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Re: ☆中学生☆ *・** 〜恋物語〜**・*【参照100です!】 ( No.51 )
日時: 2014/05/14 07:45
名前: ラビット (ID: VmcrDO2v)

ー続きー


ダンダンダン!

バシュッっ!!

ピーーーーっ!!

「スリーポイント!」

先生が指を指しながら言う。

「すごーいっ!美優ちゃん!!」

「早川すげー!!」

みんな大興奮。

1時間目から体育のバスケ!

運動はわりと得意でクラスの中では1番かもしれない

ピーーーーっ!

また試合が始まる笛が鳴り響く。

ふと横を振り返った時、皆の中からカイトの顔が見えた。

その顔をみたとたん、昨日の事を思い出し思わずカアァァっ!となったその時!

「美優ちゃん、後ろっ!!」

「えっ!?」

誰かの声にはっとし後ろを振り返った。

ドンッ!!

思いっきりボールが頭にぶつかる。

頭がクラクラする。

美優はその場にしゃがみこんだ。

「美優ちゃん大丈夫!?」

皆が美優にかけよる。

先生もすぐ美優の方に走り出した。

頭がガンガン割れるように痛くて、目の前がクラクラしてゆがんでいるように見える。

「誰か保険係、保健室につれていって」

先生がそう言ったその時。

「先生、俺がつれていきます」

そう言った奴は…カイト!!

「ほら、手かせよ」

美優に手を差し出す。

カアァァっ!

パシッ!!

「あっ…」

なんだか恥ずかしくなって思わす手をはらってしまった。

なにやってんの!?私!!

そう思った時、1人の女の子がしゃべり出した。

「変なのーーせっかくカイトくんがつれてってくれるって言ってるのに手をはらうなんて信じられなーい」

クルックルのツインテールに肌白くて美人顏。そう、その女の子は同じクラスの花崎瑠璃!

「早川さんってドジなところあるよねー」

瑠璃が冷やかな目でクスッと笑った。

すると、今まで黙っていたカイトが口を開く。

「別にお前には関係ないだろ」

「なっ!!」

カイトの言葉に瑠璃の顔が引きつる。

「行くぞ」

「う、うん…」

また心臓がドキドキした。

なぜかカイトの背中が少し大人のように見える。


ーー私カイトの事が好きだーー