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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 俺の恋敵は憎たらしい式神だった 【参照900感謝】 ( No.66 )
- 日時: 2015/02/27 16:59
- 名前: 美奈 (ID: 0dFK.yJT)
第33話
・・・・・
「おい、京汰」
「んー?」
俺は気づいてなかった。
学年平均超えは、俺の人生最大の成功だった。
そしてこの失態は、俺の人生最大の失敗だった。
「あぁぁ!!悠馬助けて!なんで俺あんなことしちゃったんだろ!!」
…あ、ちなみに言っておくと、ここは家なので、直接話しても差し支えはない。
俺をひたと見据えた悠馬は、ただ魂の抜けたような顔をしているだけだった。
…ん?式神の顔が、魂抜けてる?
式神に魂…あんのかな…あったらすげぇ……………まぁいいや。
そんなことはさて置き、とにかく俺は、学校という公共の場において、悠馬とは意思のみで話すという自分で決めたルールを、学年平均を超えたという、自分史上最大の革命的事実にあたふたして、つい家にいる時と同じようにしゃべってしまったのだ。
おかげで、周りの生徒からめちゃくちゃ変人扱いな目で見られる羽目になってしまった…。
そして、俺にそのような目を向けた生徒の中には………
俺が今回彼女のために頑張ったと言っても過言ではない、あの、あの篠塚華音様がいらっしゃったのだった………。
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