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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 緋色のムジュン恋愛帳 ( No.41 )
- 日時: 2014/03/09 10:34
- 名前: 杏月 (ID: zh8UTKy1)
「・・・ねぇ、凛羽ちゃん」
「何?」
まだ慣れていないが、どんどん作業は進んでいく・・。すると、美弥乃
ちゃんは私に話しかけてきた。
「凛羽ちゃんはさ・・」
「うん」
美弥乃ちゃんは、少し間を置いてから口を開いた。
「沙空君と楓君・・・。どっちがタイプなんですか?」
「ぶっ・・!!」
行き成り何を言い出すかと思えば・・・。昨日、望架姉にも同じような
事を言われた私。学校なら、安心と思ったのだが。
「・・・え、ていうか、何で?」
「え!? ほら・・。あの二人、人気が高いから・・」
何故か慌て始める美弥乃ちゃん。
そんな事言われても・・。私、こういう話は鈍いし・・、苦手だ。
「どっちがタイプ?」だなんて言われても、ハッキリとした返事が出来
ないのだ。
「・・・分からない。それに、あの二人の事、よく知らないし」
「そっか・・。そうだよね!」
すると、次は安心したのかホッ・・と、胸を撫で下ろす美弥乃ちゃん。
・・・さっきから、どうしたのか。
「・・・美弥乃ちゃん、もしかして好きなの?」
「えっ!?」
よく分からないが、そんな感じがする。この私ですら、今の美弥乃ちゃ
んの気持ちが見えるような・・気がする。
「・・・・まぁ、そうですね」
「え、どっち?」
私の予想は・・沙空君だと思う。優しいし、笑顔が綺麗だ・・。もう一
人とは比べものにならない。あれで、沙空君と同じ人気というのが、不
思議だ。
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