コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 世界も涙も帰宅部も<期末テスト篇・開幕—> ( No.99 )
日時: 2015/01/12 15:34
名前: 栗おこわ (ID: aGK9cZ.N)

第四十四部 期末部

「な、な、な…!」
期末テストだってことは、知っていた「はず」だった。「はず」…
その証拠に、「期末テスト範囲表」が机から見える位置にしっかり貼ってあり、さらに引き出しから「勉強計画」も発掘された。。。

手が震える。冷や汗が出る…
「ヤバイ…これはヤバイ…」
そう、俺は「中3」。つまり、このテストの成績も、バッチリ高校受験に関係してくる、と言うこと…
「あと4日…この短期間で赤点回避及び、高校受験の際、邪魔にならないような成績を…取るということか?」
答えはすぐに出た。「うん、無理だ」ということ……

「だーーーっ!だめだ!こんな事考えてる暇なんか、ねーんだったァ!」

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次の日。日曜日

「あのこったら、さてはまだ寝てるわねぇ?ったく、しかたない」
と、お母さんが嫌々階段を上る
そして、「悠馬」と書かれたテーンプレートのあるドアをバン!と開いた
「ゆーーーまっ!!日曜だからって、11時よ!いくらなんでも寝すぎ…ってあれ?」
「んあ?何、お母さん。今俺、起きてるよな?」
と、言いながらも手を動かすのを止めない悠馬
「え、ええ…。ど、どうしたの、悠馬。午前からそんなに熱心に勉強するなんて…」
「これ」
ビッと差し出したのは、期末テスト範囲表
「!そ、そういえば…そろそろじゃない……!」
と、お母さんも顔が真っ白になるほど動揺した
「だからね…。ゆ、悠馬。がんばって…」
「はい…」
と、お母さんはゆっくりと部屋を出た—

Re: 世界も涙も帰宅部も<期末テスト篇・開幕—(死)> ( No.100 )
日時: 2014/03/14 01:08
名前: 彼岸 (ID: gKP4noKB)

始めまして、彼岸と言います!
題名と内容に惹かれて、つい最後まで
ノンストップ読みしちゃいました!


あ、オリキャラ募集終わってなかったら、
使ってやって下さいww

応募用紙

名前<沢代 椿>

性別<男>


容姿

・髪の色、、髪型、長さ<髪色…焦げ茶色、髪型…少しふわふわ〉

・身長(大きいか小さいか位でオッケーです)<高めです>

・ふいんき<冷たい感じ>



性格<一見冷たそう。仲良い人には優しい。>


その他あったら<キャラ崩壊でも、何でもオールOKです!>


お願いします^

Re: 世界も涙も帰宅部も<期末テスト篇・開幕—(死)> ( No.101 )
日時: 2014/03/14 19:18
名前: 栗おこわ (ID: PtJSydhi)

彼岸さん

コメ、ありがとうございます♪

<題名と内容に惹かれて、つい最後まで、ノンストップ読みしちゃいました!

ノンストップ読み、ありがとうございます(*´∪`*)


あ、オリキャラは募集終わったんですけど、使わせていただきます!

沢代椿くんって、読みはどうですか?「さわしろ つばき」でいいんでしょうか?

ありがとうございました(人∀`●)

Re: 世界も涙も帰宅部も<期末テスト篇・開幕—(死)> ( No.102 )
日時: 2014/03/20 18:12
名前: 栗おこわ (ID: PtJSydhi)
参照: http://www.soulberry.co.jp/fs/soulberry/w2a0475/

第四十五部 電話部

プルルル、プルルルル…ガチャ

「はい、東野です…え?ああ、うん…分かりました」

「ゆーーまーー!電話ぁーー!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「…はい、もしもし悠馬です」
<あ、悠馬。今、いい?>
電話の相手はあさだった
「よくないけど」
俺が即答すると…
<あのさー、ちょっと教えてくれね?>
はい無っ視ー。いつも、こいつにはイラつかされる…
「…っ、なるべく手っ取り早くな」
<はいはい♪えっとな、今週期末テストじゃん?そこで、俺はとんでもない欠陥品を見つけてしまったんだ…>
「…」
<それは…>
早く言え…


