コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ☆中学生☆ ( No.35 )
- 日時: 2014/05/13 22:30
- 名前: ラビット (ID: VmcrDO2v)
*・**2話**・*
キーンコーンカーンコーン
いつもの朝日
いつもの風景
いつもの学校
そして、早川美優。始めて告白されました。
カイトが私の事を好き?
いやいやいやっ!絶対、ぜ〜ったいない!
思い出すだけで顔が赤くなる。
でもなんでカイトは私の事が好きなだろう。
「まだ終わってない人は次の授業までに出す事」
「ハーイ」
不満そうな声が響き渡る。
本当はさっきの授業で終わるはずの算数のプリントがまだ終わらない。
「うーー!この問題わかんない!!」
1人で苦戦していると1人の女の子が私にかけつけてきた。
「美優ちゃん大丈夫?」
心配そうに顔をのぞきこむ。そう、その子は私の大親友。野々瀬百合香!
「わからない問題、教えてあげよっか?」
百合香はそう言うと自分のえんぴつを持って美優の隣りに座った。
野々瀬百合香。
誰にでも優しくて、可愛くて、成績も優秀で、私の友達の中で一番たよりがいのある子で、私にとってお母さんのような存在だ。
「これがこうなって、こうなるとこうなるから…」
百合香の言う通りに書いて行くと、スラスラと問題がとけていく。
「ふーー!!終わった〜!」
プリントが終わると、言いながら大きくのびをする。
「ありがと〜百合香!助かったよ〜」
「どういたしまして」
そう言うと、ニッコリと笑った。
「あっ、でもごめんね、、毎回手伝ってもらって」
「全然。何に言ってんの?私たち友達でしょ?」
うお〜〜!!なんて良い子なんだ!神!?天使!?
そんな事を思っていると緊張気味の声が聞こえてきた。
「あの…さ…聞きたい事あるんだけど…」
顔を赤くしながら恥ずかしそうに言う。
「カイトくんって、好きな人…いるのかな?」
「!!!っ」
一瞬、心臓がひっくり返った。
頭が混乱する。
カ、カイトの好きな人おぉ〜〜!?
ドックン ドックン
また心臓が飛び跳ねるかのように高鳴る。
顔を真っ赤にする百合香。
もしかして、百合香…カイトの事…