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しかし、私はイケメンだろうか誰だろうか許さない。
思い切って言い返そう・・としたが。

「・・・・・・・」
「何だよ」

人見知りモードが発生したため、何も言えなかった。
あぁぁ、私の馬鹿———。
しかし、私の代わりに美弥乃ちゃんが怒ってくれた。

「ちょっと、楓君！初対面の子にそんな言い方は駄目でしょ！」

出来れば、否定をしてほしかったが・・・それは自分でするものだ。
楓・・っていうのかな。青年は、溜息をついて「はいはい」と返事した。

「あ、紹介するね。私の幼馴染の——」
「僕は知ってるよね、神無月沙空」
「あ、はい。勿論です」

隣の人とは違って、第一印象がとても良い人。沙空君は「よかった」と
微笑んでくれた。その笑顔に、少し胸が動いた。何故？

「で、こっちは———」
「・・・お前なんかに紹介してもな」
「・・・・・・」

美弥乃ちゃん、本当に幼馴染なんですか？こんな人近くにいたら、その
優しい性格が崩れますよ？