<範囲ひ>
ブッ。プープー…

「…ふう」
論外だな。例えそうでなくとも俺が除外するわ
って言うか、切っちゃった。絶対またかかってくるよな…

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プルルル、プルルルル

「…」
きた…

プルルルル、プルルル…

「…」
嫌だ…

プルル…ガチャ

「はい…東野です」


<も、もしもし、悠馬くんですか!?>
「!?」
聴こえてきたのは、さっきのだみ声とは全く異なる、可愛げのある声。
驚いて、思わず受話器を落っことしてしまった
「わ、わ、わ!」
「悠馬、何してんの。受話器落とすんじゃないよ!」
「は、はひ…」

「もしもし…すみませんでした…」
<ゆ、悠馬くんですか?>
「そうです」
<今、へ、平気?>
「ダメですけどいいです」
このあさとの違い。ああ、俺はやっぱ男だよ…
<ダメなら、あとで電話しますが…>
「い、いいです!どうぞどうぞ!」
今までの声からすると、美濃さんは焦っている様子だ。一体、何の用だろう…?
<範囲表…無くしちゃったので、コピーさせて下さい…>
「……」
マジでか…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
でも、やっぱり俺は男だったよ。お母さん…
<ご、ごめんね?じゃあ、今から荘子神社に来てくれる?>
「荘子神社な?となりにコンビニのある、あれだよな?」
荘子神社は、俺の家から走って2分のところにある、小さな神社だ
<そう!私、走っていくね!>
そして、美濃さんの家の方向(家知らないからだいたい)からは、走って4,5分だ
「わ、分かった。俺も走るよ」
<ごめんね、悠馬くん、ごめんねっ!!>

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で、荘子神社

「あ、美濃さん」
「ごめんね、悠馬くん!」
と、私服姿の美濃さんが走ってきた。大事だからもう一回言う。私服姿の美濃さん、だ。(服はURLで♪)

「はい、これ」
と、俺が範囲表を渡すと、美濃さんはすぐ受け取って、コンビニに駆け込み、コピーをとって帰って来た
「はあはあ…はい、これ。ありがとう、悠馬くん」
と、息を切らしながら俺に範囲表を返した
「ど、どうも…」
「ねえ悠馬くん、悠馬くんはもうテスト勉してた?」
と、美濃さんが不安そうに俺を見つめる。うおおかわいいいい!
「いや…俺も、昨日気づいた」
「そうなの…。私、今さっき兄ちゃんに言われて…」
「まあ、お互いがんばりましょ」
「うん♪じゃあね、ありがとう!」
と、美濃さんは走り去って行った

「…うーん。あさにもコピー、渡すか…」
そうして俺は、コンビニに入った…

               つづく

Re: 世界も涙も帰宅部も ( No.103 )
日時: 2014/03/15 20:18
名前: 桃コ (ID: PtJSydhi)

期末テスト篇、開幕ですね♪

そして、今回の美濃ちゃんの服とか、細かくってよかったです!
美濃ちゃんかわいい〜〜。悠馬の気持ち超分かる…

期末テスト…私は、全部80点以上なんてありませんでしたよ…(哀)

悠馬たちは、がんばれ…!

Re: 世界も涙も帰宅部も<悠馬等、テス勉now…> ( No.104 )
日時: 2014/03/17 14:47
名前: 栗おこわ (ID: PtJSydhi)

桃コさん

コメ、いつもありがとうございます♪

<期末テスト…私は、全部80点以上なんてありませんでしたよ…(哀)

栗も同じようなもんでしたよ…il||li(つд-。)il||li

本編↓

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第四十六部 勉強だ!部

そして、あさにコピーを渡し、家。
「さてと…やんなきゃな」
さっき国語はやったから…。英語か
「英語ってむずいよなァ…」
って言うかさ。。
「どうして英語やらなきゃいけないんだ?」

