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Re: 俺の恋敵は憎たらしい式神だった 【参照900感謝】 ( No.67 )
日時: 2015/03/02 21:15
名前: 美奈 (ID: 9i/i21IK)

第34話
「あぁぁ!!悠馬助けて!なんで俺あんなことしちゃったんだろ!!」

俺は家に帰るなり、大声をあげて式神に泣きついた、いや、こういう言い方は俺のプライドに傷がついてしまうからやめよう、式神に相談したのだ。

『あんなに気をつけようねって話したのに!もう知らないよ!華音ちゃんだってめっちゃ怖い顔してたよ!誰のために京汰は今回頑張ったんだよ!自業自得だよそんなの!』

「華音ちゃん、やっぱり俺のこと嫌いになっちゃったかな…」

真剣に悩む俺に、悠馬は容赦無くぴしゃりと言い放つ。

『…それ、なんか前は好きだった、みたいに聞こえるけど』

「…じゃ、華音ちゃん、もう金輪際俺のこと、アウトオブ眼中かな…」

アウトオブ眼中…我ながら、すごい時代の言葉を使ってしまったなと感じた。
パニクった時に、親の口癖が感染するのは、藤井家の特筆すべき点である。

悠馬ははぁーーーーーっ、と盛大なため息をついた。

『アウトオブ眼中どころか、デスノート記載確定だと思うよ』

頭を、ハンマーで、ぐぁーーーーーーん、と殴られた、そんな感じがした。

「で、ですのーと………」