第三章 4,「右目のガンタイ。」次の日。秋翔は学校に来なかった。なんで。どうして。会いたいのに。放課後、真由は野島先生に秋翔の住所を聞きにいく予定だった。……………しかし。 ガラッっと、ドアが開くおとがした。昼休みの教室がざわついた。信じられなかった。そこには秋翔が立ってたから。「秋…………翔…!?」絶句、だった。秋翔の右目には、"眼帯"がつけてあったから。