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Re: 俺の学費=彼女達の家庭教師代(勉強ネタ多め) ( No.48 )
日時: 2014/11/25 21:32
名前: 夕陽 (ID: jP/CIWxs)

1周年記念パロディ〜桃太郎〜

配役
桃太郎……加藤光
雉……安藤メアリ
犬……森緑
猿……真田真里
鬼……木下勇人
おばあさん……夏野向日葵


 ある所におばあさんが住んでいました。
 ある時、おばあさんが川で洗濯をしていると桃が流れてきました。

「わあ! おいしそうな桃! もらっちゃおうっと!」

 おばあさんはおばあさんとは思えないスピードで桃を取り、家に持ち帰りました。

 家で食べようと桃を切ったとき

「おいっ。あぶねーじゃないか! 人がいるのに包丁で切るなんて!」

 そう言って人がでてきました。

「あれ? 誰?」

 おばあさんが不思議そうに訊ねると

「桃から生まれた人間だよ! っていうかスルーするな!」
「そうか。じゃあ名前は桃太郎で」
「だからスルーするな!」

 そんなこんなで桃太郎は大きくなりました。

 ある日、鬼が桃太郎の町を襲いました。
 そこで桃太郎は鬼を退治しに行くことを決意しました。

「ばあちゃん、きび団子作って」
「誰がおばあちゃんなの!? ……しょうがないなあ」

 なんだかんだいいつつもきび団子を作ってくれるおばあさん。
 そして数分後、たくさんのきび団子を持って島に向かう桃太郎の姿が近所の方に目撃されてます。

「なんか言い方がおかしい!」

 はて? 何のことでしょう。
 とにかく桃太郎は歩きました。

「勝手に話し進めるな!」

 そして桃太郎は雉にあいました。

「……私を仲間にして」

 雉は開口一番そう言いました。

「まあいいけど。っていうかきび団子いらないのか?」
「……きび団子5個で1時間」
「時給かよ!」
「嫌なら行かない」
「はいはい、分かったよ……」

 雉が仲間になった!
 てってれーん。
 桃太郎チームの戦力が理科+200、数学+200、英語+300になった。

「ゲーム風!?」

 驚いている桃太郎を気にせず進む雉。
 そして犬にあいました。

「きび団子くれたら仲間になってあげるよ〜」
「はいはい」
「最低でも10個は欲しいな〜」
「はいはい!」

 若干切れ気味に10個渡す桃太郎。

 犬が仲間になった!
 てってれーん。
 桃太郎チームの戦力が社会+300、国語+200になった。

 まだまだ旅は続きます。
 そして猿にあいました。

「きび団子と金銀財宝を半分くれたら手伝ってやろう」
「めっちゃ上から目線ですね! そして雉にもあげなきゃいけないんですけど!」
「じゃあ30個で許してあげよう」
「はいはい。あと5個しか残ってないよ……」
「……じゃあ1時間」

 猿が仲間になった!
 てってれーん。
 桃太郎チームの戦力が国語-500、数学-500、理科-500、社会-500、英語-500になった。

「明らかに戦力下がってる!?」
「よし、じゃあ戦に行こう」

 こうして元気いっぱいの猿に引きづられるように桃太郎は鬼が島に行きました。

     *     *     *

「お前が俺の敵か。よし、じゃあ勝負だ!」

 鬼がそう言っていきなり問題を出しました。

「√20は何ルート何?」
「……2√5」
「せ、正解だ。次! この字はなんて読む?」

 そう言って鬼は持っていた紙を開く。

『躊躇』

「ちゅうちょ、です〜」
「最後だ! 光の入射角とあるものは等しい。あるものとはなんだ?」
「出射角だろ……」
「反射角」
「しょうがない! これはお前らに返そう」

 こうして桃太郎は鬼に勝ちました。

     *     *     *

「桃太郎、ありがと!」

 おばあさんはそう言って桃太郎に豪華な食事を出しました。

「これくらいなら大丈夫だよ」
「それでね、依頼が来ているんだけど……」
「何の依頼?」
「鬼がね、桃太郎の弟子になりたいんだって」
「!?」

めでたしめでたし(?)

     *     *     *
あとがき
他の物語でもやってますが俺の学費では桃太郎のパロディです!
原作無視してすみません……。