私が最低な女って事は分かってる。「ごめん。僕が変な勘違いをしてたからだよね・・。ホント・・ごめん」謝らないで。謝るのは・・私の方。いや、謝っても許される訳がない。『君』を裏切ったんだ。「俺は・・お前の気持ちには応えられない。俺は、アイツの力になりたいんだ」わかった。私だって『その子』の為に、『貴方』を意識する事なんて認めたくなかった。「いいのよ、素直になっても。自分の心に嘘をついちゃ駄目」ごめんなさい。私は———・・・ どちらの想いにも、素直になりたくない。