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「忽那、ほれ。」
帰ってきた青の手には小さな袋があった。忽那の薬らしい。
忽那はありがとうと一言伝え、袋を受け取った。
「……で。」
座った私たちの前に、青が黒い笑顔で立つ。
……嫌な予感しかしない。
「どうして君たちはあんなところにいたのか、きっちり説明していただこうかな？」
あぁ、当たってしまった……。
「え、えーと……？な、何でだっけ？忽那君っ？！」
「俺にふるなよな？！」
「あ、あいたたたー。お腹痛くて話せないなぁー？忽那君、話してくれるー？」
「見苦しいにもほどがあるぞその演技！」
スピーディに繰り広げられる会話。
そんな会話を、青が見逃すはずもなく。
「話してもらおうか。」
「あれ、なんだがすごく話したい気分になってきた。」
「奇遇だね忽那。私もだよ。」

結局、私たちは青と男性に全てを話した。