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Re: 【歴史系】陰陽師兼忍者【オリキャラ募集】 ( No.33 )
日時: 2014/09/17 21:38
名前: 捨駒 (ID: NlHa02Hm)





「うぃー!帰ったぜェ〜!?」

以下より死殺sideでお送りします…

って、そんな説明はいいんだが…ここ、本当にヤクザの本部か?本部って、何かって?…この世の中には何個か番人がいるんだが…

その中心が賀喜組本家。他にも黒井、檸檬、飯塚。有名なのが神崎だ。その人達は鍵を一個一個預かっており、必要に応じて門をあける。全世界の扉の鍵を持つのがこのスケベオヤジ…賀喜安芸彦である。

「…アンタ…今までどこいっとった…」
「げっ!氷柱ァ…許して…」
「んな、許せるかァァァ!!神李が、待っとんねな!」

所々はねている髪の毛を引っ張られ少し涙目になっている自分の父に追い討ちをかける様に、その子供は死んだ目を見開き言った。

「スケベオヤジ。またどこぞの姉ちゃんに手ェ出してたんか。…あ、これは内緒やったっけ。」
「ああん!?テメー、こんな可愛い嫁おいて、どこぞの尻軽女でもアンアン泣かせにいっとたっんかァァ!!??」
「誤解やてェ!!ちょっ!やめて!そこだけは!」

愉快そうに笑ってまた奥の部屋に帰っていく子供…神李とか言ったかな?確かに、神李って名前だけあるな。肌の白さは父親譲りか…可哀想に。
髪の毛の色は氷柱さん譲り。絹のようにとても綺麗だ。

でも、性格悪そう…

「チィッ!今度遅かったら許さんからな。…んで、アンタ誰や?」

やばっ!自己紹介しなきゃな…
多分怪しい…いや、妖しい奴だと思われてるだろうに!

「初めまして!俺は死殺と申しまして…」
「…あそ。女とちゃうだけまだマシやな!白玉ちゃんとは会ってきたか?明日、蕎麦食いに行かせたろ!約束やぞ!」

なんだ…いい人そうじゃ無いか…

血を流して倒れている賀喜を踏んづけているという現実さえ抜けばとてもいい人だな。うん。

そのあと、俺は許可を貰ってあの小さい子の所へと行った。
部屋には書物を読んでいる神李君が。随分と難しそうな内容だが…

「何してんだ?」
「関係無い。自分、オヤジに連れてこられた奴やろ。…気ィつけろよ。烏天狗。俺んところの烏は変なんがおるからな。」
「心配してくれるんだな。ありがとう。」
「……俺にそんな感情が沸いたとでも。笑わせないでください。」

やっぱり子供は嫌いだ。本当、全員死ねばいいのに。

このマセガキが。
一生かまってやんねーかんな。