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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 似たもの同士は恋をする。~秘密と恋の行方~ ( No.5 )
- 日時: 2014/01/20 22:33
- 名前: ひかり (ID: g7gck1Ss)
第一章 3,「裏のヒミツ」
手がかり3 この秘密は、星南陵高校を受験したことに関係があるらしい。
「………城崎さんっていつも一人だよね………。」
「あー、ちょっと話にくそうだし、超真面目!ってカンジ!」
朝休み。
1年2組の教室では、真由の話をしている女子生徒達がいた。
本人が居るにも関わらず。
「城崎さん、どこの中学だろー?」
「そーいや、知らない。あの子、LINEもやってないしー。」
当の本人は、自分の席で静かに読書をしている。
「ねぇ、城崎さん。どこの中学行ってたの?」
一人の子が、真由に駆け寄って聞く。
真由は少しびっくりした様子で本から目を離す。
「……………? 」
「だーかーらー!どこ中出身?」
やっと意味を理解したらしく、真由が答える。
「あ、………小片中学校……。」
「え!?マジ!?超進学校じゃん!」
「…………。」
真由はまた、本に目を戻す。
しかし、今の質問に答えてから、中学生時代を思い出した。
嫌なことでもあったのか、真由の顔が歪む。
苦痛に耐えるかのような表情。
手がかり4 この秘密のの裏には、もうひとつの秘密があるらしい。
だから。
真由はこんな嘘をついたんだ。
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