コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 短・中編集(参照2000突破感謝!) ( No.112 )
日時: 2016/06/06 22:30
名前: 夕陽 (ID: 6BUDRFrq)

A game manufacturing company(ゲームを製造する会社)

「すごい! すごいね!」

 私の隣にいるゲームが大好きなコノミが歓声を上げた。
 今は社会科見学でとあるゲーム会社にきている。
 確かに玄関にあったいろいろなキャラの絵には見とれてしまったけど。

「もう少し静かにした方がいいよ……」

 ただ、あまりにうるさすぎた。
 私は小声でコノミに注意する。

「あ、ごめん! つい……」

 コノミは私の注意に元々小さい体を更に小さくする。
 まあ、分かってくれればいいけど……。
 こっちも申し訳なくなりなんとなく無言の時間が続く。

「左手に見えますのはゲームの会議室です。ここで色々なゲームの開発を話し合います」

 そこには会議室とプレートに書かれた部屋。

「今は使ってませんが、週に2,3回使ってますよ」

 その説明を私はメモに書き留める。
 やっぱり話し合いは重要だよな。

「あの有名なRPGもちょっとマニアックな音ゲームも全てここから生まれたんだね!」

 隣からかなり興奮した声が聞こえてくる。
 全く言ってるそばから……。
 軽く睨むと伝わったようでコノミが口をつぐんだ。

「ごめん!」

 まあ悪気がないのは知っているけどその分余計性質が悪い。

「で、これが——」
「まさか、これがテストプレイするところ!?」
「コノミ!」

 こんなやりとりが社会科見学終了まで続いた。

     *     *     *
あとがき
英単語シリーズ第三弾です。
いつまで続くかわかりませんがしばらくお付き合いください。