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そういえば、あのコスモスはどうなったんだろう。他の草木とともに潰されてしまったのだろうか。
まぁ、そう考えるのが妥当だ。あんな大木が勢い良く倒れて潰されないなんて一体どんな花だよ。

じゃあ、願いは叶わないんだよね。

クスクスと、私の心が笑った。嘲笑気味な笑いは、ス…と心に溶けていく。
しかし、何故こんなぶっとい大木が急に倒れたのだろう。
確かにあの風は強かったが、大木はそう簡単に倒れるはずないくらいしっかりしている。よほどのことがないと倒れるなんてないはずだ。
まるで、私たちの願いを必然的に消したように…


お願いなんて、いらない！！！！


「あ…。」