「もう俺、日本から出ないから…免除してほしい……」
と、誰でもはまったことのあるであろう魔境に俺は飲み込まれ、20分を無駄にした…




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テスト前日の学校

「……」「……」「……」
なんか…
「みんな、静かだな…」
と、俺が呟くと、斜め前の月ヶ崎がこちらを向いて
「そりゃ、期末テスト前日だからなァ」
と、返してくれた
その横の美濃さんも、
「みんなピリピリしててちょっと怖いね…」
と言った
すると……

ピキーンと、男子らの目が光った
「大丈夫ですか美濃さん!」「俺が護りますよ!」「いつでも俺の胸に飛び込んできてください!」「俺の後ろに…!」
と、美濃さんの前に来た(月ヶ崎・あさは無論、その中に)。いや、おまいらのこと言ってんだよ…
「!?あ、ありがとう…?」
と、美濃さんは不思議そうに言った。
そうだった。この人、自分がこういう扱いされるの普通だと思ってない…。モテてるのを、知らないんだった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「美濃さん、テスト勉強どうですか?」
と、騒動も収まり、月ヶ崎が聞く
「んー?私はねぇ…ダメダメ」
言った後、ペロっと舌を出した(これが「てへぺろ」か?)
それは言うまでもなくかわいかったよ、うん
「そう言う月ヶ崎くんは、どうなの?」
「俺は…まずまず」
「俺等なんて、4日前にやっと気づいたもんな?」
「アハハ、そうそう。私なんて、兄ちゃんが居なかったらまだ気づいてなかったかも」
「いや、そりゃないでしょう〜」
ああ…幸せ……

「よ。幸せそーだな?俺も混ぜてー」
「…あ、あさ…」
ああ…幸せよ、さようなら……

「で?朝日はテス勉、やってるの?」
と、月ヶ崎があさに聞く
「ふ…やってるわけ、ねえだろう…」
「…」「…」「…」
「この。「この」俺がやってるとでも思ったかうつけ者め!」
「…」「…」「…」
「アッハハハハハハハハ…」
「…あの、さ。うるさいって言うか、見てて虚しいから止めて」

               つづく

Re: 世界も涙も帰宅部も<悠馬ら、テス勉now…> ( No.105 )
日時: 2014/03/18 21:43
名前: 栗おこわ (ID: PtJSydhi)

第四十七部 ホンバン部

そして…ついに、本番……の、朝…

「はああー…」
と、俺が朝ご飯のご飯・キューリのキューちゃん・インスタント味噌汁(何か、聞いたことある…)の前でため息をつくと、
「悠馬ァ、期末テスト、がんばれよ〜?」
と、兄貴…
「いや、兄ちゃんも…っていうか、受験、どうだったんだよ!」
そう、兄貴は中3で、まさに受験生なのである
「え?ばっちし、第一希望の芙蓉ふよう高校だぜィ!!」
「へえ…よかったじゃん」
芙蓉高校と言えば、ここらでは3番目くらいに頭のいい高校だ。つまり、兄貴は結構頭はいいほう、という事で……
「うおおおお…なんでこんなヘラヘラした奴に学力と言うものがああ…」
「ほらほら、朝から悶えてないで、そろそろ時間よー」
「うう…」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
登校中

バッグには、筆記用具に今日のテストの理・国・音美の教科書もろもろで、超軽い。すいすい〜♪だ
その道中
「あ。月ヶ崎」「あ」
月ヶ崎と会った。あさじゃなくって良かった…
「今日、どう?余裕か?」
月ヶ崎は、ちょっと考えて、
「まあ、平均点以上は取れる自信はある」
と、人差し指と親指を顎に当てたまま言った
「すっげー自信じゃん。俺なんて…」
「まあ、なるようになるよ」
「言うな…自慢にしか聞こえないよ…」


