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Re: 〜未来へ幸せを〜どうかこの夢を終わらせないで ( No.48 )
日時: 2014/04/27 18:46
名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)

前から思っていた。
出会って、最初の言葉を聞いたときから、思っていた。
彼の声は透き通るような、美しさを持っている。
それはまるで流れる水のようで。
それはまるで小鳥のさえずりのようで。
けれどどれにも形容し難いもの。

「千咲は、変わっちゃった…!」
変化に恐怖する姿は、見覚えがあった。昔、私も母さんが死んだらと、不安に押しつぶされそうになっていたからだ。
小さかろうが、大きかろうが、それは変化。
私は青やおばあちゃんがいた。
しかし、彼はどうだろう。優葉には、頼れる人がいたのだろうか。
空狐?
友人?
仲間?
いたはずなんだ。こんなにも優しい彼は、きっと多くの友人に愛されていたはずなんだ。
でも、なんでかな。その中で、私は一番でありたい。君の、一番でありたい。君を、守りたい。
「私は変わらない。」
未来から来たって、
妖だって、
私は君に………
「だから、もっと話して?」
恋をしたみたいだ。
「…!だ、大丈夫!俺は平気、だから…。話の続き、するよ。」
優葉はヘラッと笑う。無理した笑顔。私は頷く。
「千咲の話しは置いておくとして。俺が茜を避けていた理由を話そうか。」
正直、一番気になるところだ。何故彼は急に私を避け始めたのだろう。興味本位かもしれない。それでも、理由を聞いておきたかった。
「実はね、