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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: オカルト研究部には天使がいるっ!(合作)イラスト有り ( No.19 )
- 日時: 2014/04/15 20:40
- 名前: 夕陽 (ID: aUfirgH8)
4話 調査開始!(綾乃目線)
「じゃあ、部活をはじめようか」
その言葉で部活は始まった。
「今日の活動は、封鎖された道を考える……だったよな?」
アタシは部長に確認を取る。
「そうだな。もう一年生も入ってくれたしはじめるか」
そういえば結局一年生は二人しか入らなかった。残念だが去年もそれくらいなので気にする事はないだろう。……卒業後が心配だが。
五人いれば同好会にはなるからいいだろう。
「そういえば、どうやって調べるの〜?」
紗奈が首をかしげる。
それは、部長なら考えているだろう。だって、部長だし。
皆同じ事を考えたみたいで部長の方に視線を向ける。
「一応いくつか考えがある」
部長はそこで一つ深呼吸する。
考えをまとめるように目を閉じてしばらく黙っている。アタシたちも黙っている。
数秒後、目を開けると部長は言った。
「あそこに行こう」
あそこ? どこだろうか?
「そっか、あそこか」
奈美は納得したように頷いている。
「え? 奈美はどこか知ってるの〜?」
アタシも疑問だ。奈美は部長と家が近かったならありえるかもしれないけど、そこまで近くないはずだ。
「知らないけど?」
「知らないならなんで頷いたの〜?」
「うーん、なんとなく」
なんとなくでいったのか……。まあ、奈美は子供っぽい所あるからな。
「……とにかく、行こう」
堂本が椅子から立ち上がる。
皆もそれに習って立ち上がる。
「じゃあ、僕の後についてきて」
部長はそういってドアの向こうに姿を消した。
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