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Re: 似たもの同士は恋をする。~秘密と恋の行方~ ( No.2 )
日時: 2014/01/19 09:12
名前: ひかり (ID: g7gck1Ss)

第一章 2,「音のセカイ。」


手がかり2  真由は、音楽が嫌いらしい。


次の日の昼休みも真由は屋上へ向かう。
やはり、そこには秋翔がいた。
「秋翔っ!」
「おう、真由。」
「………何してんの?」
秋翔は何やら小型の機械を操作している。
機械に疎い真由はそれがなにか分からない。
「音楽聞いてんの。真由も聞く?」
秋翔が真由に片方のイヤフォンを差し出す。
「…………私は、………いい。」
真由は嫌がる、というより怖がっているといったほうが当てはまるような表情をしている。
「………そっか。」
「お昼、持ってきたの?」
唐突にも真由が聞く。
………というか、話題をそらした。
「いや、………」
「じゃあ、あげるっ」
秋翔の言葉を遮り、真由が秋翔にお弁当箱、……というか、タッパをつきだす。
「お前の分は?」
「二人分作った。」
得意気に真由が笑い、自分のお弁当を鞄から取り出す。
「………ありがとな。」
「うんっ。」

大きな秘密は、"音"に隠されているかもしれません。
今回の大ヒントで分かった方はいらっしゃるのでしょうか?
さあ、ここからが本番です。
秋翔と真由の恋の行方、そして。
真由の秘密の行方を見守ってあげてください。
では…………。