水千晶さんまでなぜか赤くなっている。
女子までもが美濃さんに惚れ惚れしている…

「い、泉水さん、泉水さん環境係だよね？今日掃除だから、分担を…」
「そんなの、私が決めることじゃないでしょう？」
泉水さんがいつもどうり、毒舌全開千晶ちゃんになっていた…
「いや、決めることでしょ…」
「うるさい。人に頼らずに決めなさいよ」
「…もういいよぉ」
ふう、と一息ためいきをもらすと、島咲くんと月ヶ崎くんが苦笑してこちらを見ている。
「あ、あは…」
そんな顔で見られたら、こっちも苦笑するしかねーだろ…

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掃除。
俺らは…廊下だ。
人がどんどん通る廊下は、「ゴミもずっと流れている＝ゴミなくならない＝掃除する意味ない」なのだ
まあ、廊下はどこもそんなモンなんだろうが

　　　　　　　　　　　　　　つづく

第二十部　ぞうきん×ほうき＝？部

前回に引き続き、掃除。
美濃さん・泉水さんがほうきで、月ヶ崎・俺・浅原さんがぞうきん、島咲くんが窓・ちりとりだ。(ローテーション方式)
今日は「清掃全体強化日」とかいうこちら側からすれば迷惑この上ない日なのだ。
何を強化するのかって？「清掃をです」なんて言ったら何言われるか分かったものなんで、ハッキリ言うと、「ほこり０を目指す掃除」。
「は？」なんて言わないでくだしゃい。だってほんとにそうなんですもん。

清掃全体強化日告知の手紙には、


「「清掃全体強化日」発令！

そうじにもっと力を入れてもらうことを考えて、「清掃全体強化日」を作りました！

「清掃全体強化日」とは、「校内のほこり０！」を目標に清掃にいつもより力を入れてもらい、校内をすみずみまで綺麗にしよう、という企画です。

「校内のほこり０！」を達成するには、みなさんの協力が必要不可欠です！

強化日は、一月三十日です。雑巾を持ってきていない生徒は持参する事を忘れないでください」


…と。
いや、「校内のほこり０！」達成したいならルンバ導入しろよ…と配られて思いましたがね。はい。

でもまあ、清掃強化っつったって、ぞうきんを濡らしてふけば、たいていの学校はそれでＯＫかと思ったが…どこにでも例外はあるものだ
俺の学校は、それだけでは済まず「ワックスがけ」「ほうきの掃除」などなど、細かいオプションがプラスされている。
それを実施する日が、今日…と言う訳であるのだ。



「ったく、大掃除でもないんだから、ここまですることないのに…」
島咲くんがぶつぶつ呟きながらゴミを集める。俺と同意見のようだ
「でも、綺麗にするのって、やりがいがあるよね」
浅原さんが天使の意見を出す。(でも無表情)
「それは浅原がおかしい」
月ヶ崎くんが眼鏡を拭きながら言う…っておい。掃除さぼるな
「学校側の考えが分からん」
と、泉水さん。きっとですね、あなたみたいな性格なんですヨ

そういえば…
「み、美濃さん？静かですけど、どうしたんで—」
「話しかけないで！今、ほこりと戦ってるの！」
「は、はい？」
美濃さんがいつもとは打って変わって、真剣な怒った表情で振り向いたかと思うと、すぐ前を向きなおした
(ほこりと戦ってる？頭おかしくなったか？)
美濃さんの手元を覗いてみると…

(ドアの…溝のほこりを取っている！？)
それはもう真剣に、真剣に。怖いくらい
(ああ…そういうキャラか)
納得する自分がコワイ。

　　　　　　　　　　　　　つづく

キャラの容姿を発表してなかったんで発表！

★東野悠馬
　茶髪で、横がちょっとはねている。身長は、背の順でいうと、真ん中より後ろ。

★海藤朝日
　黒髪で、天パ。身長は、チビっこい。

★月ヶ崎凌駕
　栗色のサラサラの髪。黒い眼鏡。身長は、悠馬よりちょっと大きい位。

☆紺屋美濃
　黒髪ストレート。ふわふわで、姫型♪身長は、ほんとに真ん中。

☆保谷えりな
　金髪。細かい髪型は、ＵＲＬで。身長は月ヶ崎と同じ位。

第二十一部　異臭部(←嫌な部活だな、今回)

