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Re: 飛鳥予知夢 ( No.29 )
日時: 2015/01/08 16:20
名前: 刹那 (元 memory) (ID: sp6Br4Ue)

「さぁ……!あなたの持っている勾玉を出して!ねえ!! どこにあるの……!?」
「教えてたまるかっ!この盗人女が!! 」
「じゃあ、あなたは勾玉を何に使うというの……!?私には使い道があるのよ!! 」
「母さんの形見だ!触れるんじゃねぇ」

手裏剣で琳を攻撃する冬生と、それをかわす琳。
小さな小屋の中で二人の強者が激しく行き交う。



ザク_______

不快になるような嫌な音が、響いた。
足から崩れ落ちたのは、琳。
冬生の手裏剣が琳の腰に刺さっている。

赤い液体が、じわじわとにじみ出る。
琳は痛みに耐えるように腰を押さえると、冬生をにらむ。
しかし、冬生は余裕の表情。不敵な笑みを浮かべる。

「さあ、勾玉はどこ?」

冬生が琳の胸ぐらをつかみ、壁に強く押し付ける。
すると、早速見つけたようだ。冬生の口に笑みがこぼれる。

琳の首にかかった紐。
冬生は見つけたその紐を無理矢理引きちぎろうと手に力を込めた。


冬生の腕がだらりと垂れ下がる。
琳は、胸ぐらを掴まれだらしない着物を整え、にやりと笑った。
自由な手を使い、得意の腕力で冬生の後頭部をなぐったのだ。
そのまま冬生は気を失い、床に倒れ込んだ。


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どうしようこの小説コメディ・ライトじゃない気がする