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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ☆中学生☆ ( No.24 )
- 日時: 2014/05/13 22:25
- 名前: ラビット (ID: VmcrDO2v)
ー続きー
「やっと終わった〜」
美優は言うとドンっ!と書類を先生の机におく。
「先生、こんな大量の何に使うんだよ」
「さぁ〜、そんな事よりはやく帰ろ!」
さっさとろう下に出た。その時
「おいっ!美優…」
カイトの声に振り向く。
「?何?」
「あっ…えっと…どうせ帰り道同じだから一緒に帰らね?」
ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー☆
暖かい風が吹き、空は夕日で赤く染まっている。
ピンクの桜も夕日でオレンジ色になっている。
「もう中2ってはえーなー」
「そうだね…」
「勉強も大変になるよなー」
「うん…」
「……」
「……」
普通に会話が出来ない!
なんでだろう?しかも何か胸がドキドキする。
ん?ドキドキって!やっぱり私変だ!!
1人で頭をぶんぶんとふってると、ふいにカイトが口を開いた。
「あの時は…ごめん…」
思わずカイトの方を振り向く。
「…?あの時って?」
「っっ!だから、今日のケンカで!!」
?あっ、もしかしてカイトとケンカして皆に見られてて大恥かいた事?
あの時の事を思い出すと、また恥ずかしくなる。
「だから…ごめん…」
「ちょ!どうしたの?急にあらたまっちゃって!」
美優はふざけて笑い飛ばそうとする。
「本当、カイトの言うとおり、同じクラスにならない方が良かったかもね〜カイトと一緒だとろくな事もな…」
「べ、べつに本当にお前と同じクラスになるのが嫌で言ったわけじゃないからな!!」
「えっ…」
思わぬカイトの言葉に足が止まった。
ザッーと強い風が吹いて、桜の花びらがヒラヒラと散っていく。
そ、それってどう言う事?
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