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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 〜未来へ幸せを〜どうかこの夢を終わらせないで参照300突破! ( No.69 )
- 日時: 2014/05/06 10:42
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
月をこんなにきれいだと思うことは、あまりないことだと思う。
何せ、全てが発達した時代だ。月よりも、人工的な光のほうがまぶしく、嫌でもそちらに目がいく。
満点の星空。雲ひとつ無い青空とかもあるが、雲ひとつ無い星空だって、負けていない。
黒くて暗い空に、輝く光。
ブラックホールだとか言ったが、こちらの方が彼には合っているのかもしれない。
「茜、気をつけて…。」
「うん…!」
ガサガサという音が、耳にすんなりとはいる。雑音ととるか、音楽ととるか。紙一重な音だ。
やがて、開けたところに出た。風が気持ち良い。
しかし、桜らしき姿はない。
二百年桜というくらいだ。どでかいものを想像していたが、実のところ、その姿を写真で見ることはなかった。本にあったのは、絵ばかりで、写真はない。
「まさか、枯れてないよね…?」
いや、枯れているとしても姿はきっと…
「あれ、二人とも、どうしたんだ?」
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