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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: オカルト研究部には天使がいるっ!合作 参照2万感謝! ( No.71 )
- 日時: 2015/01/24 21:56
- 名前: 夕陽 (ID: ufTDDnyM)
21話 天界のカケラ
「天界のカケラ……って何〜?」
次の日、翔太と綾乃の報告を聞いて紗奈は首をかしげる。
「さあ、俺たちもわからない」
「そこは天使が知っているらしいわ」
「じゃあ僕が説明するのだ!」
天使が言うには、
・天界のカケラとは天界に伝わるカケラである。
・それは人間界にあるものとされる。
・全部で5種類あり、全て集めると願いを一つかなえることが出来る。
ということらしい。
「でもどこにあるか分からないと見つけられないよ!」
奈美は困ったように告げる。
「大丈夫。ある場所はもう分かっている」
悪魔はどこからか地図を取り出す。
「それは、全部この学園の周辺にある。一つ目はここ」
悪魔は地図から海を指差して言う。
「どこかに埋まっているらしい。そしてもう一つはこの山」
海とは逆方向にある山を指差す。
「そして三つ目はここなのだ!」
天使が川を指差していった。
「で、四つ目はこっちの地図。ここだな」
川と反対の位置にあるであろう丘。
「最後の一つは——」
悪魔は一度区切って衝撃の事実を口にした。
「紅葉学園のどこかだ」
一瞬時が止まったと錯覚するくらい静かな間があり、
『え? マジで?(本当ですか?)』
皆は一斉に叫んだ。
「本当なのだ! ただ紅葉学園のどこかは分かっていないのだ」
「あとの四つはどこか分かっているけどな」
「じゃあとりあえず他の四つから探すか」
「確かにそのほうが効率がいいですよね」
「賛成! じゃあ明日から探すか。善は急げって言うし」
「それがいいね。では明日ここに集まったら海に行こう」
翔太の言葉でオカルト研究部は解散した。
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