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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.94 )
- 日時: 2014/02/19 21:28
- 名前: いろはうた (ID: 6Bgu9cRk)
*「和火!?」
「騒ぐなよ。
…別に…なんでもない…」
そう言う彼の額には汗が光っている。
もう一度立ち上がろうとした和火だが、今度はバランスを崩してこちら側に倒れ掛かってきた。
「っひゃ!?」
彼の体を支えきれずに地面にしりもちをついてしまった。
制服越しに伝わる高い体熱と荒い呼吸。
「和火!?
和火ってば!!」
おそるおそる彼の額に触れると、指先から人間の平熱よりもかなり高い熱が伝わってきた。
彼は撫子の呼び掛けには応えず、目を閉じてただ荒い呼吸を繰り返している。
明らかに高熱を出している。
ずっと無理をしてきたのが、今、あふれだしてしまったに違いない。
何が原因だろう。
寝不足か、極度の疲労か。
撫子に制服をかけて、布団代わりに使わせ、自分はインナー一枚だったことか。
それか、霊力を持たない普通の人間が、霊力の気が濃い場所に突然行くと
こういう症状が現れるのかもしれない。
どれも違う気がするし、どれもが原因な気がする。
どうしてもっと早くに和火の体調が悪いことに気づけなかったのだろう。
唇を強くかみしめる。
「——————見つけた」
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