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Re: 似たもの同士は恋をする。~秘密と恋の行方~ ( No.6 )
日時: 2014/01/23 20:49
名前: ひかり (ID: g7gck1Ss)

第一章 4,「ガッコウ選び。」


今日も真由は、屋上へ続く階段を上る。
屋上の扉を開け、少し真由の顔が緩む。
「秋翔!」
「真由。」
「お弁当持ってきたっ!」
「いつもサンキューな。」
真由は鞄からお弁当を二つ取りだし、一つを秋翔に渡す。
(今日で停学期間、終わり……か。………ちょっと寂しいかも。)
秋翔と並んで、自分のお弁当を食べる真由。
「真由ってなんか………小動物みたい。」
ボソリ、と秋翔が言う。
「え?なぁに?」
「や、何もない。」
黙々と食べる二人。
「…………秋翔、明日から学校だね。」
「ああ。めんどくさい。」
「めんどくさいよね。学校って。」
「真由って何でうちの高校入ったの? 小片中なんだろ? うちの高校レベル低いし。」
一瞬真由の動きが止まる。
「…………………なんとなく。」
「へぇ」
「秋翔は?」
「うちは親が行け行けうるさいから。」
「………いいな。」
ボソリ、と真由が呟く。
「ん?なんか言ったか?」
「ううん、なんでも!」


このなかにも、もう既にヒントが隠されています。
もう、お分かりの方はいらっしゃるのではないでしょうか。