「ふう…掃除、終わり！」
美濃さんだけはまだ戦っているが、我々は一応終了した
「美濃ちゃん、もう終わりに…」
「え？このゴミが見えんの？節穴なの？泉水さんの目」
「え…」
「この忌まわしいゴミを取らなければ終わらない…」
「…」
泉水さんが戻って来て
「ダメ。あのコ、目がマジや…」
げんなりした様子で言う
「うん…分かったそっとしとこ…終了までまだ時間あるし」
「「「「うんうん」」」
全員賛同だったので美濃さんはほっとくことに


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そのころ、えりな・莉那らの班では…

「う…くっさ……」
「ほんとだ…くっさあい！」
トイレ掃除の彼女らの班の女子トイレ側では、異臭騒ぎが起こっていた。
「なあに、これ…」
同じ班の、戸田空愛も同じ反応だ
「どっか、流してないとこ、ない？」
えりなが見るように言う。だが、そんな事はもう確認済みである。
「ないよ、保谷さん」
空愛が顔をしかめながら返す。
「窓も開けたし…何でこんなに臭いんだろう？」
莉那が自分の鼻の前あたりの空気を手で払いながら言う
「…もしかして、有毒ガスとかが発生してるとか…ネ」
えりなが冗談なのか何なのか分からない発言…
「「あ、あはは…まさかあ」」
二人は全く同じ答えを返した。。。

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廊下

「…ねえ、臭くない？」
一番に気づいたのは、浅原さんだった
みんないっせいに「クン…」と臭いを嗅いだ
「うん…」「確かに」「異臭がする」「る」

美濃さんも気づいたらしく、鼻をクンクンさせている
「くっさい！なに、この臭い！」
「トイレの方からするような…」
月ヶ崎くんが言ったので、みんなトイレのある方向を向く
「うぐ…確かにそうだな」
みんな次々に「うげ…」などの喚き声(？)をあげた
「臭すぎるだろ、コレ」
「一体全体何なんだ、これ！」
「トイレ、見てこよーよ。もう掃除終わったし」
美濃さんの提案にみんな賛同し、見に行く事に。(終わって良かったよ。美濃さん…)

俺らは、当たり前だが男子トイレを覗いた
「おーい。この臭い、何だー？」
「あ？」
トイレからは、近藤太一こんどうたいちが出てきた。筋肉質で、野球部だ。
「この臭いだよ」
島咲くんが鼻をつまんでみせた。すると、近藤は
「ああ、この臭い、女子の方らしいぜ。騒いでた」
と、隣の女子トイレを指差した
「ども！」
軽くお礼を言い、女子トイレへ


「美濃さんたちー。入っていいか？」
「悠馬くんたち？うん、いいよ」
いつものような声に戻っていたかわいい美濃さんの声が返ってきたので、安心して入る。
「こっちが原因らしいけど…ってくさ！」
うむ、確かに原因はこっちだ…と男子全員が頷いた
「何か、カビと…その、小が混ざってたトコがあって…それが原因だって、さっき美濃ちゃんが突き止めたの」
浅原さんが簡潔に述べた。
「美濃さんすげーな。掃除のスペシャリストみたい」
島咲くんが関心していった。へー、こういう一面もあるんだな、コイツ

「あ、東野くんたち、わざわざゴメンね！」
奥から、西野さんがテコテコと両手を合わせながら出てきた
「あ、いや、俺なんて野次馬だし…」
「…そうね。西野さん、もう謝る必要、ないんじゃない？」
え？こんな奴、いたっけ…？と思い、声の主を探すと…
「ほ、保谷さん！」
「あ…あなただったの、東…野くん」
個室トイレで作業する保谷えりなさん。けっこうキツイ性格なのね…と思う。
「全く、これも一人ひとりが気をつけないからだよね！」
美濃さんがぶりっこであったら「ぷんぷん！」と言いそうなくらいあからさまに怒った。うん、かわいい…

　　　　　　　　　　　　　　　つづく