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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 神の憩い ( No.6 )
- 日時: 2014/05/05 20:10
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
「もー!翔太くんカッコ良すぎだったよ」
「うんうん、さっきの100センチだった?」
「違う!120!」
「先生がダメっていうんだから。もっと130とかやらせてくれればよかったのにねー」
女子らが、俺を囲って、さっきの走り高跳びで盛り上がっていた。
(こういうの面倒)
俺は、そう言う女子の群れから出、いつも一緒に帰っている友達の輪に入り込んだ。
「今日、そこの公園で遊ぼうぜ」
どうやら遊ぶ約束をしているらしかった。
「いいね!たぶん今日なら行ける」
と賛成するヤツも何人かいる。
「今日何曜日だっけ」
と習い事を確かめるヤツもいた。
「金曜!」
「行く行く」
(良いな。)
火曜日・水曜日・金曜日=塾確定。
休みなし。
もし祝日とかどうしてもな塾の休みがあった場合、兄ちゃんの緊急家庭教師があると思う。
俺は、さっき言った通り
はっきりいって 成績が悪い。
悪すぎる。
塾に通わされているのだ。
俺 自体は全く気にしてないけど、親が気にしてるから。
「翔太も行くだろ?」
俺は、言われて、ため息をついた。
「ごめん。ムリ。今日塾」
「マジで—…。翔太居ないのかあー…」
そう言ったくせに、そいつも楽しそうに公園の話に乱入してった。
それでとりあえず解散。
一部はまた公園で会えることになってるけど。
「——はー・・・塾 面倒」
俺がそうつぶやくと、帰宅組のヒカルは言った。
「そうかなあ。皆が遊んでる裏で、勉強してるってことだよ。頭良くなるんだよ」
ヒカルは天然だ
コイツは天才だからそんなこと言えるんだ。と僕は裏で思った。
「———ほんと。もう。」
俺の成績は上がらないのに。
(まあ、真面目に塾へ行ってない俺も悪いかな?)
とほんの少し思った。
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