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Re: 短・中編集(参照1900突破感謝!) ( No.110 )
日時: 2016/04/17 16:51
名前: 夕陽 (ID: IhITrV6o)

Be exposed to danger(危険にさらされる)

「危ない!」

 私はその言葉に反応して避ける。

「ありがとう」

 ほっとするが、また新しい鉄砲玉が皮膚ぎりぎりを通った。

「とりあえずどこか見えにくいところに隠れよう」

 小声の彼女の言葉に私は頷いた。

 なぜこんなことになったのだろう。
 私は30分ほど前の原因となったことを思い出した。

     *     *     *
「え? 本当にここ入っていいの?」

 私は驚いて彼女に尋ねた。

「うん、大丈夫だって! ここ誰も住んでいないのは約1ヶ月の調査で確認済みなんだからさ」

 胸を張って彼女が答える。
 彼女と一緒に山に近い誰も住んでいないような古い家。
 大体教室2個分位の広さなので結構広い。
 彼女はその家に好奇心を押さえきれなくなったらしい。
 ただ、一人では怖いらしく私を巻き込んできた。
 しかし私もこういうのは好きなためつい頷いてしまった。
 このとき止めておけばよかったのに。

 ゆっくり扉を開ける。
 意外とさび付いていなかったのでスムーズに開けられた。
 そして室内を回る。
 中は綺麗で、人が住んでいないとは信じられないくらい。
 その時だった。
 玄関が開いた音がしたのは。
 入ってきたのは絶対闇の仕事してますよね? といいたくなるくらいの柄が悪い男達。
 隠れる暇もなく私達は見つかってしまった。

「誰だ、お前ら」
「逃げるよっ」

 問いかけられると同時に私達は近くの窓から飛び降りる。
 1階であったことと外が土だったので傷ができることはなかった。
 私達は急いで木の間を走った。

     *     *     *

 しかし、小学生が大人の男を撒ける程速くは走れない。
 すぐに追いつかれてしまった。
 そこで鉄砲という武器を使い始めたのである。
 絶対私達を生きて帰さないつもりだ……。

 ただ、一つよかったことは相手は銃に慣れていない。
 しかも慌ててきただろうから銃弾もそんなに持ってないだろう。

 丁度よく見えにくい穴があったので私達はそこに潜り込んだ。
 結構深い穴なのでどこかに繋がっているのだろうか?
 しかし、途中で行き止まりになってしまった。
 私達はそこで息を潜める。
 しばらくそうしていると私達は寝てしまった。

     *     *     *

「っていう夢を見たんだけど」
「それはリアリティのある夢だね」

 私達は今、山の近くにある古びた家に来ていた。
 広さは教室2個分ほど。

「ただ、一つ違うのは——」

 彼女が全くさび付いてない扉を開ける。

「ここには住人がいるってことかな」

 彼女が扉を開けると色んな動物が集まっていた。
 ここは、動物がなぜだか集まってくる不思議な家だったのだ。

     *     *     *
あとがき
更新遅れてすみません……。

今回はexpose、さらされるという意味です。

始めは夢落ちではなかったのですが、バッドエンドになりそうだったので夢落ちに落ち着きました。

次回はどの英単語にしよう……?