そして、ついに本番……

「よーい…はじめ!」
まずは、理科。俺の苦手教科ランキング2位のヤロウだ
「…」
もう、一問目から意味わかんねえ…

               つづく

Re: 世界も涙も帰宅部も<悠馬ら、テストなう!> ( No.106 )
日時: 2014/03/19 11:16
名前: 栗おこわ (ID: PtJSydhi)

第四十八部 跳んで×3部

いきなり話は跳んで、テスト最終日の、最期の教科、数学…
グラフに図形、計算…目がまわる。。。

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終了後、帰り道…
「東野、どうだった?」
と、月ヶ崎。あさは、下を向いて亡霊化しているが理由は察しが付くので話しかけないようにしよう
「家庭科・国語・保体はいけると思う」
俺が「ふ…」とかっこつけると、
「ふーん」
「…」
そうだった…こいつ、最近忘れかけてたけど、クールキャラだった…
で、クールにさけられた俺は、恥ずさとすべったことで、あさと共に亡霊と化した…

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家に帰ると、兄貴が出迎えた
「やーやー、悠馬くん。お疲れー」
…って…
「何でまた、家にいるんだよ」
「今日は普通に熱があってさ。37.6」
今回はずるはしていないようだったので、ひがまずに済んだ
「あ、今日は母さんが「今日のご飯は、悠馬の期末テスト、おつ「カレー」さまってことでカレーよ」って言ってた」
「お、おつカレーさまって…」
そう。お母さんは、ここらの奥様方は全員知っている、「おやじギャグ好き」なのだ。
まあ、ユーモアがあっていいお母さんだと思うけど、たまにウザくなる

「で、当の本人は?」
「え?今、洗濯してる」


昼時の家族との会話は、楽しく、弾むものなのだな…アハハ

                 つづく

Re: 世界も涙も帰宅部も【参照800ありがとう】 ( No.107 )
日時: 2014/03/19 20:22
名前: 栗おこわ (ID: PtJSydhi)

第四十九部 おつカレー部

「…では…」

「悠馬、期末テストおつカレーさまァ!」
「いえーい!」
と言って、二人が俺のカレーに副神漬けをかぽっと入れた
「ど、どーも…」
俺が苦笑いで福神漬けとカレーをぱくっと口に入れたのを見て、兄貴が
「結果が楽しみですなァ、お母様」
と、お母さんににんまにんましながら言った
「そおねえ。もし悪かったら…大変ねぇ」
と、これまたお母さんもにんまにんまして言った
「「…」」
じ〜〜…

「…あんま見ないで…」

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次の週の月曜日、学校

「よし、では、たいせつな話をこれからします!」
と、先生。たいせつな話て、なんだ?
「え〜、明後日、3年生が卒業式なのは、みんな知ってますね?」
「へ?何ですか、それ…」
と言うのは紅葉さん。この人は…毎回登場するたびにバカだな……
「もー、もっちゃん知らないの?」「3月の予定表にあるでしょー?」
「え、そうだったっけ。えへへへ…」

「うふふ…さあみんな、もういいかしら?で、卒業式にあなたたちの中からクラスで2人、代表で出るわよね?」
うんうん、と皆頷く。ちなみに代表は、浅原さんと高田だ
「で、今日は皆に、卒業式の準備をしてほしいと…」
「「「「「「はああああああああ!?」」」」」」
男子も女子もの大合唱だ
「か、飾りつけだけですから…」
「やっだあああああ」
「ほんの少し…」
「寒いーー」
と、まあ、みんな不満ブーブーだ。

「み、みんな」
「「「「!」」」」」
みんなが見た、その声の主は…
「み、美濃さん」
美濃さんだ
「めんどくさいけど、今までお世話になった感謝の気持ちだと思って…がんばりましょう?」
「「「「……」」」」


「そうッスね!」「え?」
「うんうん、そーだな」「え…先生のときは全然…」
「むしろやりてえ!」「あ…のう…」
「がんばろーぜえええ!」「「「「「おーーーーー!」」」」」
「あ…もういいや」

先生の今までの説得は、美濃さんの「鶴の一声」で意味のないものとなった瞬間であった…

                   つづく